日本に比べもう秋真っ盛りなフランス・アルザス地方ですが、今回は最近2泊したリクヴィル(Riquewihr)にあるアパートメントタイプの宿を紹介したいと思います。
アルザスというとストラスブールがとても有名ですが、それ以外にもワイン用のブドウ畑に囲まれた小さなきれいな町が点在しており、是非レンタカーなどを駆使してゆっくり回っていただきたい場所ばかりです。
上の写真を見ていただくとワイン好きの方はお気づきかもしれませんが、こちらの本業は、Domaine Agape というワイナリーです。
ワインに興味ある方は下記のリンクもどうぞ!
das Weingut Agapé - Domaine Agape
ジテ・ラガぺの立地
さて、肝心の宿ですが、前述のリクヴィルというブドウ畑に囲まれた人口1000人強のこじんまりした町(村)にあります。この村は ”フランスのもっとも美しい村” に登録されています。
ここでは中世の城壁を今も維持しており、町の風景はドイツとの国境に近く、また過去の歴史からもドイツ色の濃い木組みの家々が連なっています。
宿は村の城壁を出て数分のやや高台にあります。
左手の建物がワイナリーで、アパートメント利用者は手前の木ドアから敷地内に入ります。
入ってすぐの中庭には大きなテーブルが置かれています。グループでのワイン試飲が頻繁に行われており、日中から夕方にかけてにぎやかに試飲を楽しんでいました。
また、中庭からはリクヴィルの村やその先の丘(ブドウ畑)が見えます。
我々のアパートメントはさらに奥、裏庭を抜けたところにある屋根裏部屋(3階)のある建物にあります。
さて、我々が今回泊まった部屋は2階の向かって左側のテラス付きのスタジオスタイルのお部屋でした。
部屋は東向きで、心地いい朝日が正面から差し込んでくるとても明るい部屋です。
お部屋の様子
裏庭を抜け、階段を上がり2階に行きます。
テラスには椅子とテーブルが置かれており、日光を浴びながらゆっくりと遠方の景色を眺めていられます。
部屋全体の雰囲気
部屋はスタジオタイプのため、ワンルームにベット、ソファ、キッチンなどが備えつけられています。
ワンルームとはいえスペース的に十分な広さがありました。
設備も新しくとても居心地のいい部屋です。またテラス付きはこの部屋だけのようです。
ベッドエリア
ベッドエリアは部屋の奥になり、向かって右側にクローゼット、左手にバスルームの入り口があります。
ベットはやや幅が狭い気もしますが、硬さは十分、そしてドイツ同様に掛布団はシーツ+毛布ではなく、ちゃんとした布団です!
キッチンエリア
キッチンエリアですが、もちろん冷蔵庫、オーブン、電子レンジ、IHコンロ、電気ケトル、コーヒーメーカーなどすべて完備、食器類や調理道具も一通りそろっています。
冷蔵庫にはこちらのワイナリーのリースリング種の白ワイン(この地域の代表的なブドウ品種で作られた白ワイン)のハーフボトルが冷やされていました。
バスルーム
バスルームは決して広くはないですが、十分なスペースは確保されており、トイレ、洗面所、そしてシャワーブースが入っています。
リネン類はすべて用意されていますが、アメニティは持参しなければなりません。手洗い用のハンドソープやトイレットペーパーはきちんと整っています。
ソファなど居間的スペース
入り口近くにソファとその正面にテレビなどが置かれています。
ソファは2人がやっと座れるぐらいのやや小さいサイズです。テレビも小型ですが、我々は国外であまりテレビをつける機会は無いのであまり気になりませんでした。衛星放送が入るようになっていますが、日本語の放送は入りません。
正面の棚はかなり便利で、宿泊中はちょっとした小物などまとめて置いておけるのでかなり重宝しました。
宿から近くを散歩
宿を出て村とは反対方向に向かうとすぐにブドウ畑が現れます。
アルザスはすでに秋。ブドウの葉も黄色くなり、多くの畑でブドウの収穫も終わっています。
中には糖度を高めるため、気温がさらに下がるのを待ち収穫されるブドウもあることから、特定の畑では、まだ未収穫のブドウの房を見かけることもあります。
途中で村のほうを振り返る。
この季節、ブドウ畑は一面黄色!
ところどころバラが植えられている。
もともとは害虫に対して敏感なバラを植えることで、害虫被害を早期に発見する目的だったようですが、最近でも習慣としてか、引き続き多くのバラをブドウ畑で見かけます。
大体20分ぐらいの散歩で近所のブドウ畑を散策できました。
天気は曇りでしたが、気持ちい散策でした!
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まとめ
今までに何度も訪れたアルザスですが、こんなにブドウ畑のそばに宿を取ったのは初めてでした。季節も良く、ちょうどワイン造りの真っ最中でした。
とても居心地のいい宿で、できればもう少し時間をかけてゆっくりしたかった。
改めて秋のアルザスの楽しさを感じました。