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2月のテッサロニキ2泊3日の旅・市内観光④・アノポリ(上町)とアクロポリス

テッサロニキの市内観光、最後のお知らせとなりますが、今回は市内でも海から離れたアノポリ(上町)を中心にご紹介します。 

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アノポリへ向かう

テッサロニキは海に沿って広がる街ですが、海辺から離れるに従いの上り坂がきつくなります。そして旧市壁内の北側まで登ると町のすべてその前の海、そして遠くにオリンポス山まで見渡すことができます。

まずは見晴らしのいい高台のある北側の市壁を目指していくことにします。

目指すはアクロポリスへの入り口の門でもあるPortaraです。ここはアノポリ(上町)と呼ばれるテッサロニキでも最初に町ができたエリアの北側に当たります。

市内から歩いていくこともできますが、途中からかなりの上り坂になります。

という事で、あらかじめ海辺のアレキサンドロス大王の銅像のそばにある観光案内所で確認しておいたバス、50番で向かうことにしました。50番のバスはとても便利で主だった観光名所を回るように市内を周回しています。

 旅行情報 Route 50番のバス
乗車料金:2ユーロ(一回ごと購入、バス内で購入可能)
その他:一時間に一本のペースで運行されている。最新情報は下記リンクを参照。地図付きパンフレットもダウンロード可能です。
WEB:http://oasth.gr/#en/cultural-route

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多少は市内をぐるぐる回りますが、後半はややつづら折りの坂道を上り、我々の目的地Portara門(バス停はAgioi Anargyroi)まで向かいました。

Trigonion (Chain) Tower

Portara門アクロポリスの入口の門と書きましたが、同時に北側の市壁であり、ちょうど大きい市壁で囲まれたテッサロニキの外側にアクロポリスの城壁が一部くっ付いたようにつながっています。

さて、バスは一旦Portara門をくぐりアクロポリスに入り停車します。そのから改めて市壁の内側(テッサロニキの旧市街)に戻ります。

市壁に沿って左手に進むとTrigonion(Chain) Towerが見えます。そしてここに展望広場が設けらています。

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2月という事で朝夕の冷え込みはまだ冬を感じますが、日中、太陽の下を歩いていれば、やはり南国ギリシャらしい強い日差しを感じます(もちろん冬なのでそれなりですが)。

展望広場からまずはテッサロニキの新市街と空港のある方向を見渡せます。

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旧市街の方を見渡すと、ちょうどまっすぐ下にすでに紹介したロトンダ(円柱のローマ建築)が見えます(2月のテッサロニキ2泊3日の旅・市内観光②・旧市街の遺跡と教会 - さあ、飛ぼう!)。

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また、ここからも遠目に海の向こうに雪を被ったオリンポスの山々が見えます。

ゆっくりと日を浴びて高台からの景色を満喫したので一旦Portara門へ戻り、アクロポリスの方へ向かいます。またこのエリアはテッサロニキには珍しくお土産屋が数件ありました。

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アクロポリス

アクロポリスと呼ばれる独自の城壁で囲まれたテッサロニキ最上部の町は、現在では普通の住宅地となっていますが、その一番奥に、Heptapyrgion城砦が残っています。

この城砦は、ビザンチン後期に建てられたそうです。その後は刑務所や処刑場として使われていたこともあるようです。見学時間が非常に短く、午後3時に訪れたにも関わらず、すでに終了!

中に入れず仕舞いでした。

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photo credit: hugovk Yedi Kule prison via photopin (license)

城砦の回りは散歩道になっており、特に城砦の南側からはテッサロニキ市内が良く見渡せます。

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入場もかなわなかったわけで、この城砦の回りを散歩しながら、今度はゆっくりと下の町に向かって歩いていくことにしました。

Vlatadon Monastery(修道院

アクロポリスを出て市壁沿いに歩いているとGoogle Map上に修道院を発見!

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早速行ってみることにしました。

門は開いていたので自由に入れそうでした。観光客らしい人もちらほら見えたので入ってみます。こちらの建物がすぐに目に入ります。脇に入り口がありましたが、そこはお土産コーナーで書籍やイコン、その他ギリシャ正教系グッツが売られていました。

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さらに敷地内には礼拝堂のような建物や釣り鐘など。

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結局入れたのはお土産コーナーのみで教会内には入れず、敷地内を散歩するだけになってしましました。

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ここもアノポリ(上町)の上部にあるため、眺めは最高で、再びゆっくりとテッサロニキを見渡し、帰路につくことにしました。

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アノポリ(上町)の中を下る

ここからはひたすらアノポリの中の道を下っていきます。ややわかりずらいのですが、2階部分が道路の方へ飛び出している家が頻繁に見られます。これもビザンチン文化の名残のようです。

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バスが通るつづら折りの道でもいいのですが、路地を進むほうが楽しそうです。まっすぐに降りていく石畳の道を見つけたので、可能な限りこの坂道で下って行くことにしました。

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そしてここまで登場していませんでしたが、テッサロニキも猫だらけです!それぞれ日当たりのいいところで好き勝手してました。

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とても長い石畳の下り坂(階段?)でしたが、ちょこちょこと寄り道をしながら中心部に戻りました。歩きがいがあったけど、帰りはバスにせず歩きにして正解でした。

やっぱり歩かないとその街を楽しめないですよね!

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これにて、テッサロニキの観光紹介も終了です(あと、まとめのみ書きます)。

最後に

2月中旬だったため、欧州ではまだコロナウイルスの発症例も少なく、自由に動ける頃でした。その後は、もう目も当てられないほど急速に感染が広がり、ご存知のように欧州とアメリカが感染爆発の中心地になってしまいました。

私たちからすると明らかに個人主義の結末のような気がしてなりませんが、さすがにここ1-2週間はだれもが静かに家に留まることが重要であることを理解し始めているようです。

早くまた活動開始したいものですね。

www.oni-taiji.com

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