さて今回は1月1日からのイギリス旅行に合わせて利用したフランクフルト空港第2ターミナルにある JAL First Class Lounge を紹介していきます。
前回はオープニング時間の関係で、Sakura Lounge のみの利用になってしまいましたが、今回は新年からバッチリ First Class Lounge をご紹介します。
Sakura Lounge のレポートに関しては下記をご参照ください。
昨年末に旅とアロマのmomokaさんも同じラウンジをレポートされていますので、ちょっとかぶってしまい恐縮なのですが、元旦の日本外のラウンジの雰囲気が伝わればと思います。
JAL ラウンジの場所
フランクフルト空港では基本的に第1ターミナルにスターアライアンス系の航空会社を集めており、ワンワールドに加盟しているJAL(Japan Airlines)は第2ターミナルに発着します。
第2ターミナルへのアクセスは自動車やタクシーであれば直接乗り付けることもできますが、列車等で空港へ到着した場合や乗り継ぎで第1ターミナルに到着した場合には、両ターミナルを結ぶSkyLine(無料モノレール)や無料連絡バスで移動します。
Frankfurt Airport - Terminal Transfer
第2ターミナルは横に広がるわかりやすい構造になっており、その中央に出国審査やセキュリティチェックが集約されています。
JALのラウンジはシェンゲン条約外のエリアとなるため、チェックインカウンターが並ぶ階からターミナル中央にあるエレベーターまたはエスカレーターを利用し出国審査のある階に進みます(その上の階はマクドナルドなどがあるフードコーナー)。
ここではまず出国審査が行われ、セキュリティチェックは搭乗前の各ゲート入り口で行われます。
つまりラウンジは出国審査後、しかしセキュリティチェック前のところにあることになります。そのため、セキュリティチェックの時間を考慮してラウンジを後にする必要があります。
フランクフルト空港 ラウンジ(ラウンジサービス) - JAL国際線
さて、ラウンジの場所ですが、セキュリティチェックの後、正面の免税店から右手に進みます。ゲートD4、D5を目指すと右手に看板を見つけられます。
お正月ですが、さすがに門松は出ていませんね。
営業時間と利用条件の確認
営業時間は公式ホームページの情報では、下記のようになっています。
First Class Lounge 16:00〜20:00まで
Sakura Lounge 5:30〜22:30まで
First Class Lounge はJAL便の運航に合わせて営業されているようで、かなり時間限定となります。そのため前回は早朝のBA利用だったため、Sakura Lounge のみ利用できました。
また、利用条件ですが、JALのサイトを確認すると下記のようになっています(JALのサイトから抜粋)。
ワンワールドステータスでの利用に関する記載は無いようですが、もちろん問題なくBAのゴールドステータスで First Class Lounge を利用できます(同行者も)。またシルバーステータスで Sakura Lounge を利用できます。
ファーストクラスラウンジ
BAのフライトが午後遅い時間帯だったため、First Class Lounge のオープニング時間の午後4時に合わせて入りました。両ラウンジの受付は共通となっています。
また、事前にステータス保持者の名簿が出ているようで、BAでヒースロー空港に向かう私の名前もしっかりフロントデスクの方のリストに載っていました。おそらくですが、搭乗券などをスキャンする機械がなかったように思うので、代わりに対象者のリストを持っているのでは?と思います。
この日は1月1日、フロントデスクには鏡餅が飾られドイツでも少しはお正月の雰囲気。
何か特別な食べ物とか用意してあったりして?とか余計な詮索が先走りします。
この時点で、私(ウシさん)はすでにBAのゴールドを取得済み(ワンワールドのエメラルドに相当)、ブタさん(id:PuPiPo)は何も無いので、私の同行者として入室、このフライト(FRAーLHR)が済めばBAゴールド達成の tonchi (id:Tonchi) はまだシルバーステータス(ワンワールドのサファイヤに相当)なので一人 Sakura Lounge を利用する予定でしたが、フロントデスクの方のお計らいで3人で First Class Lounge へ入れてもらいました。
まさに新年一番乗りで颯爽と誰もいないラウンジへ。
まずはラウンジの様子を見て周ります。
こちらのラウンジは Sakura Lounge に比べるとやや小ぶりで、中央の部屋以外にもこじんまりとしたスぺースがあります。
また、JALのラウンジは残念ながら滑走路や搭乗ゲート側を向いていません。そのため見えるのはターミナルをつなぐSkyLineや空港外の施設、北側に広がる森となります。窓側はすべてカウンター形式のテーブルと椅子になっています。
フードコーナーには飲食用のテーブルセットがありますが、そのエリアは小さく、ほとんどが一人掛けソファが横並びにセットされたエリアとなります。
電源はフードコーナーを除くとほとんどソファ横のサイドテーブルまたは窓側のデスクの上にあり、十分完備されています。
また、ところどころ日本らしい飾りも。
フードコーナーを見ていくと、日本的なものはフランクフルト市中のレストラン、MUKUの『まかないチキンカレー』があります(フランクフルト限定メニューです)。
あとは一般的な洋食を中心とした組み合わせとなっていました。それぞれメニューリストが掲示されており、とても分かりやすいです。
ラウンジ、フードコーナーともにそれほど大きくはありません。一日一本だけのJAL便なので、これは仕方ないでしょうし、むしろあるだけすごい気もします。
さて、どんな食べ物が並んでいるか見ていきましょう。
飲み物は基本的に冷蔵庫に入っており自身で取り出します。ワインなどでも同様です。
カレーは上の写真のようにコーナーに、梅干しなど日本的なものとまとめられています。
この辺はすべて洋風のもの。オレンジ色のスープはニンジンとココナッツの生姜入りスープ。これとても美味しくておかわりしました!
ここはパンとチーズ、ハム、少々のサラダなどがあります。
また、甘いものを数種類、準備されていましたが、日本的なものはありませんでした。
まとめ
さあ、お正月という事で、何か特別なものがあるか(勝手に、一方的に)期待していましたが、それは無理がありますよね。
それでも温かく迎えていただき出発前1時間をゆっくり過ごすことができました。特にオープンと同時に入ったため、おそらくですがまだJAL搭乗の方々が入ってくる時間ではなかったのではと思います。我々が出る時間になっても、中にいた方はせいぜい2-3人といった感じでした(最初の30分ぐらいは我々で独占でした)。
さて、こちらのラウンジですが、Sakura Lounge は朝早くから夜まで営業している関係で、トイレやシャワー使用の際は一旦 First Class Lounge を出てフロントデスクの前を通り、Sakura Lounge へ入ります。入ってすぐ左手がトイレ、シャワーや荷物クロークとなっています。
次のラウンジレビューはヒースロー空港第5ターミナルの British Airways Galleries First Lounge を予定しています。