イースター中の南仏はいよいよ観光シーズンの開幕!でも宿代は比較的リーズナブル。
今回はイースター中に宿泊した南仏プロヴァンスの宿、Le Mas des Bardesを紹介します。
住所上はPernes-les-Fontaines(ペルヌ・レ・フォンテーヌ)となっていますが、実際はペルヌとSaint-Saturnin-lès-Avignon(サン・サトゥルナン・レザヴィニョン)の中間に位置し、両町をつなぐ街道より農道に入った先にあるのキッチン付きのアパートメント・タイプの部屋が3室ある落ち着いたお宿です。部屋の向きに応じてAlpilles(アルピーユ)、Luberon(リュベロン)、Ventoux(ヴァントゥー)と眺められる地域の名前がルーム名に使用されています。
私たちが今回宿泊した部屋はVentouxでワンルームにキッチン、シャワー、トイレ、テラス付きの部屋です。テラスは西向きでプロヴァンスの春の日差しを午後の8時近くまで味わうことができました。
お部屋の紹介
まずは車を専用の駐車場に止め、テラスより部屋へ。
テラスには左手にガーデン用のソファーセット、右手に2人用のテーブルセットがあります。十分な広さのテラスには屋根がついていて、半分室内状態。これなら夏の信じられないほど強い日差しも十分しのげて快適なヴァカンスが過ごせそうな雰囲気です。
部屋に入るとまずはダブルベット。大きさやマットの硬さも十分なので滞在中、ゆっくり眠れました。
また部屋の入り口付近から奥のキッチンを眺めるとこんな感じです。
室内にも食事用のテーブルセットがあるので肌寒い場合は室内でも食事ができます。また左手の上部にエアコンがついています。これは真夏にはかなり助かると思います。とにかく畑の真ん中に立ってるお宿なので、温かくなると蚊やハエ、その他もろもろがかなり襲ってきそうです。なので、夜は窓をしっかり閉めて、エアコンをつけることで快適な睡眠が保証されるわけです。蚊対策には備え付けのベープマット?もありますし、ハエたたきが部屋の備品の一つになっています。
水回りの設備は?
さて最初はキッチンですが、われわれのプロヴァンス滞在は、朝市で野菜や卵などを買い込み、肉屋でお惣菜、パン屋やパティスリーで様々なパンやケーキを買い込み、レストランにはほとんどいかず、お宿でゆっくり食事を楽しみます。そのため、キッチンは非常に重要ですが、今回のお宿は何から何までそろっていて非常に助かりました。それはもう調理器具やテーブルセットだけでなく、簡単な調味料からコーヒーや紅茶までそろっています。
キッチンに背を向ける位置に洗面所、その左手がトイレで右手がシャワーになります。
シャワーは温かいお湯が安定して出るのでゆっくりと一日の疲れと汚れを流すことができます(プロヴァンスは乾燥していて埃っぽいので)。また、備え付けのハンドソープやシャンプーはすべて大家さんのこだわりでオーガニックもの。
他の部屋と開放的なガーデン
さて部屋を出て左に進むと南向きの大きな庭が待っています。下の写真は室内からテラスを撮影。正面が我々の駐車スペース。
さて、この庭ですがかなり広々としたとても気持ちのいい空間です。天気のいい日には大家さんが2本の大木を利用してハンモックをつけてくれます。写真中央ですがわかりますか?
またゆったりとした間隔で置かれたリクライニングチェアーで昼寝もできますよ。
それから奥に見えるのはプールです。日中はすでに25度以上になるとは言え、朝夕はまだまだ冷え込むこともある春のプロヴァンス。用意はできていますが入る勇気はありませんでした。羊の置物がなんともいい雰囲気です。
庭から見た他の部屋ですがそれぞれ向かって左手と右手となります。右手の2階部分は大家さんの家になります。こちらの2部屋はお庭に直結していますが、我々の部屋のように大きいテラスはありません。どちらがいいかは好みの問題ですね。
終わりに
今回のプロヴァンスでの滞在は3泊だけでしたが、この宿でゆっくりとできたことがとてもよかったと思っています。大家さんもとても親切で、ご本人はインテリアデザインのお仕事もしているようで、各部屋すべて彼のデザインで仕上げられているそうです。静かで落ち着いた滞在ができたので、是非、次回も利用できればと考えています。最後に今回の滞在で我々が最もゆったりと時間を過ごしたテラスのガーデンソファーの写真で締めくくります。