さて、今回はドイツ・フランクフルト空港の第1ターミナルBコンコースにあるルフトハンザ・ドイツ航空の Lufthansa Senator Lounge(セネターラウンジ)についてお知らせします。
ルフトハンザ・ドイツ航空のお膝元、フランクフルト空港の上級会員向けラウンジはどのような感じでしょうか。
ルフトハンザ航空のラウンジカテゴリーについて
あくまでフランクフルト空港での話になりますが、ルフトハンザ航空では、出発用ラウンジとして3カテゴリーのラウンジを用意しています(到着用のWelcome Loungeが別にあります)。
搭乗するクラスや保持している上級会員クラスによって利用できるラウンジが異なりますので是非参考にしてください。
Lufthansa Business Lounge
文字通りビジネスクラス搭乗者、および Star Alliance のゴールドメンバー、ルフトハンザ航空の Frequent Traveler Member がルフトハンザ航空を含む Star Alliance 系の航空会社を利用する際に利用可能なラウンジです。
ルフトハンザ航空の Frequent Traveler Member は Star Alliance のカテゴリーとしてはシルバーになりますが、ルフトハンザ航空のラウンジ限定で Business Lounge が利用できるため、最も混雑しているラウンジとなっています。
もちろん上位クラスのラウンジ(Senator Lounge や First Class Lounge)利用可能者も利用できます。
Lufthansa Senator Lounge
ルフトハンザ航空の Senator Member および Star Alliance のゴールドメンバーが利用できるラウンジとなります。
ルフトハンザ航空の Senator Member は Star Alliance のカテゴリーとしてはゴールドメンバーとなります。
重要な点はビジネスクラス搭乗者と言うだけでは利用できないというところです。
逆に Star Alliance のゴールドメンバーであれば Star Alliance 系へ搭乗する場合、たとえエコノミークラスの利用であってもラウンジ使用が可能です(重宝しています)。
つまり、完全に上級会員のみを対象としたラウンジとなります。
もちろん First Class Lounge 利用可能者も利用できます。
Lufthansa First Class Lounge
こちらも文字通りルフトハンザ航空/スイス航空のファーストクラス搭乗者および、ルフトハンザ航空グループ(Miles & More)の HON Circle Member(Senator の上の最上級会員資格)のみが利用可能となります。
HON Circle Member の場合、ルフトハンザ航空、スイス国際航空(SWISS)、オーストリア航空、ブリュッセル航空、Air Dolomiti など Miles & More 加盟の航空会社を利用する場合のみラウンジ使用が可能となります。
またフランクフルト空港には、通常のターミナル内の First Class Lounge とは別に Lufthansa First Class Terminal が存在し、さらにハイレベルのサービスを受けることも可能です。
Lufthansa Lounge への同伴者に関するルール
搭乗券のカテゴリーや上級会員資格により異なりますので注意が必要です。
すべて同じ便を利用する航空券の所持が条件となります(2021年5月よりルールが厳しくなりました)。
- Lufthansa及び Star Alliance 系のビジネスクラス搭乗者:無償での同伴ルール無し
- Miles&More Frequent Traveller:無償での同伴ルール無し(ただし有償での Business Lounge への同伴は可能)
- Star Allianceのゴールド:無償で Senator Lounge へ1名の同伴が可能
- Miles&More Senator:無償で Senator Lounge へ1名の同伴、さらに18歳未満のこどもの同伴が可能(つまり家族で利用が可能)
- Miles&More HON Circle:無償で First Class Lounge へ1名の同伴、さらに配偶者および18歳未満のこどもの同伴が可能(つまり家族で利用が可能)
- Lufthansa及び Swiss First Class 搭乗者:無償で First Class Lounge へ1名の同伴、さらに配偶者および18歳未満のこどもの同伴が可能(つまり家族で利用が可能)
国際線用の Lufthansa Senator Lounge について
国際線が集まる第1ターミナルBコンコースのメインラウンジでもあるこの Lufthansa Senator Lounge はAコンコースにあるシェンゲンエリア内のラウンジのような混雑は見られず、比較的、出発前の時間をゆっくり過ごすことができます。
このラウンジは、場所的には同じBコンコースにある Air Canada Maple Leaf Lounge の隣にあり、同ラウンジと同様に国際線機材が駐機しているBコンコースのエプロンを眼下に眺めることができます。
ラウンジ入り口は、出発フロアで2階にあり、まずはそこで入場チェックを済ませます。
そののち、入り口のすぐ裏手にあるエスカレーターもしくはエレベーターを使用して3階にあるラウンジへアクセスします。
3階に上がるとやっとラウンジの本来の入り口が現れます。
すでに入場チェックを2階で済ませているので、自動ドアの先では特に入場チェックのようなものはありません。
ラウンジ内は多くの飛行機が駐機しているエプロンを見渡せるメインのソファセットや、バーを併設したソファスペース、飲食用テーブルが並ぶエリア、さらにカウンターテーブルが並ぶエリアやPC作業などが行えるビジネスエリアなどがあります。
メインのソファーセットにはそれぞれ電源(通常のコンセントとUSB)が付いていますが、それ以外のシートスペースでは電源が確保されていない場合もあるので、充電が必要な場合は、事前に確認した方がいいです。
ドリンクバーやフードコーナーはラウンジ内一か所に集約されており、決して豪華ではないですが、シェンゲンエリア内の Senator Lounge と比較するとホットミールなどは充実しているように感じます。
皆さんが期待されるようなコテコテのドイツ料理はありませんので、期待しないでくださいね。
また国際専用のラウンジなのでトイレ以外にもシャワールームも準備されています。
まとめ
今回は、フランクフルト空港で Star Alliance 系の国際線を利用する際に利用機会のある Lufthansa Senator Lounge を紹介しました。
ビジネスクラスの搭乗券だけでは利用できず、Star Alliance のゴールド資格が必要となるラウンジです。
日本やアジア諸国、中東で見られるような豪華なラウンジは残念ながらヨーロッパではほとんど期待できません。
そのため、上級会員用ラウンジとしては期待外れになってしまうことと思いますが、日本人の場合、ルフトハンザ航空のみならず、ANAを利用する場合にもこちらのラウンジ、もしくは Business Lounge が一般的に利用されるので紹介してみました(早い時間帯であればエアカナダの Maple Leaf Lounge も選択可能)。
話のタネに一度は訪れてみてはいかがでしょうか?