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【ジョージア・トビリシ】ソ連時代のアパートメント『Skybridge』

今回も2023年の年末に旅したジョージアの首都、トビリシへの旅行記となります。

我々にとっては初めてのコーカサス地方への旅となりました。

さて、今回はソ連時代の高層アパートメントにある通称『Skybridge』を見学に行きました。

『Skybridge』とは

まだジョージアソ連の一部であった1970年代に建てられた鉄筋コンクリートの高層アパートメント3棟を繋ぐ橋が『Skybridge』と呼ばれています。

下から見上げた『Skybridge』

急斜面に下から上に向けて3棟が並んでおり、それぞれ14階、12階、10階に『Skybridge』が接続されています。

また3棟のうち一番高い建物の10階から伸びる橋が一般道路に接続しています。

道路から一棟目に向かう橋

『Skybridge』へは、いったん一般道、または急斜面を上る階段で上の写真の橋を渡っていくか、アパートメント内のエレベーターを利用して向かいます。

いざ『Skybridge』へ

最寄りの地下鉄駅 State Universty (სახელმწიფო უნივერსიტეტი) から徒歩で向かうのが便利と思います(ちなみに駅名をジョージア語でも載せましたが、なんかかわいい文字たちです)。

このエリアは大学やソ連時代の古いアパートメントが多く立ち並ぶエリアで比較的大きい建物が多く、『Skybridge』がある3棟のアパートメントはそばに行くまで見えませんでした。

近くまで来ると急に橋で繋がったアパートメントが見える

アパートメントへ近づくため左に延びる坂道に入っていきます。

最初は二棟目に隠れていた一棟目が見えてくる

道はちょうど、上から数えて一棟目と二棟目に架かる橋の下を進んでいきます。

橋の下を通り抜け振り返ると3棟のアパートメントが『Skybridge』で繋がっているのが確認できます。

訪れる前から写真などでわかっていましたが、ここまで来て現物を見ると、正直『渡って大丈夫なの?なんかヤバそう』という感じムンムンです。

そもそもアパートメント自体が、若干廃墟なのかどうか不安になる古さです。

ちょうど、橋の下を通ったときにアパートメントの入り口付近のエレベーターから人が出てきてそのまま車に乗っていったのを見て、やっぱり人が住んでいるんだって思ったくらいです。

ここで、『Skybridge』への向かい方ですが、すでに記したように道を歩いて上部の一棟目につながる橋を目指すか、どこかにある旅行者も利用できるアパートメント内のエレベーター(0.2ラリを払うらしい)を探すかで迷いました。

噂ではエレベーターは壊れることもあると書かれている情報なども見ていたので、こんな廃墟のようなビルのエレベーターに閉じ込められたら、、、という不安から上まで歩くことに決めました。

自動車道だとやや遠回りになるので、ほぼまっすぐに登れそうな斜面に延びる階段を行ってみることにしました。

かなり傷んでいるコンクリの階段でしたが、5分程度で上の方に辿り着きました。

着いたところは、お目当てのアパートメントの隣に立つアパートメント?

とりあえず中に侵入し、階段を上り道路につながる道を探しました。

こちらの隣のマンションも廃墟感満載でしたが、ところどころかなり新しいドアなどが付いている部屋などもあり、完全に廃墟というわけではないようです。

また、一人二人擦れ違う人もいましたが、特に我々のような明らかな旅行者に対しても気にしていない様子(多分、毎日のように旅行者が来てるんでしょうね)。

無事、上の道路に出て、斜面に建つ三棟のうち一番上に立つアパートメントへ向かう橋を渡っていきます。

この時点ですでにかなりの高度感!

手すりはありますが、強度はかなり不安な印象です。

ちなみにこの橋を下から見上げたのが下の写真です。

ちなみにこの日は強風注意報並みの強風が吹いており、橋の上では体が横にぶれそうになるぐらいでした。

なんとか一棟目に到着し、真ん中に位置する二棟目に向かいます。

最初の橋と異なり下からの支えがない分、橋は鉄筋でガチガチに作ってありました。

ただしここで問題発生!あまりの強風で吹き飛ばれそう!

ちょっと身の危険を感じるほどでした。

何とか二棟目に到着し、三棟目を目指して橋へ足を踏み出しました。

残念ながら今日はここでギブアップ。

とても前に進めるような状況ではなく、身の危険を感じるほどの強風にさらされました。

本当は橋の上からの写真なども撮りたかったのですが、とても橋の上で写真を撮っている余裕がないほどでした。

戻り際、二棟目と一棟目の間に橋にある有名な⁇橋に開いた穴から下に見える車の写真が撮れました。

一つ目の橋まで戻るとだいぶ風も弱まって感じます。

再度、強風の中、三棟目まで行くか考えましたが、先ほどの強風を考えるとこの日は撤退とすることにしました(泣く泣く振り返って橋を眺めます)。

『Skybridge』までの移動

『Skybridge』のある地下鉄駅 State University まではリバティースクエアから向かう場合、まず地下鉄1号線で中央駅へ、中央駅で地下鉄2号線に乗り換えて終点の State University 下車となります。

またバスでの移動も可能ですが、簡単な方法として地下鉄の利用をお勧めします。

地下鉄、バスともに乗り換えも含めて片道1ラリ(約54円)です(公共交通機関の利用に関してはコチラ⇒

【ジョージア・トビリシ】トビリシ観光・公共交通機関での移動 - さあ、飛ぼう!

また地下鉄駅 State University から『Skybridge』までは徒歩で約10分です。

こちらもバスもありますが、『Skybridge』の足元まで1駅ですし、バス待ちの間に歩いて行けると思います。

また、我々が入った道路から入る橋のそばにもバス停がありますが、調べた限りでは、地下鉄駅に向かうには乗り換えが必要なようで、おすすめできません。

まとめ

当初はあまり興味がなかったのですが、5泊の滞在をすべてトビリシ観光に集中させることにしたために訪れたエリアでした。

行ってみると、これが行く価値アリの場所でした。

廃墟などと書いてしまいましたが、現在も住まわれている方もいるので、静かに訪問すできでしょうね。

また怪しがっていたアパートメントのエレベーターですが、ビル内にきちんと管理人さんもいらっしゃるようです。

廻りの建物もいいですが、特にこの三棟は、その外見やデザインも興味深く、当時の最先端だったのでしょうね。

是非、風のない天気のいい日に訪れてもらいたい場所です。

天気予報を見て向かいましょう!

それでは、トビリシ旧市街散策まだ続きます。

 

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