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【トルコ・イスタンブール】イスタンブールでぶらぶら・歴史地区おすすめ観光スポット

さて、今回もトルコの代表的な大都市イスタンブールを紹介していきます。

なんといっても見どころが集中しているのは、世界遺産にも登録されている歴史地区!

おすすめの観光スポットを一気にまとめてみました。

イスタンブール歴史地区(歴史地域)とは?

世界遺産に登録されているイスタンブール歴史地区は4つのエリアの総称となります。

それぞれのエリアは下記のとおりです。

この中で最も観光スポットが集中しているのが遺跡公園地区で、トプカプ宮殿アヤソフィアブルーモスクなどが集中しています。

また、オスマン帝国レイマン大帝の命により作られたスレイマニエ・モスクもスレイマン大帝の霊廟とともに多くの人が訪れます。

さらに両地区の間にはグランドバザールもあり、数日間の滞在であれば、この2つのエリアを見て回るのがいいでしょう(すべて徒歩で移動できます)。

それでは、今回は、おすすめ観光スポットを各エリアごとにまとめて紹介していきます。

1.遺跡公園地区

最も観光スポットが集中しているのがこのエリアです。

時間がない場合はこのエリアだけを見て回ってもイスタンブールに来た気分を十分に味わえると思います。

トプカプ宮殿

言わずと知れたオスマン帝国のスルタンの宮殿。

オスマン帝国によるコンスタンティノープル征服後にメフメト2世時代に建設される。

その後、幾度もの増改築を繰り返し、19世紀にドルマバフチェ宮殿に移るまでスルタンの住居、ハレム、さらに政治の拠点として使用されていました。

現在のイスタンブール旧市街の3方をボスポラス海峡マルマラ海、金角湾に囲まれた見晴らしのいい丘の上にあり、かつてのオスマン帝国時代の宮殿の様子が伺えます。

ドルマバフチェ宮殿へ移行後は荒廃していたようですが、博物館として公開するために大掛かりな修復が行われたようです。

こちらの宮殿のほうが、私たちが想像するオスマン帝国に合致します!(ドルマバフチェ宮殿は西洋かぶれの宮殿です)

 旅行情報 トプカプ宮殿
住所:Cankurtaran, Harem İçi Sultanahmet Topkapı Sarayı, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ
Tel:+902125120480
営業時間:水-月、09:00 - 18:00、火曜日休
入場料:現在3種類のチケットがあり、見えて回るエリアによって値段が異なる。さらに国外からの旅行者と国内居住者でも値段が異なる(インフレにより価格改定であるので事前チェック要)
WEB:https://www.millisaraylar.gov.tr/en/saray-kosk-ve-kasirlar/topkapi-sarayi

隣接するアギア・イリニ聖堂(ビザンティン時代の聖堂)とセットで見学がおすすめ(コンビチケットあり)。

アヤソフィア

東ローマ帝国時代のビザンツ様式の聖堂をそのまま利用したモスク。

オスマン帝国崩壊後は博物館として利用されていましたが、現在は再びモスクとなりました。

かつては漆喰がはがれたところから聖堂だったころのモザイク画が露出しており、イスラム教とキリスト教の混在する建物としてとても印象的でした。

現在はモスク化されたため、白い布でモザイク画は隠されておりますが、中方のホール以外はそのまま。

数奇な運命を持つこの建築物は必見です!

詳細は下記のリンクから。

www.oni-taiji.com

ブルーモスク(スルタンアフメト・モスク

オスマン帝国14代スルタン・アフメト1世時代に作られた最も権威ある6つのミナレットを有するモスク。

内部の装飾にブルーのタイルが多用されていることからブルーモスクとも呼ばれています(真っ青というわけではありません)。

モスクなので入場は無料、ただし”お祈りの時間”は観光客は立ち入りができません。

入口に入場可能な時間がわかる看板が出ているので確認できます。

引き続き改修工事中と思われるので、完全な内装を見学するのは難しそう。

イスタンブール地下宮殿(バシリカ・シスタン)

イスタンブール旧市街に残る東ローマ時代の地下貯水槽。

その空間は、なんと336本の大理石の支柱で支えられた大空間です。

利用されている柱や礎石には、”メデューサの頭”など2次的に再利用されているものも多くあり、それを見て歩くのも面白い。

観光シーズンは大混雑となるので、チケットはネット経由で事前購入がおススメ。

 旅行情報 イスタンブール地下宮殿
住所:Alemdar, Yerebatan Cd. 1/3, 34110 Fatih/İstanbul, トルコ
Tel:+902125121570
営業時間:月-日、09:00 - 18
:30、無休
入場料:国外から入場者は330リラ(インフレによる価格改定であるので事前チェック要)
WEB:http://yerebatansarnici.com/

国立考古学博物館

トプカプ宮殿とギュルハネ公園の間にある博物館で、その収蔵数は100万点を超えるといわれています。

特に有名なものとしては『アレクサンドロス石棺』があげられ、アレクサンドロス大王マケドニアアレキサンダー大王)の石棺ではと言われています。

装飾、大きさともに迫力満点!

その他の展示物もかなりの広範囲、時代をカバーしているので、じっくり時間を掛けてみてほしいところです。

建物は3つに分かれており、その周りのお庭の散策も気持ちいいです。

 旅行情報 国立考古学博物館
住所:Cankurtaran, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ
Tel:+902125207741
営業時間:月-日、09:00 - 18:30、無休
入場料:インフレにより価格改定であるので事前チェック要、Museum Passの購入が得(13の博物館や文化施設への入場が可能)
WEB:https://muze.gov.tr/muze-detay?sectionId=IAR01&distId=IAR

モザイク博物館

スルタンアフメト広場やブルーモスクの近くにある東ローマ帝国ビザンツ帝国)時代の宮殿跡から発掘されたモザイクが展示されています。

その展示数がまたスゴイ!

決して有名な博物館ではないせいか、それほど混雑もしていません。

見ごたえ十分なので、是非訪れてほいし博物館です。

 旅行情報 モザイク博物館
住所:Sultan Ahmet, Sultanahmet Mahallesi Kabasakal Cad. Arasta Çarşısı Sok. No. 53, Torun Sk. No:21, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ
Tel:+902125181205
営業時間:月-日、09:00 - 18:30、無休
入場料:インフレにより価格改定であるので事前チェック要、Museum Passの購入が得(13の博物館や文化施設への入場が可能)
WEB:https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=MOZ01&DistId=MOZ

トルコ・イスラム美術博物館

イスラム文化の芸術・美術に興味があるなら、絶対に訪れるべき美術館です。

ブルーモスクの西方にあるイブラヒム・パシャ宮殿が現在の博物館となります。

スルタンの宮殿を除けば、博物館の建物は15世紀後半に建てられ、現在に至るまで現存する最も古い宮殿の一つだそうです。

様々な時代の貴重な作品が、イスラム世界の様々な地域から集められており、特に世界で最も優れた絨毯のコレクションで有名です。

中でも、他では見られない13世紀のセルジューク朝の絨毯が有名です。

 旅行情報 トルコ・イスラム美術博物館
住所:Binbirdirek, At Meydanı Cd No:12, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ
Tel:+902125181805
営業時間:月-日、09:00 - 23:30
入場料:100リラ(インフレにより価格改定にご注意ください)
WEB:https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=TIE01&DistId=TIE

2.スレイマニエ・モスクと付属保護地区

遺跡公園地区と並んで、イスタンブール観光で必見のエリアがこのスレイマニエ・モスクと付属保護地区エリアです。

特にスレイマン大帝の霊廟があるスレイマニエ・モスクは私たちの大のお気に入りスポットです。

スレイマニエ・モスク

オスマン帝国の10代目の君主であるスレイマン大帝によって建設された4本のミナレットも持つ大モスク。

旧市街の丘の上、やや北斜面にあるため、金角湾を挟んでガラタ地区からの眺めがとてもきれいです。

過去には火災等で幾度となく改修が行われていますが、その容姿は圧倒的です。

内部も、他のモスク同様に常にきれいに保たれており、安心して見学できます。

また併設されているスレイマン大帝の霊廟も必見。

大帝と呼ばれたスレイマン1世やその妻であるヒュッレム・ハセキ・スルタンなどが眠っている。

さらに高外にあるこのモスクからは、ボスポラス海峡や金角湾、ガラタ地区の眺めがいい。

是非、訪問してみてくださいね。

見学はもちろん無料です。

グランドバザールとエジプシャンバザール

オスマン帝国によるコンスタンチノープル征服直後に建設が始まったイスタンブールの観光名所として外せないグランドバザール。

その中は迷路のように四方八方へ通るが広がっている。

また別称スパイスバザールとも呼ばれるエジプシャンバザールは、観光客だけでなく地元に人も来ているみたい。

両バザールとも絶対に行ってみるべき。

スリには気を付けてくださいね。

バザールに関する詳細情報は下記のリンクから。

www.oni-taiji.com

3.ゼイレク・モスク(旧パントクラトール教会)と付属保護地区

あまり知られていない地区だと思いますが、モスクを中心に訪れる価値のある施設があるエリアです。

今後さらに観光にも力を入れていくエリアだとも聞いています。

ゼイレックモスク

東ローマ帝国時代のパントクラトール教会をモスク化したゼイレックモスクは、現在では東ローマ時代の現存する建築物としてはアヤソフィアに次ぐ規模だとか。

こちらも金角湾を見下ろす斜面に建てられています。

荒廃してしまったモスクは、これまで幾度かの修復が行われています。

ヴァレンス水道橋(ボズドアン水道橋)

4世紀後半にローマ皇帝ヴァレンスによって建てられたローマ時代の水道橋。

現存する部分は約921メートルで、オスマン帝国による征服後も水道橋として利用されていたようです。

Wikipediaより

現在は丘の上からまっすぐに金角湾に向かって下るアタテュルク通りを遮るように立ちふさがっています。

これだけの大通りがここだけ、橋の欄干の隙間を通り抜けています。

ファティモスク

ファティ地区(Fatih)を代表する巨大なモスク。

元々はキリスト教正教会の跡地に1470年頃建てられたそうですが、他のモスク同様に地震被害で崩壊し、1771年にほぼ現在の姿で建てられたようです。

近年に入っても修復が幾度となく行われ、現在は、観光用ではなく本来の”お祈りの場”としてのモスクとして利用されています。

私たちが訪れた時は、折り悪くお祈りの真っ最中。

これは遠慮しなければと思いましたが、中の人から”どうぞどうぞ”と中に通され、お祈りが終わるまで後ろの方で見させていただきました。

この地区を代表するモスクのため、相当数の方々が集まっており、独特のイスラム教のリズムですすむ礼拝は、かなり引き込まれる思いがしました。

礼拝の時間が過ぎると、今度は警備員が寄ってきて、”もっと自由に前のほうまで行って写真撮ってきていいよ”とのこと。

全体でのお祈りが終わっても、個人でお祈りを続けている人もおり、なかなか前の方へは行きずらかったのですが、終始気に掛けてもらい感謝。

ここは是非、一度訪れていただきたい素晴らしいモスクです!

4.イスタンブール大城壁地区

だいぶ町の中心地から離れてしまいますが、このエリアも歴史に興味があるなら絶対に外せない場所いです。

なんといっても、あのコンスタンチノープルを守っていた城壁がいたるところに残っています。

テオドシウス帝の城壁

幾度となくメフメト2世の率いるオスマントルコ軍をはじき返した東ローマ時代の城壁、城砦。

Wikipediaより

もう歴史に興味あれば、絶対に訪れてほしいスポットです。その城塞や城壁の大きさ、堀の深さなど実際に見てみないとその迫力が伝わらないかと思います。

興味ある方は、こちらを一読されたから訪問するとよりその時代に惹かれていきます!

カーリエ博物館

この地区一番の見どころはこのカーリエ博物館かもしれません。

11世紀から14世紀にかけてキリスト教正教会として作られましたが、オスマン帝国による征服後、他の例にもれずモスク化されていました。

内部には夥しいモザイク画が残されており、他と比較できないほどのすばらしさを誇っていました。

この素晴らしい元教会をトルコ政府はビザンティン美術の博物館として公開していましたが、現大統領の大統領令で再びモスク化されるようです。

現在、この博物館は閉鎖中となっており見学できないようです。

またモスク化される際にどのような措置が施されるのか?

2018年に訪問した際に、その圧倒的な美しさに魅了されたことを思いだします。

ミフリマースルタンモスク

こちらのモスクは、このエリアに寄ったついでの様に、なんの前知識もなく立ち寄りました。

お祈りの時間ではなかったので、ほんの数名程度しかいませんでしたが、きれいに掃除された真っ赤な絨毯と、窓から差し込む光、様々な色を映し出すステンドグラス、天井からつるされた照明がとても美しく、かなりのお気に入りモスクです。

まとめ

これまで訪問してきたイスタンブール旧市街側にある歴史地区に指定されている4エリアをまとめてみました。

多くの観光施設は遺跡公園地区、またはスレイマニエモスクと付属保護地区に集中しているので時間が十分ない場合は、エリアを絞って効率よく回ることができます。

イスタンブールは他のエリアも非常に魅力的で、なかなかこの歴史地区だけに何日もかけられないことが多いと思います。

我々も5泊6日を2セット行いましたが、いまだ回れていない場所が次々と現れ、収拾がつかなくなりました。

何度訪れても飽きることのない、これがイスタンブールの魅力なんでしょうね。

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