さて、今回も2024年10月末に再々訪したクレタ島旅行のお話になります。
今回は、アギオス・ニコラオス及び近郊で訪れたレストラン3軒をまとめて紹介していきます。
このうち2軒は、旅行者0人という完全地元レストランでの食事になりました!
Gipas Kafenio
さて、最初にご紹介するレストランは Gipas Kafenio という我々の宿泊先エリアにあるレストランです。
宿から徒歩圏唯一のレストランでここだけは旅の前からチェックを入れていました(実際は道が暗すぎて車で行きました)。
近場ということで、宿泊先に到着して早々に向かいました。
平日木曜日の午後の8時ぐらいでしたが、込み具合は5割強とそれなりに混んでいました(無事、テーブルを得ることができましたが)。
まずは席について、ハーフリットルのハウスワインとミネラルウォーターをお店のお兄さんにお願いしてメニューの検討に入りました。
メニューは英語の記載もあり、何とか気になる料理を選び、またお肉料理は店のお兄さんにボリュームを聞きながら注文しました。
片言の英語でいろいろと話かけてくれて、ドイツから来た日本人と言うと珍しがってくれ、今日は我々が”唯一の旅行者”だと教えてくれました(みんな近所の知り合いらしい)。
さて、最初の一品は定番のグリークサラダ。
トマト、キュウリ、玉ねぎ、フェタチーズのサラダです。
オリーブオイルがたっぷりかかっており、さらに野菜も一口が大きく顎が疲れてくるほどの食べ応えのあるのが特徴です(ギリシャではよく注文します)。
続いてズッキーニのチップス。
ポテチチップスの様にサクサクでしかもチーズが振りかけてありうまい!
ただ、量が半端なく、またポテチを食事の途中でたんまり食べたらどうなるかわかりますよね。
続いてギリシャ料理のおひたしホルタ。
これは妙に歯ごたえたっぷりのおひたしでしたね。
レモンでさっぱりしていますが、歯ごたえと量に圧倒されます。
続いてメインの肉料理、ブタのスブラキ(串焼き)とパンセタ(豚バラ)のグリル。
スブラキだけにしておけばよかったと思うほどのボリュームに初日から力尽きそうになりましたが、お肉が炭火焼で香ばしくてジューシーなのと塩コショウとレモンという軽めの味付けなので完食できました!
全て食べ終わり、ゆっくりと残りのワインと水で休憩しているトドメのデザート2種(注文してないけどね)。
一品目が、チョコレートケーキ風の一品と硬めのヨーグルト?にサクランボのコンポートの一品。
それぞれ美味しかったし、お店からのサービスで嬉しいのですが、はちきれそうなお腹に濃いの2品はちょっとヘビーでした。
ちなみに食べ終わった頃には、店も佳境に入り完全に満席状態で大賑わいとなってました。
ちなみに二人でもう食べられないというまで食べて36ユーロ(約6000円弱)でした。
お店もお兄ちゃんたちも大忙しですが、担当のお兄ちゃんは最後まで気を使ってよく話しかけてくれ、とても雰囲気のいい田舎のお食事処といった感じでした!
Taverna Grill Kipseli
一軒目のレストランもなかなかディープでしたがこちらはさらに輪をかけたようにディープなレストランでした。
炭火で美味しい肉料理が食べられそうで評価も高く、開店の午後7時に待ちきれなく店へ向かいました。
言うまでも無く一番乗りで、奥の方の席に案内されました。
評価ではオヤジの愛想が無いとのコメントがありましたが、その通り!
でもちゃんと英語も話せる息子がフォローに入ってくれて無事、英語メニューも得ることができました(それをただ見ている焼き肉係のおじいさん)。
ここのメニューはアンケート用紙の様になっており、自分で料理の横に数量を書き込んで注文するタイプ。
いろいろと食べてみたいものがあるけれど、前回の失敗(毎回多くてきつい)もありセーブしたつもりですが、今回も同じ流れ。
まず、ワインとミネラルウォーターを頼むと突出しが出てきました。
これだけですでに4品、豆、ファバ(黄色い豆のペースト)、ビーツ、クレタ風トマトのブルスケッタ。
これがまたどれも美味しくて、一緒にパンなど食べてしまい、最初から大ピンチです。
続いてトマトとキューリのサラダ。
グリークサラダに比べてフェタチーズが無い分、軽いです(量は十分ですが)。
続いてチーズボールとジャガイモのオムレツが続きます。
チーズボールは味のしっかりしたとろけたチーズが美味しく、またオムレツはとてもふっくらと焼き上げてあり美味い!
ホント、これで終わりでも十分なんですが、食べに来たのはラム肉。
最期に炭火でグリルした骨付きラム肉500gフライドポテト付きの登場です。
ちょっとフライドポテトで見えませんがこの下にたっぷり骨付き肉が入っています。
とてもジューシーで臭みなど全くないラム肉。
骨にへばりついた肉までしっかりそぎ落として味わいました。
こちらも最後にデザート2品。
食べかけ写真ですが、フルーツとセモリナ粉のハルバというギリシャのデザート。
これも根性で食べきって何とか美味しく終了。
こちらは7時に入店したこともあり、この時点で広い店内に数名のお客さんのみ(店員さんはせっせと団体客用のテーブルの準備をしている)。
こちら、ラム肉を食べたいなら絶対におすすめのお店です。
そして何よりも安い!
これだけ食べて、この日は32.20ユーロ(約5200円)。
ラム肉食べても1軒目のレストランより安かったです。
Almiriki
せっかくギリシャまで来たし、高い高いと言いながらも海産物も食べたいよね、ということで、アギオス・ニコラオスの町中からは少しはずれますが、海沿いにあるこちらのレストランへきました。
少し早い時間だったこともあり、直接ビーチに降りられるような席を得ることができました。
こちらのレストランもメニューはアンケート形式。
自身で注文したい料理の横に数量を書いていきます。
今回は本当に軽めの注文にしました。
先に注文したロゼワインを飲みながらノンビリ静かに暮れていく海を見て料理を待ちます。
最初のグリル野菜の盛り合わせとサガナキ(チーズのフライ)。
サガナキ(写真撮り忘れ)はチーズなので食べ応えはありましたが、グリル野菜はどれも大きかったですが、美味しくさっぱりと食べられました。
もうこの後はメインディッシュだけ。
このフライ、比較的あっさりと挙げられており、脂っこくなくイカの甘味が味わえてとても美味しかった(当たり)。
続いて焼いたタコの足ですが、これがまた思いのほかプリっとしていて歯ごたえがあるけど噛み切りやすく、しっかり味が出てくる美味いタコでした(当たり)。
この日は適量で、このあと、サービスのデザート(フルーツ数種の盛り合わせ)をもらい終わりにしました。
食べ終わる頃にはだいぶ日も傾きいい感じの眺めになってきました。
ちょっと下に降りてみるとこんな感じです。
この日のお会計は45.50ユーロ(約7400円)。
流石に海産物で、また町に出て食べるとそれなりの値段になります。
街中で食事をするのはわちゃわちゃしていてあまり好きではないのですが、ここは少し外れているため、こんな静かな海を眺めながらゆっくりを食事ができ楽しめました。
まとめ
今回の旅で訪れたレストラン3軒をまとめてみました。
特に最初の2軒は季節外れの10月末ともなると旅行者が訪れることはまずなく、むしろ珍しがられました。
どこも特徴があり、比較的安くクレタ島らしい料理が味わえたのが何より楽しかったです。
毎度のことながら、あれこれ注文して、一皿ごとの量に圧倒される繰り返しですが、ついつい注文してしてしまうんですよね。
食事だけでもまた行きたくなるエリアでした。
それでは、クレタ島の話、まだ続きますので気長にお付き合いください。