さて今回のクレタ島への旅行ですが、もともとの目的はエーゲ航空(AEGEAN Airlines)を利用したマイル修行です。エーゲ航空を利用しての上級会員資格取得や資格延長に関しては改めて書かせていただきます。
欧州に住んでいればもっとも簡単にスターアライアンスのゴールドステータスを取得・延長できる航空会社であることだけお伝えしておきます。
利用した路線とフライト情報
今回利用した路線ですが、行き帰りともに、
フランクフルト空港~テッサロニキ空港とテッサロニキ空港~イラクリオン空港(クレタ島)となります。
往路
A3531 AEGEAN Airlines
フランクフルト(11:05発)- テッサロニキ(14:35着、時差+1時間)
機材、Airbus A321-231
テッサロニキ(17:30発)ー イラクリオン(18:40着)
機材、Airbus A320-232
復路
イラクリオン(09:10発)ー テッサロニキ(10:25着)
機材、Airbus A320-232
A3530 AEGEAN Airlines
テッサロニキ(15:35発)ー フランクフルト(17:15着、時差-1時間)
機材、Airbus A321-231
フランクフルト空港での乗機、降機
ギリシャ線ではいつものことですが、ギリシャからの便が到着すると必ず、ドイツ警察がボーディングブリッジから出てくる乗客全員のIDをチェックします。
その作業がフランクフルト空港では毎回行われており、そして何らかの理由で足止めされる人が出る関係で、出発便が遅れることが多い気がします。
安全上の問題のようですが、毎回機内にも警察が立ち入り確認をしているようです。毎度のことながらのこれから搭乗する身としてはやや不安になります。
私たちもフランクフルトへ戻る際は必ず、パスポートを手にもってボーディングゲートで待ち構える警察官へ提示して空港内ロビーへ出ます(と言え我々はノーマークのようでほぼチェックされません)。
フランクフルト - テッサロニキ間のフライト
座席はお決まりの3-3シートとなります。前方にビジネスクラスの設定が数列ありますが、基本的に座席は同じで真ん中のシートが利用されない欧州では一般的な設定です(窓側と通路側のみが座席として使用される)。
もちろん、座席裏にモニターはなく、座席上部の荷物入れ下部に数シートごとに設置されたモニターで飛行情報などが提供される程度です。
飛行時間は約2時間半ということで欧州内のフライトとしてはやや長めとなる関係で、機内食(軽食)が用意されています。
往路の食事(鶏肉とジャガイモ)
復路の食事(パスタ)
機内誌はすべての路線で同じです。もちろん持ち帰りもOKです。
エーゲ航空は、Skytrax World Airline Awardsでほぼ毎年のように欧州内のRegional Airlineとしてトップの評価を得ています。
確かに他のキャリアと比べると機内食の配膳などはスムーズのような気がします。清掃に関しては、時々、パンの粉などが座席下に散ったままであったりなので、我々からするとまあまあといった感じでしょうか?
写真はテッサロニキ空港へのアプローチに入ったところ。
テッサロニキ空港
さてテッサロニキ空港ですが、ご覧のように現在拡張工事中で、実際に使用されているのは写真右側の半分だけです。
ボーディングブリッジはなく、すべて沖止めでバスで移動となります。
外に出ると10月末とは思えない日差しの強さ!ギリシャに来た感じがします!
バスで移動し、そのまま空港建物一階に入ります。
建てものに入ると目の前に預け荷物受け取りのレーンがります。
そして、テッサロニキで降りるかどうかに関係なく、全員外に出されてしまいます(Transitの標識も道もないです)。ただし、さすがにトランジットの場合、ここで預け荷物が出てくることは無いのでご安心を。
とは言え、いったん外に出されてしまうので、改めて2階の出発ロビーに上がり、セキュリティチェックを受け直す必要が生じます(これFast Trackを利用できても面倒くさいです)。これは往路復路ともに同じでした。
制限エリア内に入ったら、少しだけ免税店を冷やかしで見て歩き、Aegean Business Loungeへ向かいます。ラウンジのお話はまた別の機会に。
ギリシャの空港免税店でよく見かけるお菓子屋さんのブランド。ドイツに戻る飛行機の中で結構な数のお客さんがこのブランドのお菓子を持って乗っている。
テッサロニキ - イラクリオン間のフライト
さて、次のフライトですが、この区間は約1時間強のフライトとなります。
便名上はオリンピックエアー(Olympic Air)ですが、今までの経験では機材はいつもAEGEANの機材を利用していました。基本的にアテネやテッサロニキから島に飛ぶ場合は、オリンピックエアーのアレンジとなります。
オリンピックエアーとして持っている機材はA320やA321よりさらに小型の飛行機のようなので、もっとマイナーな島に飛べば乗れるのではと思っています。
トランジットの間、我々は行きも帰りもAegean Business Loungeにいたのですが、このラウンジのいいところは、搭乗時間になると、行先を告げるアナウンスが行われ、ラウンジ前に専用バスが乗り付けられます。ラウンジのお客のみを先に沖止めされている飛行機まで運んでくるんです。
ラウンジ内の搭乗ゲートで搭乗手続き。
この階段を利用し、ラウンジから直接バスに乗り込みます。
沖止めされている飛行機の前から空港ターミナルを撮影。
ギリシャではアテネ以外では、ボーディングブリッジを見たことがありません。今回も荷物持って階段を上ります。
機内に入る前にもう一枚。おっ、パイロットの方も映っている!
今回は短時間のため、軽食の提供はなく、飲み物とスナックのみとなります。
座席は3-3の並びです。
テッサロニキからイラクリオン(クレタ島)まではまさにエーゲ海を南北に移動するため、眼下にはいくつもの島々が見えます。
クレタ島が近くなると眼下に昨年秋に訪れたサントリーニ島が見えました。
イラクリオン空港
クレタ島最大の都市イラクリオンの町の東側にあるこの空港は空港ターミナルから滑走を見渡すとその際はすべてエーゲ海という素晴らしい景色の空港です。
ターミナル内はチェックインカウンターやセキュリティーチェックのエリアはややさびれた感がありますが、免税店エリアまでくると、むしろ大都市のテッサロニキより大きい印象でした。
免税店で買ったギリシャのお菓子。このブランドはどうもクレタ島のみとの事です。
特に下の写真右側のお菓子はクレタ島のお菓子で、確かに他の島やアテネでは見たことがありません!
免税店エリアを抜けると搭乗ゲートの案内が現れ、正面のガラスの向こうに沖止めされている飛行機とさらにその向こうに滑走路が現れます。
ゲートの待合席から外を見る。ちなみに上空の白い線は飛行機雲?ではありません。室内の蛍光灯の反射でした!
さいごに
毎年、スターアライアンスのステータス維持のためにギリシャへ飛んできていますが、何度来てもいいところです。
我々には特に食べ物が合うみたいです。もちろんワインやオリーブオイルもそろっているので、マイル修行と言いつつ、次はどの島に行こうか探すのが楽しみです!