さて、今回も2024年10月末に再々訪したクレタ島旅行のお話になります。
今回は、クレタ島東部のアギオス・ニコラオス郊外の宿泊先、Agro Nostro について。
ホテルではなく、一棟貸しの貸別荘にしてみました。
宿泊先の選択
これはギリシャに限らずですが、毎回悩みどころは、キッチン付きするかどうか?眺め優先か街中優先か?パーキングはあるか?朝食はどうすか?など様々な要素を検討します。
ギリシャの島では、レンタカーを利用しているのでパーキングがあること、できれば静かで眺めのいいところを優先して宿を探すようにしています。
今回は、クレタ島東部のアギオス・ニコラオスを中心に観光する予定でしたので、必然的にこの町、もしくはその郊外を中心に探し始めました。
何件かに絞り込んだ末、アギオス・ニコラオスのかなり郊外になりますが、一棟貸しでパーキングスペースも十分あり、また少し高台にあるので遠目に海が眺められるこの宿 Agro Nostro に決定しました。
金額のほうも観光シーズンの終わりということで、破格⁇の安さで利用することができました。
Agro Nostro の紹介
予約時にすでに確認していましたが、今回の宿は大家さんの所有する広い敷地に一棟貸しの貸別荘が2棟並んだ宿になります。
私たちが借りたのは1ベッドルームのほうで上の写真の左手の建物となります(右側の建物はやや大きめで2ベッドルームになります)。
1 階にはかなり広いテラスがあり、2 階にはこれまた広いバルコニーが付いています。
構造としては、1 階がLDKとバスルーム、2階がベッドルームとなります。
それでは、1 階ですが、玄関は建物の脇にあり、ちょうど2棟の間に通路のところにあります。
ギリシャは玄関にしても窓枠にしてもとてもゴツイ、しっかりしたものが使われています(特に新しい建物)。
さて玄関を入ると目の前がリビングスペースで大きめのソファとテーブルがあります。
向かいの壁にテレビが備え付けられており、Netflixなどが自由に見れるセッティングになっています。
続いてキッチン廻りですが、簡易キッチンではなく、システムキッチンが導入されており、基本的な調理道具は揃っています(電子レンジはなし)。
ご覧の様にシステムキッチンの反対側には大き目の冷蔵庫、洗濯機もあります。
キッチン上にはエスプレッソマシンなどもあり、カプセルを含めどれも自由に使用することができます(電気ケトルも棚の中にあります)。
大家さん曰く、水道水をそのままコーヒー等に使用しても、さらに飲んでも全然大丈夫とのこと(飲むためのミネラルウォーターは買いましたけど)。
そして玄関わきにテーブルがあります。
置かれた状態だと少しせせこましいので動かして利用した方がよさそう。
そしてテーブルの上には、大家さんからの差し入れのロゼワイン、果物、そしてシナモン風味のチーズタルト!
翌朝には、さらに敷地内で買われているニワトリの新鮮たまごが4つほど届きました!
バスルームはやや狭いですが、使いづらいということは無し。
タオル等は取り換え用も含めてすべて完備されていました。
貸し別荘なので宿泊中の清掃等はなく、逆に用意されているものは自由に使用することができます(退去時には簡単な清掃を宿泊客が行う)。
さて、キッチン向かいの階段を上り2階のベッドルームへ。
2階はやや狭めの部屋にクイーンサイズのベッドとクローゼット、2階用トイレがあります。
階段わきには、2階用エアコンとテレビがありました。
さて、2 階の東側は全面窓ガラスになっており、そのまま外のバルコニーに出ることができます。
朝はちょうど日が昇る方向なので、朝陽や遠目に広がる海を眺めながらベッドでウダウダすることができます!
視界を遮るものもないのでベッドルームのカーテンなどもあまり気にせず寝ていました。
時々は、夜中に外に出て星空を見たりして楽しめます。
さて、1階に戻りますが、こちらも同じく東向きにしっかりとしたガーデンファーニチャーが置かれた広いテラスがあります。
テラスの先は庭になっており、様々な植物がきれいに配置されています。
さらに夜になると、ライトアップされたこんな感じに(建物裏から撮影)。
とにかくすべてが新しく、室内の設備もとても整っていました。
エアコンはもちろん1階用と2階用に2台設置されており、窓を開けると自動で止まり、また窓を閉じるとスタートします。
どの窓にも網戸があり、夜も虫などを気にせず窓を開け放つことができました。
窓はすべて日本と同じスライドさせて開ける方式で、網戸も同様です。
宿へのアクセス
宿への道のりですが、クレタ島の訪問玄関となるイラクリオン空港から車で約50-60分です(本格的な高速道路はありませんが幹線道路は広く整備されているので比較的スムーズです)。
宿自体が、このエリアの中心的町であるアギオス・ニコラオスから車で10-15分程度離れていることもあり、空港からレンタカーなしで向かうのはあまり現実的ではないと思います(日々の移動を考えても車が必要です)。
最後に
今回は、観光シーズン終わりの10月末ということで、一泊当たり100ユーロ以下でこのような宿が手配できました。
とにかく居心地がよく、広々とした敷地と前方に見渡せる海、日中は23-25度という快適な気温のおかげで、ゆっくりと過ごすことができました。
さらに、隣の棟には宿泊者がおらず、この広い敷地を我々だけで4泊5日、自由に使わせてもらいました。
欲を言えば、あまり観光にも出向かず宿でゆっくり過ごす時間も取れたら最高でした。
そういえば、我々に美味しい卵を供給してくれたニワトリさんたちですが、建物裏の車を止めるスペースのさらに奥に、これまた広く網の張られたニワトリスぺースがあります。
とても人懐っこいニワトリたちで、毎日車に乗るために駐車スぺースの砂利道を歩いていると、その音だけですべてのニワトリが小屋の中からものすごい勢いで飛び出してきます!
きっとエサを期待しているのだろうけど、毎回、あまりの勢いに結構笑えました!
それでは、クレタ島の話、まだ続きますので気長にお付き合いください。