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【フランス・マルセイユ】建築家ル・コルビジェが設計した集合住宅ユニテ・ダビタシオン

マルセイユは、フランス第二の都市であり、最大の港湾都市です。その歴史は紀元前600年頃に築かれた古代ギリシャの植民市マッサリアに遡ります。

現代では貿易/商業港として栄える一方、2013年には欧州文化首都にも選出されました。

そんなマルセイユの見どころを紹介していきます。

集合住宅ユニテ・ダビタシオン(Unité d’Habitation)

今回はマルセイユの郊外に建つ、建築家ル・コルビジェ(Le Corbusier)の設計による『垂直の田園都市』と呼ばれる集合住宅ユニテ・ダビタシオン(Unité d’Habitationを紹介します。

1947年に建築がスタートし、1952年10月14日にオープンしたこの集合住宅は、全長138メートル、幅25メートル、高さ56メートルの18階建て鉄筋コンクリート製です。

地上階は吹き抜けになっており、コンクリートの柱で建物全体を支えています。

建物は南北に長く、337戸のアパートはすべて東西に窓を向けています。

基本的な構造はメゾネットタイプとなっており住居内に階段があります。そのメゾネットタイプの部屋を上下にずらしながら組み合わせることで入り口を3階ごと設置すればいい作りになっているようです。

さらに、ほとんどの部屋がその複雑な組み合わせにより東西に窓を持つ構造となっており、東の窓からはマルセイユの街並みを西の窓からは海を眺められます。

また、7階と8階には、さまざまなショップなどが入る設計となっており、この建物内だけでも生活が成り立つように、さらにランドリーや郵便局なども入っていたようです(現在はほとんどの商店が時代の流れにより成り立たなくなったそうです)。

さらに屋上には、幼稚園、野外劇場、体育館、プールが配置されています。

もし時間があれば、地上階の入り口から、住人も利用しているエントランスホールにいる管理人の下でビジター登録を行えば屋上へ向かうこともできるそうです。

また、マルセイユからのツアーに参加して内部を見学することもできます。

www.marseille-tourisme.com

 旅行情報 ユニテ・ダビタシオン Unité d'Habitation
住所:280 Bd Michelet, 13008 Marseille, フランス
WEB:https://citeradieuse-marseille.com/

ル・コルビジェの建築について

ル・コルビジェは、1925年にパリで「エスプリ・ヌーボーのパビリオン」を発表し、彼自身の考え方の核の部分を提示しました。

彼は、自身の建築デザインが様々な場所で大量生産可能な理想的な解決策だと考えていました。つまり、標準化された連続生産によって、高い経済効率を実現しようとし、多くの人々に快適な生活を提供することを目指していました。

その意味では、このユニテ・ダビタシオンは集合住宅の先駆けと言えます。

ル・コルビジェは、人々の要求に応えようと、日常生活に必要なさまざまな施設を統合し、複合的な集合住宅を作り上げました。

ユニテ・ダビタシオンへのルート

今回も出発点はメトロやバスの駅でもあるVieux Port(旧港)からスタートします。

まずはメトロM1に乗車し南に向かい、カステラーヌ駅(Castellane)で下車(地上には大きな記念碑とロータリー)。

そこからはB1のバスに乗り、さらに郊外へ向かい、11番目のバス停 Michelet Bousquet またはその次のバス停 Le Corbusier で下車。

廻りは緑の街路樹が続く大通りです。

そして街路樹の奥にお目当てのユニテ・ダビタシオンが少し見えます。

ここまでの公共交通機関の費用は、1.70ユーロ、もちろん乗り放題チケットやマルセイユ・シティーパスを持っていれば、別途チケットの購入は不要です。

さいごに

今思うと、なぜ屋上へ登らなかったのか?とても後悔しています。

ル・コルビジェの建築は、以前にロンシャンの丘に建つノートルダム・デュ・オー礼拝堂をご紹介していますが、今回のほうが、よりコルビジェが目指した”暮らす人のための住宅”、経済的にもパターン化された設計で、機能面を重視しながらの建築美が前面に出ている建築にもかかわらず、見学をサボってしまいました。

後悔先に立たず。。。

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