さて今回ご紹介するのはすでに朝市の紹介でもふれたリュベロン地方を代表する村の一つボニュー(Bonnieux)です。
故ピーター・メイル氏の代表作『プロヴァンスの12か月』にもよく登場するメネルブ村やラコスト村にも近い観光名所でもあります。
ボニュー(Bonnieux)の位置
ボニューはプロヴァンスの観光の中心地アヴィニョンから東に約50キロほどのリュベロン(Luberon)と呼ばれる地域の山の斜面を活用した昔ながらの石造りの家並みが残る村です。
リュベロン地方にはほかにもメネルブ村(故ピーター・メイル氏が最初に住んだ村)、ラコスト村(サド侯爵の居城があった村)、オペド村(旧村はまさに遺跡のようなところ)、さらに幹線道路を挟んで北側(正確にはリュベロンでなくヴォクリューズ地域)にはゴルド村(フランスの最も美しい村の1つ)、ルシヨン村(同じくフランスの最も美しい村の1つ)などがあり、とても美しくそして何度訪れても飽きることのない魅力的なエリアです。
公共交通機関に関しては、かなり以前に鉄道は廃れており、バスを探す必要がありそうです(ネットで探しましたが見つかりません💦)。
効率よく村々を回るにはやはり車かツアーに参加するのがいいのではと思います。
何曜日に行くのがいい?
これは、断然、朝市が行われている金曜日がおすすめです。と言うか一時期の私たちは朝市の予定に合わせて毎日のように村々へ出向いていました💦
特に夏の観光シーズンはお店も多く、普段は静かな村でも驚くほどの人出となります。今年2021年もコロナに関係なく多くの人が出向いていました。相当暑いのでマスクの着用も人それぞれ、、、。
季節の食べ物なども豊富に並び、また観光客には関係ありませんが生活雑貨などもあり、観光化されながらも生活感が味わえます。
もちろん静けさを求める方は、朝市の日を外し、ひっそりとした路地を散策するのもアリだと思います。
町の散策
そんな喧噪も村の下部のほうだけ。少し坂道を登っていけば、昔ながらの街並みにすぐに入っていけます。
村の中心部には夏場だけ賑わうカフェやレストラン、ホテルなどがありますが、古い街並みに浸りながら石畳の路地を少しづつ上へ進んでいきましょう!
村の中は石畳の路地がほとんどでどこを目指すわけでもなく歩き回るのも楽しいですよ。迷子になるほど大きい村ではないんでその点は大丈夫です。
窓の飾りや玄関口の花、ところどころにある泉などを探しながら歩きましょう!
不揃いの屋根がまたいい感じに写ります。
そして少しずつ上に向かうに従い視界も開けてきます。
高台に出てプロヴァンスの田舎を眺める
村の高台には教会があり、まずはその教会を目指して登ってきましょう。
坂道の途中には昔の村役場の時計台もあります(旧村役場は今はカフェになっている)。
旧村役場の過ぎると一気に視界が開け広大な風景が現れます。
ここは間違いなくパノラマ撮影ポイントとなりますよ。
ここからは遠くに見える村々見ながら、地図と睨めっこをして答え合わせをしてくのが楽しいです。
また眼下には登ってきたボニュー村の一部を見下ろすこともできます。
まとめ
戻り路も寄り道をしながら路地散策を楽しんでもらうのがいいですね。また路地にはお決まりの猫たちの姿も、、、。
朝市を楽しむのも路地散策を楽しむのもリュベロン地方の村々ならではです。いろいろな村々を散策していただいてお気に入りを見つけるのが楽しみです。
2020年夏のプロヴァンス旅行をまとめた『2020年、真夏のプロヴァンス』シリーズ