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【トルコ・イスタンブール】イスタンブールでぶらぶら・ボスポラス海峡クルーズに行こう

さて、今回もトルコの代表的な大都市イスタンブールを紹介していきます。

ボスポラス海峡クルーズなんて書きましたが、これから紹介する方法は、公共交通機関であるフェリーで行く旅。

途中、海峡沿いにある何か所もの船着き場に寄りながらの、のんびりとした船旅です!

ルートと費用の紹介

船旅の出発点は、カドキョイ地区(Kadıköyへ向かう際にも紹介した、旧市街側にある港、エミノニュ(Eminönü)です。

エミノニュ(Eminönü)にはいくつも船乗り場が横並びになっており、さらに公共交通機関ではない、一般のボスポラス海峡クルーズを行っている会社の呼び込みなどもあるので、船着き場に掲げられている電子掲示板で、しっかり行先の確認を行いましょう。

今回、我々がボスポラス海峡の観光に利用した船のルートと時刻表は下記です。

行先ですが、Rumeli Kavağı という小さい漁村でした(ここが終点)。

ここまで来ると、ボスポラス海峡にかかる3つ目の大橋(Yavuz Sultan Selim Bridge)がすぐ目の前に見えます。

そして橋の先はもう黒海です。

時間帯によっては、その手前の船着き場までしか行かない船もあるので、注意しましょう。

この日は、上記の10時45分発がこのルートへの始発でした(一日数本は運行している様子)。

フェリーはヨーロッパ側の船着き場に泊まりながらボスポラス海峡を北上していきます。

この路線はイスタンブールの公共交通機関の範囲のため、フェリーの料金は、1時間35分乗り続けても初乗り料金となります(2023年1月時点:9.90リラ、約0.50ユーロ、日本円で約70円)。

フェリーはほんの10分程度の停泊で同じルートを折り返しで戻るため、その小さな町にとどまり次の船を待つか、そのまま帰ってくるか考える必要があります。

我々は、またイスタンブールに戻り観光を続けたかったので、下船後すぐに乗ってきた船に再乗船して同じルートを戻ってきました。

フェリーの終着点で乗ってきたフェリーに再乗船

ちなみにトイレの話ですが、最終停泊地の Rumeli Kavağı には船着き場にトイレはありません。

街中のカフェなどを利用するか、あまりきれいとは言えませんが、船の中のトイレを利用することになります。

ルート上の見どころ案内

それでは、ルート上の見どころ案内をしていきましょう。

出発してすぐは、イスタンブール旧市街やガラタ橋でつながっているカラキョイ地区の景色を楽しんでください。

イスタンブール旧市街

カラキョイ地区とガラタ塔

そして、最初の停泊地であるベシクタシュ(Beşıktaş)の手前には、ドルマバフチェ宮殿(オスマン帝国後期のスルタンの居城)が現れます。

ボスポラス海峡沿いにある広大なドルマバフチェ宮殿

我々が乗ったフェリーは2階建てとなっており、1階は通常の船室、2階は吹きさらし(屋根はある)でした。

訪れた2022年12月後半は比較的暖かく、日中は10度を超えていましたが船上は別!

観光客の多くは2階に席を取っていますが、寒さに我慢できず下の階に移る人もちらほら。

それでも景色を考えたら、絶対吹きさらしの2階がおススメです。

冬はしっかり着込んでから乗り込みましょう!

ベシクタシュ(Beşıktaş)を過ぎるとボスポラス海峡にかかる最初の大橋、7月15日殉教者の橋(15 Temmuz Şehitler Köprüsü)が迫ってきます。

その手前には、水平線ぎりぎりに立つオルタキョイ・モスク(Büyük Mecidiye Camii)とその背後の丘の上に立つトルコ国旗が見えます(実際に見ると国旗の大きさに驚きます)。

ここから先は、次第に別荘地のような建物とクルーズ船の停泊が目につくようになってきます(高級住宅街か高級別荘地?)。

そして、ボスポラス海峡2番目の大橋、ファーティフ・スルタン・メフメット橋(Fatih Sultan Mehmet Köprüsü)が見えてくると、そのすぐ手前に、この船旅のハイライトといえるオスマン帝国時代の要塞ルメリ・ヒサル(Rumeli Hisarıが姿を現します。

いまだビザンツ帝国が生き延びていた時代、コンスタンチノープル(現イスタンブール)を欲したメフメト2世時代に作られ、すでにあったアジア側の要塞アナドル・ヒサルとともに、ボスポラス海峡の喉元を抑えることとなりました。

我々は船から眺めただけですが、2022年12月時点では修復のため閉鎖されていたようです。

改めて時間を取ってアジア側の要塞とセットで観光に訪れたいところです。

そして、このあたりがこの船旅の中間地点となります。

ここから先は、さらに田舎の町と別荘地のような高級住宅、そして自然も増えてきます。

遠くには、まだイスタンブールのビジネス街の一つレベント地区(Levent)の高層ビル街も見えます。

船は、İstinye という小さいに船着き場を出た後、海峡は大きく左に曲がっていき25分ほど停泊することなく淡々と海峡を進んでいきます。

この辺まで来ると観光客はほとんどいなくなり、2階の吹きっさらし座席はガラガラになります。

船着き場もどんどん小さくなっていきます。

終着点の一つ手前の Sariyer には海岸沿いの公園に大きなオブジェがありました。

これ何なんでしょうね?

そしてここまで来ると、3番目の大橋(Yavuz Sultan Selim Bridge)も見えてきます。

後半は、隣にずっと大型の輸送船が見えていましたが、輸送船はこの先、黒海へ向けて進んでいきました。

黒海へ向かって進んでいく輸送船(煙突部分はウクライナカラー?)

さて、1時間半にもわたるローカルフェリーでのボスポラス海峡の船旅も終わりとなり、最終目的地の Rumeli Kavağı が見えてきました(海辺に小さい漁船が多くみ有られる漁村でした)。

さてこれで、我々が行ったボスポラス海峡クルーズ』は終了となります。

最後に

帰りも同じ船で同じ航路でイスタンブール中心地へ戻りました。

さすがに帰路は寒さに負けて1階におりて、船内販売のチャイ(1杯10リラ:約0.50ユーロ、日本円で70円ぐらい)を飲んでじっとしてました💦(船内は温かかった!)

おススメの季節はやはり春から夏なのでしょうが、冬でも今回の様に晴天に恵まれれば、眩いばかりの景色を目にすることができます(眩しいのでサングラスは必須です)。

また、クルーズ専門の業者が出発点となるエミノニュ(Eminönü)には多くおり、呼び込み合戦が凄まじいです。

ルートやサービス内容、所要時間などよくよく検討してご自身にあった方法を選んでください。

我々は今回、公共交通機関のフェリーを利用して『最安値』で行きましたが(もちろんガイドも何もありません)、クルーズ専門業者の船だとガイドや飲食などもセットになっているんだと思います。

それでは、イスタンブールに行ったら是非、半日ぐらいかけてボスポラス海峡クルーズをお楽しみ下さい。

絶対、おススメですよ!

 

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