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【ドイツ】9ユーロチケットの導入・話題沸騰の全ドイツ公共交通機関乗り放題チケット

2022年5月現在、ドイツでとても話題になっている月額9ユーロの公共交通機関乗り放題チケット(通称:9-Euro-Ticket)に関して、これまでの情報を整理していきます。

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ドイツ政府は、『エネルギーコスト負担軽減パッケージ』として打ち出した政策の一つとして、この夏、6月から8月の限定3か月のみの特別乗り放題チケットの販売を計画しています。

導入の経緯

昨今のエネルギー代の高騰に伴う、一般消費者への負担軽減を目的に、連邦政府による『エネルギーコスト負担軽減パッケージ』が提示されました。その一つとして公共交通機関への回帰を目的として、3か月間限定の定額の公共交通機関乗り放題チケットが含まれています。

適用時期と期限

適用期間は、2022年6月1日から8月31日までの3か月間です。

チケットの販売は、5月末から開始されるといわれています。また販売方法に関しても現時点でははっきりしていません。

早ければ5月20日連邦参議院での『エネルギーコスト負担軽減パッケージ』承認により具体的な方法が公表されることと思います。

適用条件

  • チケット代は月額9ユーロとなり、適用期間は1日から月末までとなります。つまり月中に購入しても月末で失効となります。適用期間が3か月あるので、毎月このチケットを購入すれば、期間中、途切れなく利用できることになります。
  • もちろんその期間中、曜日制限や時間制限、使用回数制限はありません。
  • 一般的な公共交通機関であるU-Bahn(地下鉄)、S-Bahn(ドイツ鉄道運営の近郊線)、路線バス、さらに近郊都市を結ぶRegionalbahnやRegionalExpressなどのローカル線の利用が可能です。ただし、ICE(ドイツ高速鉄道)、IC、ECなどの特急列車には適用されません。またFlix TrainやFlixbusなど民間企業の運営する列車やバスには適用されません。
  • 例外としてエリアによってはフェリーにも有効(ベルリンやハンブルグなど)、さらに隣国の特定の町までも有効なケースがあるようです(エリアごとに確認が必要)。
  • このチケットの有効範囲はドイツ全土です。つまりローカル線を乗り継げば全ドイツへの移動が可能です。
  • 乗車できるクラスはすべて2等のみです(1等へのUpgrade券などはありません)。
  • このチケットは個人名で販売されるため、家族内/他人との貸し借りはできません(チケット上に個人名が入るみたいです)。また途中解約などもできません。
  • 適用は6歳以上となり、子供料金などの設定は無く、統一して月額9ユーロです(6歳未満はチケットは必要ありません)。
  • すでに地域の公共交通機関の年間定期券などをお持ちの方には、この3か月に関して差額分のクレジットが発行されるか差額返金が行われるようです(定期券を購入しているエリアの公共交通機関のサイトなどで確認要)。長距離定期券などに関しては対象外だそうです。

まとめ

さて、いまドイツで話題となっている月額9ユーロの公共交通機関乗り放題チケットに関して簡単にまとめてみました。

購入方法がいまだはっきりしていない点が気になりますが、無記名ではなく個人名義で使用されるようなので、おそらくアプリでの購入が中心で、ペーパーチケットが出る場合は名前の書き込みなどが必要となりそうです。

いずれにしても月額9ユーロで全ドイツの公共交通機関が乗り放題となるわけで、かなりの人気/混雑が予想されます。

また定期券で公共交通機関を利用して通勤している人にとっても定期との差額が何らかの形で補填され、さらに期間中はドイツ中で使用できるようになります。

旅行者にとっても利用が可能かどうかは、購入方法次第かもしれません。ペーパーチケットの販売があれば問題なく購入できることと思います(アプリの場合、クレジットカードの登録が必要となり、必ずしも日本発行のクレジットカードが利用できるかはケースバイケースとなるため)。