さて今回は、リュベロン地方でも、リュベロン山脈の南側で見つけたオリーブオイル直販店を紹介します。
プロヴァンスでは、ニヨン(Nyons)やレ・ボー・ド・プロヴァンス(les baux-de-provence)がAOP(原産地保護呼称)に指定され有名ですが、今回のお店、Bastide du Lavel のオリーブオイルも AOP Huile d'Olive de Provence という2020年に承認された原産地保護呼称を持っています。
お店までの道のり
プロヴァンスの中心地アヴィニョン(Avignon)から約70Km、リュベロン山脈の南側、ルールマラン、キュキュロン、アンスウィなどの村々に囲まれたエリアのカドネ村(Cadenet)の郊外に Bastide du Lavel はあります。
車以外でのアクセスが不明なのですが(バスで行けるかもしれない)、オリーブ畑に囲まれた農園の中にある直営店なので、仕方ないかと思います。
店内の様子
お店の敷地は広く、生産施設とお店がセットになった母屋と広いお庭がありました。
それにしても天気が良かった!
店内は広く、オリーブオイル以外にもワインやはちみつなど、様々なお土産品も売られていました。
一番手前がショップ、次がグループなどでも試飲ができる広めの会場、さらにその奥がオリーブオイル搾油所となっていました。
内部は自由に行き来ができます。
購入品まとめ
さて、購入前には説明を聞きながら計6-7種類のオリーブオイルを試飲させていただきました。
この中から我が家では、3種類を選択することにしました(合計で6-7ℓぐらい)。
自宅で利用を始めてからレビューが書ければよかったのですが、いまだ開封に至っておらず、公式サイトの情報をベースにしたお知らせとなります。
Huile D'olive TRADITION
伝統的な製法を近代的な方法で再現したシリーズ。元々は収穫後のオリーブを屋根裏などに置いて少し熟成発酵を進めてから搾油していたのを、収穫後の熟成を光と酸素を絶った状態で温度コントールしながら行うという現代的な方法で再現。ブラックオリーブやタプナードの力強い香りを持つ伝統的な味わいに仕上げられています。
Huile D'olive CREATION
収穫シーズンの早い段階で収穫された数種類の品種のブレンドオイル。自社製もしくは地元生産者のオリーブのみで作られています。グリーンオリーブとドライフルーツのアロマが感じられるエキストラ・バージンオリーブオイルです。
Huile D'olive SUBTILE
ピショリーヌ種のみで作られた遅摘み熟成オイル。ドライフルーツや熟した果実の香りをまとったエクストラ・バージンオリーブオイルです。
まとめ
今年2022年は2021年度の不作のあおりもあり、予定していた2軒のオリーブオイル生産者のもとでほぼ全く購入することができず、現地で探したこの生産者にたどり着きました。
あとからよく調べてみると、三ツ星レストランで使用されていたり、日本でも販売されていたりと、思いのほか有名な作り手だったようです。
その割には、値段の方は、安くはないけど許容範囲だったことと、試飲の結果が良かったことで、今年のメインのオリーブオイルとして購入しました。
また、ドイツへは購入価格合計が120ユーロを超えると無料で配送してもらえるというサービスがあったことも助かりました(毎年、帰りはワインとオリーブオイルで車がかなり沈み込むので)。
フランス内は90ユーロ以上で無料、ベネルクス3国はドイツ同様に120ユーロ以上で送料が無料になります(ネット購入でも同じです)。
残念ながら他国に関しての記載はありませんでした。
実費かと思いますが、欧州内であれば、それほど送料も高くないので、興味ある方は、是非お試しください。
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