今回は、東京・汐留にあるコンラッド東京の宿泊記となります。
ヒルトングループを代表するブランドの一つコンラッド(Conrad)での滞在、そのレベルがとても気になっていました。
ホテルのロケーション
こちらのホテルですが、目の前はすぐに浜離宮という好立地にあり、ホテルを出てエスカレーターで下れば”都営大江戸線”の汐留駅、逆にエスカレーターを登れば”ゆりかもめ”の汐留駅へ出ることができます。
また、かなり広い地下通路はJR新橋駅方面ともつながっており、地上を歩かなくともJR新橋駅、都営浅草線の新橋駅、さらに銀座線の新橋駅へ向かうことができます。
もちろん銀座方面へ向かうことも可能です(少し手前で地上に出ますが)。
同じ地下通路には都営大江戸線の駅入り口そばにコンビニ(ファミリーマート汐留シオサイト店)もあるのですが、いざ選択肢が多いかというと、そうでもなく結局、新橋方面、銀座方面へ歩くことになり、思いのほか便利な立地ではないことがわかりました(さすがに新橋へ/から”ゆりかもめ”で一駅乗る気にもなれず)。
逆に夜などは、積極的に地上の陸橋(新橋方面や銀座方面へ向かっている)を歩いて夜景を楽しんでいました。
お部屋の紹介
さて、今回は HIlton Honors のダイヤモンドステータスのご利益もあり、もちろんエクゼクティブフロアへアップグレードしてもらいました。
2日目から海側の部屋へ移動できる旨や少しの追加料金でスイートへのアップグレードなどもご提案いただきましたが、それは遠慮させていただきました(6泊と長期だったのでいろいろアップグレードのアレンジも難しそうでした)。
さて、お部屋のほうですが、ホテル最上階の37階(エクゼクティブラウンジがあるフロア)のシティービューとなります。
サイズは48m²と十分な広さがあり、窓側は前面ガラス張りとなります。
また天井が高く、なんだか落ち着かないほどの広さです。
窓際にはロングのソファーがあり、中央部分に小さいテーブルが置かれていました。
足を乗せられるソファーは使い勝手がよく、室内では大体このソファーの上にいました。
続いて、デスクやテレビ、サイドボードです。
デスクは丸テーブルなので仕事をするにはやや不便、特に電源までやや距離があり、それほど使い勝手はよくなかった。
テレビは見ないのでわかりません💦
サイドボードの上には、エスプレッソマシーンとミネラルウォーター2本、お茶のセット(湯沸しポットやその他の食器類はすべてサイドボードの中)。
同様にサイドボード内の冷蔵庫は有償のドリンク類が入っており、自身のものを入れるスペースはわずかでした。
エスプレッソのカプセルやお茶、ミネラルウォーターは毎日補充されるので、買い足す必要もなかったですね。
次にベットですが、この手のホテル共通ですが、かなり幅が広いダブルです(183センチとの事)。
もちろんコンラッドと言えばベットの上にはコレですね!
無事、二匹ともドイツに連れて帰りました!
続いて水回りのほうですが、窓の方から部屋を見ると、こんな感じでバスと洗面所が見えます(ブラインドを下すこともできます)。
洗面台はもちろん2つ、そのわきにアメニティ類が並んでいます。
無駄の少ない選択でこの程度で十分なのかと思います。
歯ブラシ以外は1セットずつだったと思います。
少し残念なのは、バスとシャワーが別々となっていること。
せっかく日本に来ているので、日本風のバスルームでくつろぎたいところです(これだけでもう次回は無いかも)。
お部屋に関しての全体的な感想ですが、すでに開業から15年以上が経過しており、各所に傷みが見られます。
また、顧客を外人に絞っているのかと思うほど、日本的でなかった印象を受けました(ある意味、外国のホテルに泊まっているような感じ)。
もちろん、それはお部屋の印象であって、サービスに関しては日本的でした。
朝食の様子
朝食ですが、エクゼクティブラウンジという選択肢もありますが、一般の朝食のほうが選択肢が多いので、メインエントランスがある28階のレストラン”コラージュ”でいただきました(夜はモダンフレンチのレストランに変わる)。
こちらのレストラン、向きは汐留側となり、東京湾やレインボーブリッジが一望できる方角ではありません。
また、高さ7メートルもある一面のガラス窓はとても開放的です。
ただしこのレストラン、表の裏があり、言葉通り表側だと窓越しに外の風景を楽しめますが、裏側だと建物内となり外の風景を見ることはできません。
我々が宿泊した時は、毎日非常に混雑しており7時頃に行かないと表側の席に案内してもらえないほどでした(食べ終わるころには、レストラン入り口は、毎日案内を待つ人で行列になっていた)。
席に案内されて、まず飲み物をお願いします(コーヒーと緑茶とか)。合わせて無料で選択できるメニューから1品選ぶことができます(エッグベネディクトとかオムレツとか)。
そのあと、席を立ち、ビュッフェスタイルのサラダバー、洋食コーナー、和食コーナーなどから好きなものを運んできます。
個人的な感想になりますが、ホテルランクの割には、それほど充実していません。
特にパン類は種類も少なく、合わせてジャム類なども貧弱で手を出す気にならなかったので、2日目以降は、もっぱら無難な和食を食べていました。
そして、お小言ですが、サービスが徹底的に遅いです。
ビュッフェから戻ってきても飲み物が運ばれていることはめったにありませんし、注文したエッグベネディクトやオムレツなども、ひどいときは食事が終わるころに運ばれて来たり。
あまりの遅さに、運ばれてくる前に席を立ってしまう人も見かけました。
また、ビュッフェがカラになっても補充が間に合わないなど、人員不足と手際の悪さが目立つ朝食でした(外国人の中には呼びつけて苦情を言っている人までいる状態です)。
週末はさらにひどく、7時に行っても行列。
さすがに朝から並ぶ気にはなれず、エクゼクティブラウンジへ引き返し朝食を取りました。
エグゼクティブラウンジの様子
部屋と同じ37階のほぼ中央にエクゼクティブラウンジがあります。
メインのラウンジは汐留向きとなりますが、通路を挟んで東京湾側にも写真の様にラウンジスペースがあり、どちらでも利用が可能です。
こちら営業時間は07:00 - 21:00までと夜が思いのほか早く締まります。
朝食は07:00-10:30、アフタヌーンティー15:00-17:00、イブニングカクテル18:00-20:00となっており、時間が許せば、15時から幾度となくアフタヌーンティーの時間帯に利用させてもらいました。
またイブニングカクテルの時間も一度だけディナーの予定がない日に利用しました。
スパークリング、白ワイン、赤ワインと揃っており、まずはお酒を飲みながらゆっくりして、と行きたいところですが、軽食が並びだすとそそくさと取りに行っていました💦
決して食事として十分ではないかもしれませんが、公式ホームページには、
モダンフレンチ「コラージュ」 、中国料理「チャイナブルー」、日本料理「風花」のシェフによる選りすぐりのオードブルとともに、ソムリエ厳選のワインセレクションをご堪能ください。
となっており、一通り美味しく頂くと十分な量になり、部屋から1分とかからないところでこれが食べられるのであれば、満足度は高いです!
もっともっと見てみたい方は、公式ホームページのYouTube動画を張っていきます。
まとめ
汐留の浜離宮庭園の目の前という素晴らしい立地にあり、東京湾を含めた素晴らしい形式が見渡せるハイレベルなホテルでした。
チェックイン時やラウンジのカウンターでの対応などもスムーズで融通が利き、個人的には満足できる滞在となりました。
それだけに、毎日の朝食での手際の悪さは何とかならないのか、と思うばかりです。
同レベルのホテルだとシャングリラ東京を利用したことがありますが、比較してしまうとコンラッド東京の足りないところが見えてくるように思います(あくまで個人的感想です)。