さて今回はドイツ・フランクフルト空港に直結しているエアーポートホテル、フランクフルト・エアポート・マリオットホテル(Frankfurt Airport Marriott Hotel)をレビューしていきます。
ホテルの立地
ホテルのエントランスは、フランクフルト空港第一ターミナルから空港高速鉄道駅のある『THE SQUARE』へ向かう途中の連絡橋の中にあります。
入り口にはマリオットだけでなく、シェラトンの看板も。
もともとはシェラトンだったのですが、現在は建物を分割してマリオットとシェラトンに分かれて営業しています。
チェックインカウンター付近は現在工事中のため、本来の十分なスペースが確保されておらず、この巨大なエアポートホテルにしてはやや狭い印象を受けます。
事前にオンラインチェックインを済ませており、スムーズにチェックインも完了、M Club Loungeが開いていることも事前に確認済だったので、Executiveフロアがきちんとアサインされていました。
また、廊下が非常に広くてこれはかなりインパクトありました。広すぎるぐらいの廊下です。
部屋の様子
日本の空港ホテルのイメージは、出発、または到着の際に一泊のみ使用するケースが一般的なのかと思います。そのためかそれほど十分なスペースを確保した部屋というよりは仮宿的イメージがありました。
でも少なくともフランクフルトではビジネス目的で利用されるケースも多く(空港などでの会議は一般的)、十分な広さを確保した部屋が準備されていました。
十分な大きさのL字型ソファーもあり、部屋での滞在でもくつろげる作りなっています。
部屋の入り口付近にあるクローゼットや荷物置き場も広く作られており、多少荷物が多くても余裕がありそうです。
バスルームも比較的広めです。バスタブが無いのが残念ではありますが、シャワースペースもほぼバスタブと同じスペースを利用しているので広々しています。
半分だけガラスで仕切られたタイプなので水が跳ねるのは仕方なしです(こちらではあまり気にしないのか、どう利用しても水浸しになることが多々あります)。
アメニティはお決まりのイタリアのブランドAcca Kappaです。
窓からは、ギリギリ空港が見えるといった感じで、飛行機の動きなども少し見えました。
とにかくスペース十分の部屋で、思わずソファーの上でくつろいでしまいました。
ラウンジ(M Club Lounge)
コロナ禍でラウンジを閉鎖しているホテルが多い中、今回は期待して訪問したのですが、すでに書いたように一部工事エリアがある関係か、本来のラウンジは利用できなくて、明らかにレストランスペースの一部を転用したような暫定的なつくりのラウンジでした。
飲み物などは注文をして運んでもらう形式です。自由に取りにいくことはできず、メニューに載っているものを注文するのみでした。
また、夕食の時間帯には軽食サービスがありましたが、こんな感じのなぜか和風のお弁当形式?中身は全然和風ではありませんが…。
2種類あり、メインが牛肉入りサラダまたはヴェジタリアン用のタブレとラタトゥイユでした。飲み物にはビールやワインも選択肢にあり、お弁当も含めお代わりは何度でもできます(といっても、お弁当はそんなに何個も食べられるものでもない)。
このラウンジのフロアーからは階段で下に降りることができ、そこは一般のレストランとなっていました。ただしここも臨時感満載で、どこかの食堂のような作りです。
朝食の様子
朝食はビックリのピックアップ方式でした。パンなどが入った袋を受け取ったあと、冷蔵庫に並んでいるジュース(瓶)やフルーツ、ヨーグルト、カウンターに並んでいるスプレッドやチーズ、チョコバーなどなどをから好きなものをもらって、パンの入った紙袋に詰め込み、ホットドリンクは注文して、テイクアウト用容器で受け取るというシステム。その後、上の写真のレストランで食べても部屋に持ち帰って食べてもいいということでした。
ちなみにコーヒーはスタバです。別にホテル内にスタバがあるわけではなく、ホテルで提供されるコーヒーがスタバ提供になっているようです。
それにしても味気ない朝食、ラウンジもそうですが、今回の2大残念ポイントです。
空港の様子
最初に訪れたのが夜だったのでかなり空いていました(写真左)。翌日朝にもう一度見に行ってみるとそれなりに混雑し始めていました(写真右)。
夏休みもひと段落のころだったので、この程度ですが、今年の夏は、まるで元通り?と思ってしまうほどの混雑でした。マスクはしていましたが、混雑していたらソーシャルディスタンスはどう見ても無理そうですね。
下のタイムテーブル見るとでもだいぶ戻ってきた感があります。
まとめ
さて今回は空港ホテルの紹介でしたが、以前に宿泊したヒルトン系ヒルトン・ガーデンインでも今回のマリオット同様に朝食は袋で配布になっていました。街中のホテルではすでに見られない風景ですが、空港という特別な立地のためにいまだこのような対策を取っているのかと思います(コスト削減目的でないことを信じたいです)。
以前のように飛行機にしてもホテルにしても上級会員ステータスでいろいろな特典を受けられるようになるまでは、まだまだ時間がかかりそうですね。
今回もマリオットのプラチナステータス維持のための宿泊数稼ぎでした。