さて、今回もトルコの代表的な大都市イスタンブールを紹介していきます。
イスタンブールに観光に来たら、買う買わないにかかわらず訪れてほしいのがグランドバザールとエジプシャンバザールです。
それぞれ全く異なるバザールなので見て歩くだけでも楽しめますよ!
迷路のようなグランドバザールでぶらぶら
グランドバザール(トルコ語ではカパルチャルシュ)はオスマン帝国によるコンスタンチノープル征服後すぐの1455/56年頃にスルタン・ムハマド2世の命により建築が始まりました。
そのなかは、延べ面積30,700平方メートルに66の通路、約4,000店舗がひしめく、まさに迷宮のような屋根付きの市場です。
元々は木造建築だったようですが、火災や改築、増築などを経て現在は石作りとなっている。
おおよそはエリアごとに貴金属、香辛料、陶器、絨毯、衣類など分野ごとに通りが分かれているようですが、実際に歩いてみると似たような通りも多く方向を見失う人も少なくないようです。
また、非常に古いエリアと、比較的新しく整備されたエリアがあり、雰囲気も大きく異なります。
通路はそれほど狭くなく、基本的には碁盤の目状になっています。
こちらのバザール、現在は明らかに観光客向けのお店が多く、生活物資を取り扱っている感じはあまりありません。
ちなみにここでは値段が付いている商品はまれで、基本的に聞いてみるしかありません(値段は交渉次第です!)。
そして、なかなかに楽しいのは、パチモンの宝庫!
もうここまですると、見ていて楽しいですよ。
普通に堂々とパチモン専門店が軒を並べています。
ここでは、無難にお土産物を探したり、モスク用にスカーフを探したりする程度がいいのかなあ、と思っています。
さすが観光名所だけあり、時間帯によってはかなりの混雑となります。
スリにだけはお気を付けください!
それ以外の危険を感じることは基本的にはありませんのでご安心ください(クレジットカードでのお買い物はしない方がいいかもね)。
香辛料専門店が軒を並べるエジプシャンバザール
旧市街のエミノニュ(Eminönü)のフェリー乗り場のすぐそばにあるのがこちらのエジプシャンバザール。
こちらも歴史は古く1600年頃から市場として存在しているようです。
香辛料を取り扱いお店が多いことから別名、スパイスバザールとも呼ばれています。
その名の通り、スパイスの量り売りのお店が軒を連ねています。
それ以外にもお菓子屋さんやお土産屋さんなどが多く出店しています。
イメージとしては、こちらのバザールのほうが明るく、見通しがいいような気がします(迷路のようでなく単純なL字型なので)。
また、なんとなくこちらのバザールのほうが活気がる様に思います。
こちらもいつも観光客でごった返していますのでスリにはご注意ください!
我々は、どちらかというと、このバザール外にあるお店(お菓子屋さんやオリーブ屋さん)が好きで、そちらでオリーブやナッツなど買っていました。
外のお店の方が、地元の人も購入しているように感じました。
まとめ
イスタンブールを代表する2つのバザールを紹介しました。
それぞれ個性があって買い物をしなくても、是非訪れるべき観光スポットだと思います。
両者とも長い歴史も持っていますが、建物として歴史を感じたいのであれば、やはりグランドバザールだと思います。
ある意味、独特の雰囲気が漂う迷宮といった感じが楽しめます!
絶対、おススメなので、是非、旅のプランに考えてください。