ウィンザーには3泊しましたが、到着日はフライト前にJALラウンジでカレーなどをガッツリ食していたため、夕食はスーパーで購入したサンドイッチなどで軽く済ませて終わりました。2日目、3日目は、やはりイギリスといえばパブだろう、ということで2日ともにパブで夕食をいただきました。
The Queen Victoria
まずは1日目のパブ
ホテルからお城に向かう道沿いにあり、名前が気に入ったという安易な理由で選びました。
早速中に入ります。
ヴィクトリア女王という名のパブですが、入り口を入ってすぐの左側の壁に掛かっているのはエリザベス二世の戴冠式を記念する大きなポスター(?)でした。
ポスターの向かい、入り口の右側にカウンターがあり、壁沿いにテーブル席が設置されています。
そこを通り抜けて奥に進むと、さらにもう一つテーブル席のある部屋があります。
壁の一角は書棚になっていて、本が並んでいました。これは飾りなのか、ウィーンのカフェの新聞のように、実際お客さんが読めるように置いてあるのか。
来店した有名人の写真(?)、知っている人はいませんでしたが…。
壁を覆っている木のパネル(?)はなんとワインの木箱の一部のようでした。
パブといえばビール、イギリス伝統のエールを注文しました。メニューには飲み物は載っていなかったので、おススメのエールを尋ねてそれを注文しました。エールって香りが華やかというか、果物とか花っぽい感じがしました。味もフルーティーさの中にコクがあって美味しい。
お料理はパイ2種(チキンとマッシュルームのパイと牛肉のパイ)。写真は1つのパイですが、見た目は全く一緒でした。パイ生地がちょっと重い感じでしたが、どちらも悪くはなかったです。
付け合わせのグリーンピースとマッシュポテト、これが意外に美味しかったです。ポテトはフライドポテトだったか炒めたポテトだったかとマッシュポテトのどちらかを選べるようになっていました。どっちにしようか迷っていたら、サービスのお兄さんがマッシュポテトがおススメというので、そちらにしたのは正解でした。
そしてフィッシュ&チップス 正直言って可もなく不可もなくという感じでした。
お料理はすごーく美味しいというほどではありませんでしたが、エールは美味しかったし、レトロな雰囲気とサービスのお兄さんのフレンドリーさが感じの良いパブでした。
お会計はエール大グラス2杯、小グラス1杯、コーラ1杯、お料理3品で£60.25でした。
The Corner Ale & Cider House Pub
そして2日目のパブ
Google Mapで評価のよさそうなお店の中から、ホテルからそれほど離れていないところ、というだけで決めました。
一階はカウンターと立ち飲み用のバーテーブルが置いてある飲む人メインの仕様になっています。
階段を上ると、上はテーブル席になっていて、扉はついていませんが、壁があり2部屋に分かれていました。インテリアはシンプルなアンティークって感じでしょうか。
注文の際は1階のカウンターまで足を運びます。食い逃げを防ぐためでしょうか、クレジットカードを預けさせられました。
ドリンクはその場で入れてくれるので自分で持って上がり、お料理はできあがり次第テーブルまで持って来てくれます。
1日目のパブもそうだったのですが、飲み物はメニューに載ってなくてちょっと注文に戸惑いました。何があるかわからないし、銘柄も全く知らないわけですから。
これまでの経験からペールエール(Pale Ale)が気に入っていたので、とりあえず、ペールエールをお願いしますと言うと、2種類のエールを試飲させてくれたので、それぞれ1グラスづつ頼みました
ペールエール(Pale Ale)お願いします、と言った時、炭酸入り?と聞かれ、炭酸入りをお願いしたのですが、炭酸の入ってないエールってあるんですかね。初めての経験でビックリしました。それとも聞き間違いだったのでしょうか。
↑と↓、どちらもペールエール(Pale Ale)ですが、ずいぶん見た目が違います。味わいも異なりました。お値段はどちらかが£5.5でもう一つが£4.5だったと思います。
1つめのパブでも感じたことですが、ここでさらに2種類のペールエールを飲んで、改めて、味わいはそれぞれ異なっても、どれも果物とか花っぽい華やかな香りとフルーティーな味という共通点がペールエールにあるように感じました。
こちらのエールはドイツのヘーフェヴァイツェンを思い出させる味わいでした。こちらのほうが色が濃く、香りが華やかですが、フルーティーで苦みがあまりないところなどがちょっと似ていると感じた理由でしょうか。
頼んだお料理その1 お店の名前を冠したコーナーハウスバーガー(£16.95)。ご覧のように肝心のハンバーグが隠れるほどのベーコンが入っており、小ぶりながらなかなかのボリューム。ハンバーグとベーコンを合わせて食べるとどっしりした肉厚と肉の味の濃さで充実感いっぱいです。ちなみに上に乗ている3つのリングはイカリングでなくオニオンリングです。
お料理その2 Beer batterd Haddock & Chips(ビール入り衣をつけて揚げたハドック&チップス)(£12.95)いわゆるフィッシュ&チップスです。ハドックというのは魚の名前でタラの1種のようです。つけあわせのグリンピースがピューレでした。衣がさくっとしていてお魚の味もしっかり感じられ、美味しかったです。
お料理その3 ラムステーキ(£14.95)付け合わせはマッシュポテトとブロッコリー。
ブロッコリーというと日本では(ドイツでも)もっと花蕾がぎっしりつまっていてこんもり丸く茎がふと短いものが一般的ですが、イギリスのブロッコリーって見た目が菜の花に近い感じで茎が細くて長いんですね。
ロンドンのフォートナム&メイソンのお惣菜コーナーで売っていたブロッコリーのサラダもこんなブロッコリーだったし、スーパーWaitroseの野菜売り場のブロッコリーもこのタイプでした。
お肉の焼き加減はミディアムでとお願いしたところ、絶妙な焼き加減でとても美味しかったです。添えられた赤ワインソースがちょっと甘すぎて、ソースなしのほうが美味しく感じました。
この日のお会計はエール大グラス2杯、コーラ1杯、お料理3品で£57.35でした。
お料理は1つめのお店より2つめのお店のほうが美味しかったです。お値段はほぼ同じレベルで、1軒目では頼んだエールが小グラス1杯多かった分、総額が高くなった感じでしょうか。
2日とも、それなりに美味しく楽しくいただきましたが、料理と飲み物の内容から見ると、ドイツに比べ割高感があるのは否めませんでした。特にビール(エール)の値段が…。これはストックホルムでも感じたので、もしかするとドイツが例外かもしれないですけどね。