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猛暑のモロッコ・マラケシュへの旅・食事編

マラケシュ3泊目にして初めてレストランへ

「絶対にタジンとクスクスを食べるぞ」という固い決意をもってマラケシュに向かったのですが、いざ現地入りしたら、あまりの猛暑のせいか⁉ 今一つ食べることに積極的になれず。食い意地のはっている我々には珍しいことで、我ながら?と思いながら最終日を迎えました。

やはりそんなに熱意は持てなかったのですが「このまタジンとクスクスを食べずに帰るわけにはいかない」という気持ちは捨てられず、ネットでゆるく検索して見つけたのがこのお店、ジャマ・エル・フナ広場にほど近いところにあるCafe Snack Babouchです。

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お茶休憩はそろそろ終わり、夕食にはまだ早いという5時ごろに行ったせいか、お店に入った時点では先客が1組だけ。

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まだまだ暑い時間帯だったので、気のよさそうなサービスのお兄さんが「ここが快適ですよ」と店内のエアコンの風が程よくあたる席に案内してくれました。

そして、Wifi必要ならパスワード教えますよと申し出てくれました。

こじんまりした可愛い内装のお店で、接客もフレンドリー。メニュー選びの際も、質問に丁寧に答えてくれました。ツーリスト向けレストラン感は強いですが、雰囲気はなかなかよかったです。

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注文が済むと、飲み物と突き出し(無料)のオリーブを持ってきてくれました。ちょっと塩気が強かったけれど、良い感じに香辛料がきいていてバクバク食べちゃいました。

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ロッコサラダ 

トマト、キュウリ、玉ねぎ、そして下にレタスが入っていました。レモン汁とオリーブオイルという単純な味付けでしたが、野菜そのものの味がしっかりしていて美味しかったです。

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ケフタのタジン 

小さなミートボールをスパイスの入ったトマトソースで煮込んで卵でとじたもの。スパイスは控えめな感じ。フレッシュコリアンダーがよいアクセントになっていました。

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チキンと野菜のクスクス 

おおぶりに切られた茄子、ニンジン、ピーマン、ジャガイモの壁とレーズン入りのとろっとあめ色に炒められた玉ねぎのせいで隠れてしまっていますが、クスクスの山のてっぺんに鶏肉がのっています。控えめにほのかに香るスパイスミックスの香りが食欲を刺激します。最初見たときは「クスクスの量が多すぎ~」と思いましたが、クスクス自体もおいしくて、難なく食べられました。

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サラダ 20ディルハム、ケフタのタジン 40ディルハム、チキンと野菜のクスクス 50ディルハム、スパークリングウォーター500㎖ 10ディルハム ミネラルウォーター1.5ℓ 15ディルハムで締めて135ディルハム(1500円ぐらい)でした。

写真には写っていませんが、これにパンがついてきます。残ったミネラルウォーターはしっかり持ち帰りました。

結局タジンとクスクスはこのお店でしか食べていないので、多くを語ることはできませんが、今回食べてみて非常に気に入ったので、タジンもクスクスももっといろんな種類を、いろんなお店で食べてみたいと思いました。

ネットの口コミで高評価を得ているお店だけあって、我々が食べている間にどんどんテーブルは埋まり、出るころは満席になっていました。

⦅おまけ⦆

そんなに空腹だったわけではないのですが、食べるのに集中して写真を撮ることを完全に忘れてしまっていた2日目夜の屋台飯について

2日目の夜はジャマ・エル・フナ広場の屋台で魚のフライ?天ぷら?を食べました。確か屋台の番号はNo.14だったかと思います。

その屋台にした決め手は、お客の多くが地元の人(常連)っぽかったから&しつこい客引きをしてこなかったから。これが当たりで、どれも単純で簡素なお料理でしたが、揚げ物なのにそんなに油っぽくなく、揚げ加減もよい具合。素材の味がしっかり感じられました。手で食べる屋台飯の楽しさも満喫できました。

頼んだのは、ミックスフライ(イカリング白身の魚のぶつ切り、小さな舌平目っぽい魚)のミドルサイズ1皿 35ディルハム、揚げ茄子のペースト(素揚げの茄子をちょっと深さのあるお皿にとってぐいぐいその場でつぶして、ドレッシングみたいなのをかけてまぜて出してくれる)1皿 5ディルハム、フライドポテト1皿 5ディルハム スパークリングウオーター500㎖1本 5ディルハム。モロッコパンが1人に1つついて締めて50ディルハム(約555円)でした。

メニューにはスパークリングウオーター大 10ディルハム、というのがあって、それを注文したのですが容量が書いていなかったのでてっきり500㎖が大なんだと思い、会計の時に55ディルハム出したら、おじさんが「50ディルハムだよ」と5ディルハム返してくれました。そういえば、お水をだしてくれるとき「スパークリングないからこれで…」とかなんとかボソッと言っていたなと。「え、ちゃんと出てきてるけど、どういうこと?」って思いながらも、水はきているしお料理も出てきたしで、食べることに気を取られて深く考えませんでしたが、大きいのがないということだったんでしょうね。この正直さに好感度がさらにアップしました。

この屋台、キャンプなんかのときに使うウォータータンクとハンドウオッシュがあって、手を洗うことができます。カトラリーがでてこず手で食べるので、手が洗えたのはありがたかったです。

www.oni-taiji.com

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