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【アルザスワイン街道を行く】旅の宿・Chambre d'hôtes du Zellberg

フランス・アルザス地方を南北に抜けるアルザス・ワイン街道(La Route des Vins d'Alsace)

旅は宿泊先の印象だけでも大きく変わります。今回は2021年の冬に利用した Chambre d'hôtes du Zellberg (Chambre d'hôte・シャンブルドットは日本語だと民宿ですね)についてお知らせしていきます。

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宿のロケーション

今回ご紹介する Chambre d'hôtes du Zellberg ですが、下記の記事で紹介しているアルザスワイン街道の北側半分の中にある街道沿いにワイナリーが並ぶ典型的な村ノータルタン(Nothalten)にあります。

www.oni-taiji.com

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残念ながらそばに電車の駅は無く、また移動手段が限られることから自動車での訪問が不可欠と思います。

Chambre d'hôte du Zellbergについて

こちらの宿ですが、ツェルベルク(Zellberg)さんご夫妻経営の民宿です。現在はご主人も年金生活に入り、ご夫婦でお客さんの対応をされています(主導権は奥様)。

建物はご夫婦の居住エリアと宿泊客が泊まるエリアともにいったん外階段を上り玄関を入った中で分かれており、内階段を上った2階が宿泊用の部屋があるエリアとなります。

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駐車場も十分な広さもあり全く問題ありません(なぜかBooking.comでは駐車場なしと書かれている)。

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また駐車場の先には広い庭が広がり、暖かい季節であれば、ここにある椅子やテーブルでゆっくりくつろぐこともできます。

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また、その一角にはヤギがいます。かわいいですよ!

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www.booking.com

お部屋の紹介

Chambre d'hôte・シャンブルドット(民宿)ということで、設備やアメニティなどに関しては千差万別です。そのため、宿泊の際は、何が揃っているか確認が必要になります。

今回宿泊した宿では、リネン類やタオルなどは完備、ただしアメニティ類は無いので持っていく必要がありました。また冷蔵庫などもなく、簡単なケトルとコップ、インスタントのコーヒーなどが置かれているのみでした。

お部屋は少し広めの4人部屋を2名で使用することにしました。

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4人用(おそらく夫婦+2人の子供を想定)ということでテーブルや椅子も人数分あり、以外に重宝しました。

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窓は南向きに三枚の窓があり十分に明るさがあります。またお部屋に入ったときにはすでに暖房がしっかりと入っていて寒い思いをすることはありませんでした(こちらで一般的に使用されているボイラーで温めた温水を利用した暖房)。

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4人用のため、部屋には二段ベットもあるのでが部屋の大きさも十分なので邪魔というほどではありませんでした。

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バスルームにはシャワーブースとトイレ、洗面台がありますが、決して広くはありませんが(むしろやや狭い)、それほど使い勝手が悪いというほどでもない、といったことろです(写真忘れ)。

全体的に居心地のいい部屋で2泊でしたがとても寛ぐことができました。

窓からはノータルタン(Nothalten)の村とその奥の白く雪をかぶった山が見えます。

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朝食の様子

朝食をいただくには、いったん玄関を出て裏庭に回り、別の入り口から入り直しする必要がありました。入り口そばはクリスマスの飾りでいっぱい!

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中は至って民芸風で昔の木組みの柱をうまく利用したつくりになっていました(まるでドイツにいるようです!)

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朝食はとてもシンプルで、コーヒーやオレンジジュース、数種類のパンにバターとジャム、フルーツ、さらにチーズ数種類やヨーグルトをお願いできます。

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また、奥様お手製の郷土お菓子(郷土パン?)のクグロフが登場します。大好きだし美味しかったので2回ぐらい切ってもらいました!

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さいごに

朝食の後にはご夫婦と談笑することもできました。お二人ともドイツ語を話せる方だったので、楽しくお話をさせていただきました(ご家族のお話など)。また我々についても30年もドイツに住んでいるというとビックリしてました。

お二人ともこのエリアの出身だそうで、家庭内での会話はアルザスだそうです。この言語は体系上はドイツ語の方言のため(南部ドイツのアレマン系だと思います)、町などでもよく耳にするとドイツ語?て思うのですが、なんか聞き取れない!っていうぐらい現在のドイツ語にも近い言語です(ただ多くの単語などがフランス語に置き換わり、通常のドイツ語力では理解は難しい)。

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でもお二人の話を聞いていると、地名発音なども完全にドイツ語読みでお話されていました(この辺はフランス語読みと、どっちでもいいみたい)。

残念なことに今の若い人たちは、アルザス語で話すことはないようです(家などで話されており理解はできるのかもしれませんが)。おそらく数十年中には消えていってしまう言語(方言)なんでしょうね。

アルザスワイン街道を行く』シリーズは今後も続きます。紹介したい小さい村々やワインナリーなど、これからも案内していきます。

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