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【トルコ・イスタンブール】イスタンブールでぶらぶら・アヤソフィア再訪

さて、今回もトルコの代表的な大都市イスタンブールを紹介していきます。

イスタンブール旧市街、世界遺産にも登録されている歴史地区にあるアヤソフィアに関するお知らせです。

東ローマ帝国時代のキリスト教正教会からオスマン帝国時代にはモスクとなり、さらにトルコ共和国になってからは博物館(文化施設であったアヤソフィア

2020年7月24日から再びモスクとなった”いま”を2018年時の訪問と比較してみたいと思います。

アヤソフィアの歴史

現在のアヤソフィアの起源は西暦532-537年に東ローマ帝国皇帝ユスティニアヌス1世の命により建てられた巨大なドームを持つ正方形のキリスト教正教会の大聖堂であった。

この大聖堂は東ローマ帝国時代にはコンスタンティノープル総司教座の所在地でもありました。

オスマン帝国による征服後は、モスクとして利用され、内部のキリスト教時代のモザイク画はすべて漆喰で隠されました。

さらに4本のミナレットも作られ、オスマン帝国を代表する権威あるモスクとして利用されていました。

巨大なドームも持つこの建築物は構造上の問題から幾度も補修、補強、改築、増築が行われ、現在の様にまるで要塞のような巨大な建築物となっています。

オスマン帝国崩壊後、現在のトルコ共和国時代に入ると、政教分離の流れで、元教会であったアヤソフィアは博物館(文化施設)となり、多くの見学者を迎え入れることとなりました。

2020年7月以降は、政治的な意図もあってか、再びモスクとなっています。

博物館(文化施設)だった頃のアヤソフィア

まずは博物館ということで、有料でした。

また、モスクではなかったため、床に絨毯は敷かれておらず、大理石の床が広がっていました。

さらに、最も目を引くのは、オスマン帝国支配によるモスク化の際に漆喰で塗りつぶされていたことで、そのまま当時のキリスト教正教会の時のモザイクが破壊されずに保存されていたこと。

特に正面の祭壇があった場所の上部にあるマリアとイエスのモザイク画が印象的でした。

これ以外にも、モザイク画が露出しているところがあり、正教会とモスクが混在するとても不思議な空間でした。

さらに、2階へ上がることも可能で、2階から巨大なホールを見下ろすこともできました(修復中の部分もあり、完全に見渡せたわけではありませんが)。

これだけの高さもある巨大ホールはなかなかお目にかかれないうえ、イスラム教とキリスト教の共存のような不思議な空間。

当時はトルコの寛大な文化政策にやや驚きさえ感じました(これって平和ですよね)。

モスクに戻った今のアヤソフィア

さて、再びモスクに戻ったアヤソフィアですが、モスクに戻った詳細は、割愛させていただきます(ご興味ある方は検索してみてください)。

まず、モスクに戻ったことで、入場は無料になりました。

ただし、現在もセキュリティーチェックは行われており、荷物検査等のゲートを抜ける必要があります。また同時のこのゲートで入場者数を調整しているため、日中は信じられないほどの行列ができてしまっています。

ちなみに私たちは、早めの夕食を済ませた夜の8時ごろに行ったところ、入り口はほぼガラガラで、待ち時間なしで入れましたよ!(内部にはそれなりに多くの人がいました)

モスクに戻ったことで、変わった点ですが、床に絨毯が敷かれました。

また、気になっていた正教会時代のモザイク画ですが、決して再び塗りつぶされてしまうことは無かったようですが、やんわり白い布で隠されていました(結構、良心的な解決方法)。

さらに、中央のホールの外側の廊下部分にあるモザイク画は、”お祈りの場の外”ということだと思いますが、モスク内にも拘わらず、なんとそのまま!(トルコっておおらかです)

本来のお祈りの場に戻ったためか、または修復などの理由によるものかはわかりませんが、かつては階段で登れた二階には上がることができないようです。

さらに、以前は利用が可能だった建物内の瓦礫の坂道?(2階から下る際に利用できた)やモスクに隣接している霊廟の見学はできなくなっていました。

つまり、博物館時代より見学の幅は少なくなってしまったようです(もしかしたら修復などの関係かもしれません)。

最後に

ちょうど4年ぶりに訪れたアヤソフィアでしたが、モスクに戻ってしまったことで、以前のようなイスラム教とキリスト教の混在する空間は失われてしまいましたが、それでも、その他のモスクとは全く異なる不思議な空間です!(そもそもモスクとして建てられたわけではないので)

観光に来て訪れない人はいないのでしょうが、是非訪れていただきたい空間です(無料なので何度でも行けます!)

またネット情報では24時間オープンとなっていますが、私たちはそれについて確認できていません(夜の8時は入れました)。

それでは、イスタンブールの旅のレポート、もう少々続くのでお付き合いお願いします。

 

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