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【フランス・マルセイユ】カモメの楽園・フリウル島観光②

マルセイユは、フランス第二の都市であり、最大の港湾都市です。その歴史は紀元前600年頃に築かれた古代ギリシャの植民市マッサリアに遡ります。

現代では貿易/商業港として栄える一方、2013年には欧州文化首都にも選出されました。

そんなマルセイユの見どころを紹介していきます。

さて、今回も、マルセイユ観光では欠かせない(と思った)フリウル島(Îles du Frioul)への日帰り旅行の続きです。

島への行き方や概要に関しては①の記事をご参照ください。

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ラトノー島(Île Ratonneau 北側)からポメーグ島(Île Pomègues 南側)へ向かう

さて、ラトノー島で行きたかったところへはほぼ行けたので、島の南側、ポメーグ島へ向かうため、これまでの道を戻り途中で、島の西側の海岸へ向かうことにしました。

目指すは Calanque de Morgiret

Calanque とは、南仏プロヴァンスの海岸線約20キロに連なる険しい崖と入り江が連続する風景です。

この島の入り江にもすべて Calanque ~ と名前が付いていました。

ちょうど島の東側から西側に抜けるルート上には、大きな岩がぱっくりの割れたような細い回廊部分があり、西側と東側の海岸を分けていました。

この回廊部分を抜けると、すぐ目の前に、 Calanque de Morgiret が現れました。

ここはそれほど両サイドの崖も切り立っておらず穏やかなビーチといった感じです。

波打ち際まで行くと、ここも透き通るような水で、びっくりするくらい。

この入り江は、連絡船が着くヨットハーバーからも比較的近いのですが、ほんの数組が寛いでいるといった感じでした。

そもそも、我々の様に島中を歩き回ろうとしている人は多くなく、ほとんどの人はお目当ての入り江でゆっくり寛いでいるようです。

この時点で午前11時ぐらいですが、気温は明らかに30度以上でした(5月後半)。島にはヨットハーバーのエリアの除いて、一切、売店等は無いので、水分・栄養補給のための物資は前もって用意が必要です!

隣の入り江もちょっと覗いた後、いったん島の中央部分である防波堤のほうへと向かいます。

島の中央の防波堤まで来ると、さすがにヨットハーバー沿いの道には観光客がちらほらとみられました。

ここにはレストランやカフェを中心にお店が集まっており、宿泊施設があるのもこのエリアのみとなっています。

それでは、2つの島を繋ぐ防波堤を渡り、南側の島、ポメーグ島(Île Pomègues)へ向かいます。

フリウル島南側のポメーグ島(Île Pomègues)を歩く

ポメーグ島は北東から南西に細長く伸びた島で、島の両側とも崖が深く切れ込んだカランク(入り江)でできています。

また舗装された道は無く、砂利道をひたすら歩き続けることになります。

今回は下の写真に写る小さい要塞?(Tour de l'Ile Pomègues)灯台?(Sémaphore)を目指して歩くことにしました。

こちらのルートでは、細長く伸びた島の両サイドは海にに向かって切り立っており、ちょうど中腹あたりを横に進むように道が整備されていました。

次々と現れるカランクはとてもきれいで、白い崖に青い海のコントラストが、まさに南仏らしい!

ご丁寧に、どのカランクにもちゃんと名前がついていて、入り口(?)っぽいところには小さいものの案内標識が立っています。

相変わらず路上に人はあまりおらず、時々すれ違う程度でしかありません(そのわりにそれぞれのカランクには大体誰かいました!)

もちろんカモメはいくらでもいます~!

また、植物も岩場にしがみつくような背の低いハーブ系?のようなものが多かったです。

道は険しくないので誰でも歩くことができます。

ただ、この景色、遠近感がおかしくなり、すぐそばに見えているような気がしても一向に近づいてこない!

グーグルマップ曰く、15分となっているが、よほど北側の島で疲れていたのか、倍以上かかったような気がしました。

最後は、道を外れて石畳の坂と階段を上り、最初の目的地、小さい要塞?(Tour de l'Ile Pomègues)に何とか到着。

中に入って上に登れるものと思い込んでここまで来たのに、建物は閉鎖されており入ることはできませんでした(残念!)。

ここで次の目的地灯台?(Sémaphore)のほうを見ると、さっきまで重なる様にみえていたのに、突然はるか向こうへ行ってしまった感。

ここからは少し上りが多くなり、またカモメに威嚇されながらひたすら進んでいきました。

違った景観といえば、途中の入り江には養殖場?があり、ここだけは他の入り江とは様相が異なっていました(奥に見えるのはマルセイユのまち)。

そして、こちらもグーグルマップ上の計算よりはるかに遅れて到着した灯台?(Sémaphore)ですが閉館中との事でここも入れませんでした(本来はなにか展示などがあるらしい)。

この先には、さらに島の先端にも要塞跡があるようですが、とっくに手持ちの水も尽きており、引き返すことにしました。

まとめ

マルセイユからわずか30-40分で行けるフリウル島

島から見るとマルセイユは本当にすぐそこに見えるぐらいの距離感です。

我々の当初の目的はイフで、せっかくだからおまけにフリウル島にもちょっと行ってみようというのりだったのが、天候(というか風)のせいで、行けるのはフリウル島のみということになり、そこそこみっちり観光することになりました。

最初はイフに行けなくって残念、という気持ちを抱きながら始めた島観光ですが、最終的にはこのカモメだらけの島が大好きになりました。

特にこれが素晴らしいってものがあるわけではないのですが、なんか琴線に触れるものがあるというか…。

海に入る用意や水を十分持ち込んできていれば、一日中いてもいいと思える島でした。

数時間の滞在で戻る人が多いようですが、マルセイユに連泊するのであれば、丸一日この島でゆっくり過ごすようなプランを考えてみるのもいいと思います。

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