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【フライトレビュー】ターキッシュエアラインズ・欧州線ビジネスクラスに搭乗!

さて、今回はターキッシュエアラインズ(Turkish Airlines)のビジネスクラスを利用したドイツ・フランクフルトからトルコ・イスタンブールへのフライトに関しての搭乗記となります。

トルコ航空と書いてしまいそうですが、2014年に日本語社名もターキッシュエアラインズに統一されたんですね。

お知らせするルートは、ドイツ・フランクフルト空港とトルコ・イスタンブール新空港間の往復フライトとなります。

フランクフルトからイスタンブールへのフライト

我々が往路に利用した日はクリスマス真っ只中、キリスト教圏で静かにクリスマスを過ごすのも飽き気味なので、クリスマスとは関係ないはずのイスラム圏へ向かいました。

出発数日前に機材変更になっていることに偶然気がつき、座席を確認すると少し変な座席配置(1-2-1の配列)、改めて新機材を確認すると、長距離でしか使われていないはずのB787-9 Dreamlinerがアサインされている!

これで納得、あの座席配置は787-9に導入されている1-2-1配列のフルフラットシートのタイプ。

普段この路線で利用されている機材はA321やA330などで、ビジネスクラスは 2-2の配置で 4-5列だったので、急に大きな機材への変更で予約画面上のビジネスクラス内はガラガラ状態(そりゃそうだ)。

好きなシートを取り放題だったので、早速シートチェンジでそれぞれ窓側の座席を確保。

近距離のフライトなのでサービス内容まで変わるわけは無く、過度の期待は禁物ですが、やっぱり短距離のビジネスクラスのシートより長距離線のシートの方がワクワク感が増します。

出発日まで、さらなる機材変更がないか毎日確認してましたが、それも無事終了。

それでも、なぜこの短距離路線に長距離用の機材が導入されたのかは謎のまま出発日を迎えました。

その疑問は空港のチェックインカウンターで解決。

搭乗時間の3時間以上前に行ったのに、すでに見たことがないほどのトルコ人の群れがチェックインカウンターの周りを囲んでいました。

どうも、ドイツのトルコ系旅行会社が仲介している一時帰国ツアーみたいで、ほとんど臨時便のような扱いで1日限定で機材変更が行われた模様です(ドイツでは戦後、労働力不足解消のためトルコ人の移民を多く受け入れた)。

その混雑ぶりはかなり異例で、同時間帯に隣のカウンターでチェックインが行われていたエアカナダの乗客がチェックインカウンターに近づけないほど。

我々も間をすり抜け、一番でビジネスクラスのチェックインカウンターへ。

3時間にも満たない路線なのでエコノミーで十分なんですが、来年のエーゲ航空のゴールドステータス死守のために如何してもマイルを稼いでおきたく、今回は最初からビジネスクラス一択でフライトを決めていました。

団体の混雑ぶりを横目に、ガラガラのビジネスクラスのチェックインカウンターで一番にチェックインと預け荷物を渡し、セキュリティチェックと出国審査に向かいました。

ラウンジで時間をつぶしたのち、搭乗時間となり、アサインされているゲートに向かうと、そちらも当然大混雑(普通に国際線機材が満員なので)。

いの一番に機内へ進み、無事、予約した座席に到着となりました。

もちろん国際線でよく見かけるアメニティ類は無く、着席後にヘッドフォンが配られるのみでした。

とは言え、せっかくの長距離用機材ということで、座席を倒したりしながらいろいろ試してみました。

まずは座席わきのサイドテーブルとその奥にある開閉可能な小物入れですが、サイドテーブルは座席わきなのでシートベルトをしたままでも物を置けるのでモニター側にあるテーブルより便利に感じます。

またその奥にある小物入れには充電用のACコンセントとUSB端子が一つずつあり、スマートフォンを充電しながら扉を閉めることもできました。

ただしiPadを充電しながら格納するには少し小さいですね。

ヘッドフォン用には、わきの壁にハンガーがあります。

モニター用のリモコンや座席の操作タッチパネルは座席わきのサイドテーブルの下にまとめられていました。

座席の操作タッチパネルは使用していない場合は真っ黒なので、最初どこに操作パネルがあるのか迷いました。
一度タッチをするとライトがオンになり好みに合わせた操作ができます(光っているときの写真がない💦)

モニターは18インチで十分な大きさ、またモニターの下に引き出し式のテーブルがあり、食事の際には、2つ折りのテーブルを引き出して広げて使用します。

機内エンターテインメントに関しては、フルで利用が可能で、当然日本語設定も可能だし、映画等も通常の長距離国際線と同じように使用可能でした(見る暇もありませんが)。

東に向かってのフライトのためか、長距離用機材だからスピードが速いからなのかわかりませんが、とにかく時間のないフライトでした。

機内食は、それなりにビジネスクラスのものが用意されており、メニューが配られ、まずは共通の前菜が運ばれてきます。

そういえば、2018年の旅ではまだ、ビジネスクラス機内食ではコックさんに扮したCAがいましたが、あれ無くなっちゃいましたね(残念)。

この前菜プレートの外に食後のチーズやデザート(ライスプディング)、バターなども一緒に配られます。

前菜を食べ終わると、お皿だけ回収されて、メイン3皿からの選択がこの時聞かれます。

ここは迷わず、一番トルコっぽいラムのお皿を選びました。

見た目でもお分かりの様に、すでに少しトルコっぽい感じで、ヨーロッパからでも異国感が味わえます。

特に我々は、このような料理も大好きなので、機内食も含めて楽しませてもらいました!

飛行時間がわずか2時間少しのフライトのため、かなり忙しないところはありましたが、座席のせいか、長距離フライトに乗っているような気分が少し味わえました。

これなら日本に行くとき利用しても大丈夫かなあ、という感じです。

あっと言う間にイスタンブール新空港へ着陸となりましたが、そこからが長かった!

まず、着陸後のタクシングが20分ぐらい(空港が広すぎる!)、さらに降ろされたゲートが地の果てほど遠くで、空港内をたっぷり歩かせられました(ドーハみたいに空港内モノレールがあってもいいくらい)。

大きすぎる空港への愚痴はまた別の機会に。

フライトインフォメーション

TK1594便:フランクフルト発 イスタンブール行き

機材:B787-9 Dreamliner

予定出発時間:18:10(実際の出発時間:18:36)

予定到着時間:23:05(実際の到着時間:22:42)

実際の飛行時間:2時間06分

イスタンブールからフランクフルトへのフライト

さて復路のフライトですが、こちらは、通常この路線で利用されているA321でした。

搭乗前のゲートの様子は往路と異なり、至って穏やか。

復路もビジネスクラスなので、いの一番に機内にはいり、席に着きました。

A321ということで、ビジネスクラスの配置は 2-2となります。

欧州内のフライトでは一般的にどの航空会社でもビジネスクラスはエコノミーと同じシートが採用されており(前後ピッチには余裕があります)、3人掛けシートの真ん中を空席にして使用しています。

それに対し、ターキッシュエアラインズでは、2時間強程度のフライトでも、ビジネスクラス用シートを導入してくれているところは評価できます。

座席は少し大きくリクライニングできることと、レッグレストがある程度です(フットレストはありません)。

エンターテインメントに関しては前席頭部にモニターは無く、中央のアームレストから引き出して利用するタイプでした。

内容的には往路で利用した内容と統一されており、日本語設定を含めてすべて利用が可能でした。

また、窓側または通路側のアームレスト脇にエンターテインメント操作用のリモコンとリクライニングの操作ボタン付いています(リクライニングは電動ではありません)。

テーブルはこのアームレスト上部を開けて引き出して利用するタイプでした。

それでは、ゲートを離れて出発となります。

離陸後は、しばし新しいイスタンブール空港を眺めながらトルコに別れを告げます。

イスタンブール新空港やラウンジに関してはまた別の機会に!

さて、最後に復路の機内食ですが、前菜は海産物系でまとめられていました。

メインは再びラムを選択(ラムチョップ)。

ラウンジでだいぶ食べてしまった後なので、美味しいんですけど、かなりしんどい思いをして食べました。

イスタンブール発の場合、ラウンジでの食事が素晴らしいので、機内食がしんどくなりますね。

フライトインフォメーション

TK1597便:イスタンブール発 フランクフルト行き

機材:A321

予定出発時間:20:50(実際の出発時間:21:12)

予定到着時間:22:05(実際の到着時間:21:57)

実際の飛行時間:2時間46分

最後に

さて、今回はターキッシュエアラインズのビジネスクラスに関してのレポートとなりました。思いがけず長距離用の787-9にも乗れて楽しめました。

また、これは個人的な想像ですが、ターキッシュエアラインズはビジネスクラスに空席があると満席になるまでアップグレードをしてくれるのではないでしょうか?(少なくとも短中距離フライトでは)。

2018年に、我々はエコノミー予約にも拘わらず復路でビジネスへのアップグレードがありましたし、今回も予約時では半分も埋まっていなかったビジネスクラスが往路復路ともに満席になっていました。

そのため、常にビジネスクラス満席を前提とした食事を積んでいると思います(2018年のアップグレード時も座席だけでなく食事もビジネスクラスの内容でした)。

今回の往路で搭乗した787-9の場合ですらビジネスクラスの座席はすべて埋まっていました。

ただし、食事に関してはこの往路だけ、本来のビジネスクラスの予約客のみにビジネスクラス用の食事が配られ、それ以外に人にはエコノミーの食事が配膳されていました(復路のA321では区別なく全員同じビジネスクラス用の食事)。

日本にも就航しているターキッシュエアラインズですが、ヨーロッパ各国へのアクセスもあり、またイスタンブールでのトランジットや短期滞在なども含めると、なかなか楽しい旅行計画が練れるのではと思います!

 

www.oni-taiji.com

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