さあ、飛ぼう!

ヨーロッパ発信の旅行関連情報

【ホテルレビュー】フランクフルト・ソフィテル

さて今回紹介するホテルは、ドイツ・フランクフルトの旧オペラ座に隣接するソフィテル・フランクフルト・オペラ(Sofitel Frankfurt Operaです。

f:id:Oni-Taiji:20210912045943j:plain

ホテルの立地

こちらソフィテルですが、ドイツ・フランクフルトの中心部、旧オペラ座のすぐそばの好立地にある高級ホテル(5つ星ホテル)となります。

f:id:Oni-Taiji:20210912051735j:plain

観光の中心地レーマー広場までは徒歩で15分程度、またショッピングの中心地、ゲーテ通りまでもほんの数分、そしてホテルのわきには、いつも多くの人で賑わうオペラ座広場(Opernplatz)があります。

f:id:Oni-Taiji:20210912051938j:plain

ホテルのエントランスは旧市街を囲むリンクに作られた公園を向いており、お部屋も基本的には旧市街ではなくこのリンクに作られた公園を見下ろす方向を向いています(一部の特別な部屋は旧オペラ座ビュー)。

宿泊のきっかけ

普段はヒルトン系やマリオット系専門の私たちが今回アコーホテルズグループのソフィテルに宿泊したきっかけですが、毎年Amexのプラチナカードの特典として利用できる200ユーロのクレジット(アメックス・トラベル経由での飛行機予約やホテル宿泊に利用できる)の使い道に困り、思い切ってフランクフルトのこのホテルをFine Hotels+Resortsの特典も利用しながら宿泊してみることにしました。

上記特典は欧州で発行されているアメックスのプラチナカードの特典で日本で発行されているカードとは一部特典内容が異なっているようです。

アメックスのFine Hotels+Resortsに指定されているホテルでは、アメックス・トラベル経由で予約した場合、下記の特典が付随します(支払いもアメックスプラチナを利用する必要あり)。

  • お昼12時からのチェックイン(ただし可能な場合)
  • ルームアップグレード(ただし可能な場合)
  • 2名までの無料朝食(ホテルのレストランまたはルームサービスにて)
  • 無料のWIFI
  • 午後4時のチェックアウト(確定)
  • 食事や飲みものに利用できる100米ドルのクレジット

ロビーやチェックインの様子

まずは第一の特典、お昼12時からのチェックインを試すべく午後1時ぐらいにホテルに出向きました。

f:id:Oni-Taiji:20210912054109j:plain

エントランスはこんな感じですが、実際は車で向かい地下駐車場を利用したのでここからは入っていません💦

f:id:Oni-Taiji:20210912053917j:plain

地下駐車場は専用ではなく公共の駐車場なのですが、ホテル客専用のスペースとホテルロビーに直結するエレベーターがあります。利用にはルームカードを使用するかまたは呼び出しが必要となります。

ロビーは2階までの吹き抜けで広々しており、ゆったりとソファー等が配置されています。それに対しチェックインカウンターはそれほど大きくなく窓口は3つほどです。150部屋の規模的には中規模のホテルなのでそれで十分なのかもしれません。

f:id:Oni-Taiji:20210912055534j:plain

チェックインはとてもスムーズでクラシッククラス(30㎡)での予約でしたがスーペリアクラス(36㎡)へのルームアップグレード、今回のアメックスでの予約に対する特典の説明(ペーパーでの説明書もあり)、コロナ下での注意事項の説明などがあり、かなり早い時間帯から部屋へ向かうことができました。

部屋の紹介

まずはエレベーターで指定されたフロアーに向かいますが、カードキーを利用するのはどのホテルでも同じなのですが、このホテルではエレベーターの中でカードキーを使用するのではなく、エレベーターを呼ぶときにカードキーを利用します。

f:id:Oni-Taiji:20210912175604j:plain

呼び出しに合わせて行先指定を上記のタッチパネルで行いますが、客室のある1-7階(上記写真の一番上の列)を押すだけで、自動的に呼び出されたエレベーターは他の階に止まることなく、私たちのカードキーで指定されたフロアーへ向かってくれるシステムです(そのためエレベーター内には行先を指定するボタン等はありません)。

つまりカードキーで許された客室のフロアーにしか向かうことができないシステムです。同時に他の方との乗り合わせもできないことになります。

一般的なセキュリティーや、また今の時代にはこのような乗り合わせのできないシステムはとても安心できますね。

さて、前置きが長くなりましたが部屋のほうへ入ります。

まずは入ってすぐに右手にクローゼットや荷物置き場などがあり、直進すると半円形の引き戸の奥に部屋が続いています。

f:id:Oni-Taiji:20210912182438j:plain

部屋自体は長方形縦長の部屋ですが、居住スペースと水回りやクローゼット・荷物置き場が半円形の扉で区分された作りになっています。

f:id:Oni-Taiji:20210912182641j:plain

窓際に立ち写真を撮るのこのように、扇型に部屋が仕切られていることがわかります。

f:id:Oni-Taiji:20210912183027j:plain

向かって左手が入ってきた入り口側で、右手にも同じ引き戸のドアがあり、洗面スペースやさらにトイレなどがあります。

f:id:Oni-Taiji:20210912183353j:plain
f:id:Oni-Taiji:20210912183357j:plain

今回はコロナ対策なのか、またはソフィテルの方針なのかハンドソープやシャンプー類などはすべて備え付けとなっており、お土産というわけにはいきませんでした💦
ベッドの裏は通路になっており、入り口の側から洗面台のほうへ直接進むこともできます。またここにシャワーブーストトイレが設置されていました。

f:id:Oni-Taiji:20210912183826j:plain

改めてベットのあるスペースを見ていきますが、まずは机から。

f:id:Oni-Taiji:20210912184114j:plain

卓上には最近はやりのProtection Kit?(マスクや消毒液などのセット)がありました。また机正面のボックスを開けるとその中に電源やネットワークケーブル接続端子などがあります。ふたを閉めてもやや隙間が空いている作りなのでケーブル等を挟んでしまう心配はありません。

f:id:Oni-Taiji:20210912184220j:plain

ベット足元には二人がゆっくり座れるソファーとテーブル。本来はさらにクッション等できれいに飾られているようですが、コロナ対策で省かれているようです(それはどのホテルでも共通のように思います)。

奥の家具は観音開きになっておりに中からテレビとBOSEのスピーカーが出てきました(テレビ見ないので一回開いてそのまま閉じておしまいです)。

f:id:Oni-Taiji:20210912184543j:plain

またベットの頭の上にも扉があり、開閉可能でした(もはや意味不明な扉)。

f:id:Oni-Taiji:20210912185039j:plain

部屋に関する一般的な感想ですが、クラスとしては下から2番目のカテゴリーになりますが、広さや設備は整っており、ハイクラスであることは間違いありません。

ただし、(これはこちらではどこでもそうなんですが)作りが甘く、建付けが悪くドアの開け閉めに力が必要だったり、経年劣化するほど古いホテルでもない割には細かいところが日本人が想像する高級ホテルのクオリティーには到底及ばない、と感じます(いつものことですが、、、)。

その他、WIFIは問題なし、エスプレッソマシンやミネラルウォーター等は完備されており問題なしです。

窓の外は、旧市街を囲むかつての城壁跡を利用した公園が眼下に見渡せます。

f:id:Oni-Taiji:20210912190036j:plain

夕食について

こちらのレストラン『Schönemann』オペラ座広場に面したレストランで一般客は広場から、ホテル宿泊客は裏側の入り口から進むことになります。

せっかく100米ドル(85ユーロ)のクレジットもあるということで、ここで使い切ることにしました。

f:id:Oni-Taiji:20210912193437j:plain

このホテルでは、ここ以外にも屋上テラスにもお店があります。最初はそちらに行ったのですが、すでに混雑していたことと、たばこや葉巻のにおいが気になり、退散してきました(フランクフルトの摩天楼を見ながらゆっくりと思いったのですが、騒がしく気が削がれました)。

ということで、ホテル内の通路を抜けてレストランへ向かいます。

f:id:Oni-Taiji:20210912194053j:plain

こちらはまだ本格的夕食にはやや早いのか、それほど混雑はなく、室内の窓側の席を選んで座りました(外でもいいがやや蒸し暑かったので)。

食事はこんな感じでした。

まずはパンとバター2種にオリーブオイル、お塩。緑色のバターはフランクフルトのオリジナル、グリューネゾーセ(7種類以上のハーブをサワークリームや牛乳で混ぜたそソース、レシピは様々)を利用したバターです。

f:id:Oni-Taiji:20210912195121j:plain
f:id:Oni-Taiji:20210912195128j:plain

そのあとは、アミューズや前菜、メインと進みました。

f:id:Oni-Taiji:20210912195147j:plain
f:id:Oni-Taiji:20210912195148j:plain
f:id:Oni-Taiji:20210912195150j:plain
f:id:Oni-Taiji:20210912195143j:plain

特にメインにはどちらも上記のグリューネゾーセが使われており、フランクフルトアレンジを施したメニューとなっていました。
お味のほうもなかなかで値段的にもフランクフルトの中心部であることを考えれば十分妥当な金額だったと思います。

デザートはとらずにそのまま外出し、外でアイスでも食べることにしました。

f:id:Oni-Taiji:20210912201024j:plain

朝食について

今回はアメックスの特典で朝食付きとなっていたので朝の8時くらいから昨晩夕食を食べたレストラン『Schönemann』へ向かいました。

f:id:Oni-Taiji:20210912192759j:plain

なぜか写真を全くとっておらずお知らせだけになりますが、ビュッフェスタイルは維持されていました。やはりコロナの影響でパックされたものが多く、やや寂しさはあります。それでもそれなりに豊富な品ぞろえにはなっていました。

ということでまずはスパークリングからスタート(この後は写真無し)。

それととても印象に残っているのは、コーヒーがフレンチプレスだったこと。今までホテルの朝食でコーヒーがフレンチプレスという経験はなかったのでちょっと驚きました(好きだし、家でも時々飲んでいるので全然OKなんですが)。

ドイツのチェーン系ホテル全般ですが、パンがいまひとつです。残念ながらここも同様です。種類は豊富にありましたが、美味しいパンであるかどうかは別。

宿泊の感想

アメックスのFine Hotels+Resortsの中では金額的にも低いほうですが、フランクフルトのホテル相場としては高額なクラスのホテルです。

もちろん、それに応じたスタッフの対応や設備であり、他のクラスのホテルに比べ明らかに格上感がありました(コロナの関係でBarなどは閉鎖されていたのが残念です)。

またフィットネスも利用しましたが、一人一人にタオルとお水が入ったバックが用意されており、また定期的に確認もされているようで、安心して利用できました。

ただしお部屋自体はすでに書いたようにいろいろと経年劣化と建付けの悪さが表に出てきており、もう少し5つ星としては努力が必要かと感じてしまいます(日本人だからかもしれませんが)。

今回はアメックスのFine Hotels+Resortsを利用したことで様々な特典を楽しめましたし、ホテル側からもこのプログラム対象者への気遣いを感じました。

今後もお値段と相談しながら利用してきたいプログラムでした。