さあ、飛ぼう!

ヨーロッパ発信の旅行関連情報

【ホテルレビュー】JW マリオット イスタンブール ボスポラスに宿泊!

さて、今回は2022年の年末を過ごしたイスタンブールのホテル、JW マリオット・イスタンブール・ボスポラス(JW Marriott Istanbul Bosphorus)を紹介します。

旧市街からガラタ橋を渡った先のカラキョイ(Karaköy)地区にある5つ星ホテルです。

ホテルのロケーション

観光ポイントが集まる旧市街から、これまた観光名所のガラタ橋を渡ったカラキョイ地区(Karaköy)に建つ、比較的観光にも便利なホテルでした。

公共交通機関を利用する場合は、ガラタ橋のそばにトラムとバス停があり(ホテルから徒歩5分)、またはその手前にフェリー乗り場(徒歩4分)もあり、船で移動するのにもとても便利でした。

ただ、イスタンブール新空港からのアクセスに関しては、便利とはいいがたいです。特に初めての場合は、他の手段に比べるとちょっと(かなり?)お金はかかりますがリムジンを予約しておくのが楽かと思います(2022年12月時点で片道39ユーロ、所要時間40-60分)。

タクシーを利用するのも、それほど危険はなさそうで料金的にも安いようですが、初めてだと少し不安があるかと思います(トルコリラが不安定なので相場がわかりづらいなど)。

料金的にはダントツに安いエアポートバスでは、新市街のタキシム広場までしか辿り着けず、さらにそのバス停が公共交通機関の駅から離れているので、荷物が多い時にはちょっと大変かと思います。

ホテルの紹介

JW マリオット・イスタンブール・ボスポラスは名前の通りボスポラス海峡をすぐ目の前に感じられる好立地にあり、決して大きくはありませんが、その分セキュリティーやクオリティーの高さが感じられるホテルです。

www.marriott.co.jp

2019年にできた新しいホテルです。

2022年12月時点では正面玄関側は他の建物の建設工事の関係で通り抜けができない状態となっていました(車両はキチンと正面玄関前まで入れます)。

ホテル正面入り口

入口は上の写真の正面入口と裏のにぎやかな通りに面した裏通り入口があります。

ホテル裏通り入り口

どちらも24時間、セキュリティーチェック(手荷物などほぼ空港と同じ)のゲートがあります。

実際には、それほど厳密なチェックではありませんが、ある程度顔見知りになっても必ずホテルに入る際にはチェックゲートを通る必要があります。

入口をはいるとまっすぐに裏通り入り口までそれほど幅の無いアトリウムが伸びています(ここが地上階のフロアとなります)。

この空間は、最上階の9階まで吹き抜けとなっており、実は一番低い価格帯のお部屋は、このアトリウム側にしか窓がありません(つまり外の景色は見えず、アトリウムを見下ろす見上げるだけ)。

3階と9階からアトリウムを見下ろす

チェックインのためのレセプションは地上階の中央ぐらいのところにあり、非常にこじんまりしています(同時に2-3人ぐらいしか対応できない大きさ)。

上階へのエレベーターホール(4基あり)はこのレセプションの脇からしか進めないため、セキュリティー面ではしっかりしていると思います。

各階ともに中央のアトリウムを取り囲むように廊下や部屋が配置されています。

さらに地上階には、ティールームやワインバーなどもありました。

レストランは最上階の9階、さらにそこから階段で屋上へ出ることもでき、夏には屋上のプールも利用できます。

また、フィットネスエリアも決して広くはありませんが、きちんと整えられた印象です(タオルやミネラルウォーターの管理などきちんとしていました)。

お部屋の紹介

今回は、2022年のクリスマス明けから5泊ほどマリオットポイントを利用して宿泊しました。

ヨーロッパではポイントでの宿泊は比較的お得感を感じずらいのですが、その点トルコでは、ポイントでの宿泊が明らかにお得でした。

今回、公式予約サイトでは宿泊費用が1泊当たり500ユーロを超えるのに対し(年末なので)、ポイントでは40.000ポイント/1泊で、4泊分のポイント(160.000ポイント)で5泊できました(マリオットでも有償宿泊、ポイント宿泊ともに5泊目は無料)。

さらにプラチナ特典の SNA(Suite Night Awards)5泊分を利用してスイートへのアップグレードを試みましたが、さすがに年末の稼ぎ時、これはあえなく却下されました。

当初はもちろんローカテゴリーのアトリウム向きの部屋がアサインされていましたが、プラチナステータスとしてのアップグレードは行ってもらえ、低層階3階ではありましたが、きちんと外向きの窓がある通常より広いお部屋(ガラタ塔も見える)がアレンジされていました。

ベットサイズも予約時はクイーンサイズでしたが、どう見てもキングサイズの様に見えました(つまり2人で手足を広げてもぶつからない広さ)。

床は前面パケット仕上げでとても温かみを感じます。

窓の前にある2つの椅子とテーブルのセットがあるおかげで、部屋でもゆっくりできました。

ベットと反対側の壁は全面鏡となっており、部屋全体がさらに広く感じられます。

ベットの脇のサイドテーブル上とミニバーの上に無料のミネラルウォーターが合計4本準備されており、毎日追加されます。

そのため、ミネラルウォーターに関しては(予備で買いましたが)、特に不足を感じることはありませんでした。

また電源はテレビの下、またはベットのサイドテーブル脇にあり、USBプラグもあり、こちらも不足を感じることはありませんでした。

バスルームのほうですが、このクラスの部屋では、バスタブまでは無く、シャワーのみとなります(ガラス戸の締まりがイマイチで外に水が漏れました)。

洗面台は2つ並びで、アメニティ類はボディーローション、マウスウオッシュとネイルファイルはそれぞれの洗面台に、それ以外が中央に置かれていました。

アメニティブランドはアロマセラピーアソシエイツ(Aromatherapy Associates)でシャンプー、コンディショナー、シャワージェル、石鹸が用意されていました。

あとシャワーキャップ、コットンパッドと綿棒もありました。

裏通りに面したこの部屋からは、辛うじてガラタ塔を見ることができました。

裏通りと書きましたが、レストランやお店が立ち並ぶとても賑やかな通りで、私たちもこの通りでご飯を食べたり、カフェに入ったりと随分利用させてもらいました。

ただ賑やかな分、夜遅くまでうるさいこともありました。とはいえ、一夜だけでしたが。

朝食の様子

朝食は最上階である9階のボスポラス海峡を見渡せるレストランで提供されます。

朝食タイムは7時から11時まで。

冬と言うことで日の出も遅く、8時前後に行ってもまだ薄暗い中での朝食スタートとなります。

レストランはそれほど大きくはなく、特にボスポラス海峡に面した窓側の席は、10組分ぐらいだったと思います。

我々は1日だけ9時頃、それ以外は8時ごろに出向いていたのですが、その時間帯の利用者は多くても10組ぐらいで、いつも窓側の席が空いていました。

そのため、とてもゆっくり落ち着いて過ごすことができ、ついつい長居してしまいました。

こちらでは、着席ののち5名程度いるスタッフから、飲み物(コーヒーとか紅茶など)と卵料理に関して聞かれ、欲しいものを注文します。

そのあとは奥にあるビュッフェに向かい、自由にお皿に盛りつけます。

一般的な洋風の朝食に中に、トルコならではのものも多くあり、これが結構楽しめました。

例えば、チーズ、ハム、オリーブの種類が豊富であったり、ホットミールのところにトルコの伝統的卵料理メネメンがあったり、パンのところにトルコのごまパン・シミットがあったり、サラダとともに並んでいた香辛料の効いたディップ(?)スプレッド(?)などなど。

品数が多いのと、日替わりで微妙に種類が違ったりで、5泊しても飽きずに楽しむことができました。

5日かけても、手を出し切れずに終わったものもあります。

それでは、毎日の朝食の一部をご覧ください。

毎日、食べすぎになりすぐに席を立てず、トルコ紅茶『チャイ』を飲みながらゆっくりしていると、小ぶりのグラスに入れた特製ノンアルコールカクテルをいただけたりしました!

とにかく、品数豊富で美味しいビュッフェで、毎日どれを食べようか迷ってばかりでした。

窓の外のゆっくりと訪れる日の出と、イスタンブール旧市街のトプカプ宮殿、アジア側の沿岸、ボスポラス海峡と金角湾を行き来するフェリーや漁船、さらに黒海に向かうタンカーなど飽きもせず眺めながら過ごす、朝の優雅ひと時を満喫しました。

まとめ

とても便利なところにあるホテルで、観光にはお勧めのホテルです。

ただし、このホテル、上位グレードのホテルには漏れなくあるといっていいエグゼクティブラウンジが無いんです。

プラチナステータス以上で利用ができるはずなので、ちょっと楽しみにしてたんですけどね。

到着するまでその事に気づかず、チェックインの際にラウンジが無いことを告げられ、正直驚きました(暫定的に締まっているとかではなく、そもそも無いんです)。

結果的には、昼間は観光に出っぱなしだし、夕食も外でいろいろと食べたいものがあったので、ラウンジがあったとしてもしっかり利用する暇はなかったと思います(ミネラルウォーターも部屋に十分補給されているし)。

ボスポラス海峡を見渡せる部屋はかなり宿泊費も高いので、できればまたポイントをためて再訪しSNA(Suit Night Awards)でアップグレードを目指したいと思います!

 

www.oni-taiji.com

www.oni-taiji.com