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【フランス・アミアン】ソンム川に沿って『水に浮かぶ庭園』Les Hortillonnages を散策

さて今回も、イースター休暇を利用して訪れた北フランス・ピカルディ地方の町、アミアン(Amiens)を紹介します。

町を横切るソンム川は町外れのエリアに多くの湿地帯を作っています。

そんな湿地帯をまるで庭園の様に作り上げたエリアが Les Hortillonnages(オーティヨナージュ:水上庭園)です。

今回は、そのエリアをアミアンの街中から徒歩でソンム川に沿って散策を始めていきます。

オーティヨナージュ散策ルートの紹介

出発は、アミアン中央駅の前から北に延びるアルザス・ロレーヌ通り、さらに名前を変えてボーヴィエ通りとなりソンム川を渡るボーヴィエ橋(Pont de Beauvillé)です。

中央駅から今日の出発点の橋まで一本道で徒歩10分程度です。

ちなみに帰りに中央駅を目指す場合は、駅前に建つ、町で唯一の高層ビルを目指せば大丈夫です!(多分マンション?観光案内には登場しないので不明です)

また、橋の上からは旧市街に建つノートルダム大聖堂の姿も見れます。

上へ延びる大聖堂の壁を外から支える飛梁(フライングバットレス)がゴシック様式らしらを際立たせています。

橋からはいったん川沿いの道に下ります。

広さ的には遊歩道の様に見えますが、川沿い(運河沿い)の住人の車は入ってくるので注意は必要です。

ボーヴィエ橋から眺めるソンム川

今回のルートは下のマップの様にひたすらソンム川沿いのルートを歩きます。

途中ロンビンソン島なるものがありますが、池のほとりのでっぱり程度です。

我々はこのルート約3キロを往復してきました。

散策中の風景

基本的に川沿いのルートには個人の住宅及び別荘?、ペンションなどが目立ちます。

ソンム川には、横付けされた小型モータボートや実際に住居になっている大型ボートなどもありました。

ソンム川に佇む小型モータボートたち

また道路反対側には細い運河があり、各家ごとに橋を渡るなどして入るか、または小舟がなどがあり、なかなか楽しそうです。

運河沿いの家へ渡る橋

ここでは、一軒ごとに周りを運河に囲われているため、この地区に住んでいる人は、小橋を渡るか、小舟で移動ということになります。

運河に囲まれた家

ソンム川も細い運河もとても穏やかな流れのため、カモをはじめ様々な水鳥たちが活発に動き回っています。

もちろん歩道にも!

運河に生息するカモ

時々振り返ってみると川の先には、ノートルダム大聖堂の尖塔がまだ見えます。

ノートルダム大聖堂の尖塔

湿地帯に広がる住宅の敷地を分けるのは、細かく張り巡らされた運河です。

手入れの状態は様々で、ちょっと小舟で通るのが難しそうなところもありますが、自然豊かでとにかくきれいです。

湿地帯に張り巡らされた運河

敷地と敷地は運河で仕切られており、とあるおうちへのアクセスはこのように運河を跨ぐ橋でつながっています(もちろん個人の敷地なので入れません)。

運河の分かれ道

ソンム川対岸にも運河で仕切られた広い敷地に住宅(別荘?)が点在しています。

ソンム川対岸

穏やかな運河には、こんな小舟がとても似合います(とは言え、こんな小舟で移動している住人は見たことありませんが)。

運河に浮かぶ小舟

街から離れるにつれ、敷地の大きい住宅(豪邸?)が多々見えてきます。

運河に浮かぶ島の面積も大きくなり、通りからは手入れの行き届いた庭が見えます。

運河沿いに広がる美しい庭園

もちろん公共の池などもあり、川沿いの道には散歩コースやジョギングコースとして多くの人が行き来していました。

ソンム川沿いの散歩道

まとめ

片道約3キロ程度の散歩で、ノンビリ写真を撮りながらだったので、往復2時間ぐらいで歩いてきました。

途中までは車の侵入もありましたが、その先は、遊歩道のような感じでした。

ソンム川対岸に降りた鳥

少し早めに出発したこともあり、行きはあまり人にあうことはありませんでしたが、帰り道は、散歩、ジョギング、自転車の人たちでかなり行き来が増えてました(天気も良かったので)。

また、この湿地帯(オーティヨナージュ)には小型の観光船も出ており、それで運河を回ることもできます。

www.leshortillonnages-amiens.com

船で回ると、この湿地帯の中にある畑の方も行けるようです(その畑でとれた野菜などもマルシェに登場します!)。

ご興味あれば、散歩だけでなく、船で回ってみるのもいいと思います。

次回は、アミアンを出て海に向かいます。

 

www.oni-taiji.com

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