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【ジョージア・トビリシ】トビリシ観光・公共交通機関での移動

今回も2023年の年末に旅したジョージアの首都、トビリシへの旅行記となります。

海外旅行ではいつもその国、その町での移動手段が観光を行う上で重要になりますね。

トビリシは地下鉄とバスを上手に使うととても便利に移動ができました。

トビリシ(Tbilisi)市内の公共交通機関

トビリシで、特に観光目的で利用する公共交通機関は、下記の4つになります。

  • 地下鉄1号線と2号線
  • バスとミニバス
  • ロープウェイ
  • ケーブルカー

2023年12月時点での地下鉄とバスにおける基本的な乗車料金は1ラリ(約53円)でした。

この料金で乗り換えを含めて90分間、地下鉄とバスが乗り放題となります。

一方向でなくても構わないので90分以内であれば往復しても、別の目的地に向かっても大丈夫なようです。

地下鉄の路線は、クラ川に沿うように南北に延びる1号線(赤)と中央駅から西に延びる2号線(緑)があります。

地下鉄の営業時間は朝の6時から夜0時までとなります。

バスは市内に無数に停留所が存在しますが、行先に応じて事前にGoogle Mapで停留所の場所と乗車すべきバス番号を調べておく必要があります(バスの表示などはジョージア語表記で読めない)。

ただし出発時間等はあてにならないので、気長に待ちましょう(中心部ではものすごい本数のバスがひっきりなしに動いています)。

さらに詳細に関して調べたい場合は、下記のサイトよりルートや料金に関する最新情報が入手できます。

Homepage | TTC

ロープウェイとケーブルカーに関しては別料金の設定があるので、後述させていただきます。

地下鉄とバスへ乗車するためのカード

2023年12月時点では『Travel Card』というチャージ式のカードを2ラリ(約106円)で購入する必要があります。

それ以前の『Metromoney Card』も利用ができますが、それぞれチャージ方法や乗車料金が異なるので分けて説明していきます(こちらも2ラリ)。

それぞれチャージする機械は同じですがチャージできる内容が異なります。

Metromoney Card

これまで利用されてきたチャージ式の交通カードです。

現在も引き続き事前に利用したい金額をチャージ(Top up)して使用します。

このカードを利用する場合、標準的なタリフが適用され、すでに説明したように一度の支払い(1ラリ)で90分間、乗り換え自由で利用が可能です。

最初の乗車から90分が経過した後に、改めて乗車する場合、チャージ済みのカードから新たに1ラリが引き落とされます。

つまり、常に乗る前にカード上にお金がチャージされているか覚えておく必要があります(バスや地下鉄の車内ではチャージできません)。

また、チップ搭載のクレジットカードやApple payなどでも同じように支払いが可能ですが、いろいろな方の情報では、引き落とされる金額が1ラリではなく1.5ラリとの情報もあります(さらにエクスチェンジフィーもかかります)。

バスに乗っていると地元の方でもクレジットカードで乗車しているのでジョージア国内発行のカードでない場合のみ割高なのかもしれません。

いずれにしても頻繁に利用を考えている場合は、クレジットカードの利用はおすすめできません。

Travel Card

Bank of Georgia または地下鉄の有人窓口で購入ができる交通カードです。

トビリシ到着後に空港で購入する場合は、上記Bank of Georgiaの窓口が到着ロビーではなく、隣の出発ロビーにあるので移動が必要です。

チャージの際はサブスク(Subscription)という形式で、下記の利用日数から選択し、チャージします。

  • 3 ラリ 1日券
  • 20 ラリ 1週間券
  • 40 ラリ 1か月券
  • 100 ラリ 3か月券 
  • 150 ラリ 6ヶ月券 
  • 250 ラリ 1年券

つまり1日券を購入(チャージ)すれば、利用時間や回数を気にせず乗りまくれることになります。

我々の様にどこに行っても公共交通機関を多く利用するものにとっては、Metromoney Cardより使い勝手がいいカードでした。

また、気になる1日券の使用期間ですが、購入から24時間利用できます(利用開始からではありません)。

それ以外の場合は、購入日を含めて日数を数え、さらに翌日の午前3時までのようです(例:一週間の場合、購入日を含め7日間利用でき、さらに翌日午前3時まで有効ということ)。

チャージの際のレシートが打ち出せるので取っておくと開始時間、終了時間の確認ができます。

カードへのチャージの方法

それでは、Travel CardやMetromoney Cardへのチャージ方法をお知らせします。

今回は、我々が利用したTravel Cardへのチャージ方法の説明になりますが、同じ端末でMetromoney Cardへのチャージも可能です。

まずは市中にあるBank of Georgiaの端末を探しましょう。

バス停や地下鉄の駅には必ずあるので簡単に見つけることができます。

ちなみに空港の端末では、カードや紙幣が使用できるようになっていましたが、市中の端末では、0.5ラリ、1ラリ、2ラリのコインのみ利用可能となっていたので、チャージ用に少額コインを準備するように意識していました。

スタート画面はおそらくジョージア語になっていますので、左上へのタッチで英語へ画面を切り替えましょう。

下の画面で、左角の場所がMetromoney Cardへのチャージ、その隣がTravel Cardへのチャージへの選択画面となります

次の画面(下)ではTravel Cardをオレンジ部分にタッチするように求められます。

この作業によりカード情報が読み取られるようです。

カードをタッチして次の画面に切り替わったらカードは離してしまって大丈夫です。

引き続き下の画面の『BUY A NEW SUBSCRIPTION』をタッチして次の画面に進みます。

下の画面が表示されたらメニューからチャージしたい日数を選択します。

次の画面(下)で支払いを済ませます(コインの投入)。

支払いが済むと、『TRANSACTION COMPLETED』となり、Travel Cardの使用が可能となります(使用できるまでに時間差があるとの情報もありますが、我々はそれを感じることはありませんでした)。

我々は必要に応じて1日券をチャージしていたので、購入時間と期限終了時間を気にしながら利用していました(すでに記したように1日券のみ購入から24時間使用可能)。

乗車時の利用方法

日本でスイカなどの利用方法に慣れていれば全く問題ありません。

地下鉄であれば入場時の改札ゲートでカードをタッチすることでゲートが開きます。

バスの場合は乗車時に車内にある検札機にタッチするだけです。

乗り換え時も必ず乗り換えたバスに乗車した際にタッチするようにしてください(Metromoney Cardの場合、90以内であれば乗り換えでタッチしてもさらなる引き落としは無いそうです)。

時々ですが、検札が行われていました。

検札は車内ではなく、バス停で下車したお客のカード履歴をバス停で待ち構えている係員が抜き打ちでチェックしているようです(無論カード持っていなければ論外ですが)。

キチンと車内で検察のためのタッチをしておかないとキセル扱いになるらしいです。

ロープウェイとケーブルカーについて

観光で利用されることの多い、ナリカラ砦に上るロープウェイやムタツミンダ公園へ登るケーブルカーには、残念ながら我々が購入したTravel Cardは利用できませんでした。

そのため、利用にはクレジットカードでの決済、または乗車カードを別途購入したうえで一回分のチャージをして乗る必要があったようです(一回券の販売というものがない様子です)。

これが面倒で、我々はナリカラ砦には歩いて2回も上り、ムタツミンダ公園へはバスを利用して登りました。

これらのルートや所要時間に関してはまた別の記事で紹介します。

まとめ

トビリシは人口100万人を超える大都市です。

確かに観光で動く範囲はそれほど広範囲ではありませんが、地下鉄やバスが自由に使えるととても便利でした。

我々は町の中心部であるリバティースクエアから徒歩でほんの数分の旧市街に宿を取りましたが、市場を見に行ったり、夕食のために中央駅のほうに向かったりと頻繁に利用していました。

さらに当てもなくバスに乗って町の風景を眺めているのも好きなので、5日間存分に乗りまくりました。

 

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