さて今回も、イースター休暇を利用して訪れた北フランス・ピカルディ地方の町、アミアン(Amiens)を紹介します。
アミアンの町を横切るソンム川は町外れのエリアに多くの湿地帯を作りゆったりと流れながら大西洋へ向かいます。
せっかくなので?海を見に行こうということでソンム川河口のル・ウルデル(Le Hourdel)という小さい町へ向かってみました。
アミアンからル・ウルデルへ
アミアン(Amiens)からソンム川河口にあるル・ウルデル(Le Hourdel)へは、ソンム川に沿うように一般道で向かうことも可能ですが、少し時間節約もあり行程の2/3程度は高速道路を利用しました。
所要時間やおおよそ1時間。
後半の1/3は一般道を走ることができ、ところどころソンム川沿いに広がる湿地帯を見ながら進むことができました。
アミアン周辺の湿地帯とは異なり、この辺には人工物はほとんどなく、自然な風景がどこまでも続く感じです。
様々な鳥も生息しており、本当は時間を掛けてゆっくりと進みたいところなのですが、思うほど駐車スペースもなく、どんどん通り過ぎてしまいました。
また、やや天候が不安定だったので、何とか晴れているうちにたどり着きたい気持ちもありました。
ル・ウルデルで散歩開始!
さて、ここまで来た理由ですが、最初はホントにちょっと海まで行ってみようか!という程度ででした。
ただGoegle Mapで行先を探しているうちに、いくつものアザラシの写真を見つけてしまいました!
確かにソンム川河口エリアは大した町もなく、下手をすると道もあるか無いかよくわからないようなところなのですが、これはうまくいけばアザラシが見れる!と思い、一気に気持ちが盛り上がってきました。
まあ、向かう途中の車内で、アザラシって1年中あの辺の海でうろうろしてんのか?という疑問は浮かんだのですが、いまさら言っても始まらないので、とにかく浜辺まで行ってみることにしました。
ル・ウルデルは小さなヨットハーバーがあるこじんまりした別荘地のような感じで、町という感じではないのですが、以外にも駐車場は結構混雑。
思っていた閑散とした海の風景と異なり、海辺は散歩をする人たちで以外にも賑わってました。
もちろんみんなのお目当てはアザラシ?!
これはいるぞ!と思い目を凝らして海を見ると、確かに海坊主の頭ようなものがぽこんと浮いています。
すかさず望遠レンズで拡大して撮影してみますが、結構遠くにいてよくわからん。
ということで、撮影した写真をカメラ内でさらに拡大してみると、やっぱりアザラシ!
いたいた!ということで喜んでいましたが、如何せん遠い。。。
何頭ものアザラシが陸に上がっている写真を見てきたので、想像していたのと違う。
その後も、何頭ものアザラシを見つけ、写真に撮りましたが、どれも代り映えしない。
それでも何もない浜辺を歩きながら一時間ぐらいアザラシが現れるのを探しました。
もう一か所、この浜辺では、海外沿いに転がっている大きなコンクリートの塊が気になりました。
いったん駐車場の戻り、別の駐車場へ車を動かしてから海岸へ戻りました。
コチラは、第二次世界大戦中にドイツ第三帝国がフランス北部を支配していた際に連合軍の上陸を迎え撃つために建てた城塞の一部です(ノルマンディー上陸作成とかで有名な話ですね)。
このあたりはノルマンディーではありませんが、同じように連合軍の上陸に備え、今も多くの残骸が残っているようです。
それはさておき、アザラシです。
こちらに来たら、明らかに一度に目に入る頭数が増えてきた。
それに明らかに近くに来ている。
肉眼でもアザラシであることが十分確認できる近さです。
ちなみにこちらの海岸もかなりの人出です。
こうなってくると、泳いでいる姿だけでなく、陸に上がった姿を見てみたい!(勝手だが、ドイツからわざわざ来たわけだし)
粘ること30分、ついに一頭が浅瀬に上がってきました!
一頭だけですが、少しサービスタイムに入った様子。
ゴロゴロと太陽の日を浴びるように陸地でくつろぎ始めました(見学者は増える一方です)。
結局はこの一頭だけが陸に上がっている姿をみせてくれました。
他にも波打ち際まで来て上がってくれそうな感じのアザラシたちもいたのですが、簡単には上がってきてくれません。
時間はそろそろ夕方に近くなってきたので、これで良し!いうことで帰ることにしました。
まとめ
さて、今回はアミアンの町を離れて大西洋沿岸まで足を延ばしてみました。
想像していたのとは少し違いますが、アザラシも見れて、思いのほか楽しく時間が過ぎました。
海岸から引き揚げ駐車場に戻ることには、さらに多くの人が海岸に向かってきていました。
この時気づいたのですが、もしかしたらこれからがショータイム?!
最期まで正確な方法は手に入らなかったのですが、我々の経験上、
1.3月後半はアザラシが見れる
2.どうも夕方ぐらいのほうがタイミング的にはいいみたい
ご参考にならない情報ばかりですが、機会があれば是非!