さて、クリスマスからの4日間を利用して2019年度最後の旅に出ました。
今回はスターアライアンスに加盟しているSASスカンジナビア航空(Scandinavian Airlines System)を利用してスウェーデンの首都、ストックホルムを訪問してみました。
フライト情報について
お膝元フランクフルト空港からはSK638便で17時30分発、19時40分着(実際のフライト時間は1時間48分)、機材はA320。
また帰りのフライトはストックホルム発、SK635便で朝の9時05分発、11時25分着(実際のフライト時間は1時間40分)、機材はA320Neo。
ドイツ・スウェーデン間で時差はありません。クリスマス中に出発する予定で、かなり以前から航空券を探していたのですが、都合のいい時間帯は結構な出費となるため、上記のように旅行者にとってはあまり楽しくない時間帯の移動となってしまいました。
SASの欧州内フライトについて
まず他社との大きな違いは、欧州内フライトにはビジネスクラスの設定がありません。
ご存知の方も多いと思いますが、一般的には欧州内フライトにおけるビジネスクラスは座席はエコノミーと同じ(ややピッチが長い)で3人掛け席の中央が空席になり、短距離フライトであっても飲み物、軽食のサービスが提供されます。
SASの場合は欧州内に関してはビジネスクラスを省き、エコノミークラスをSAS PlusとSAS Goに分けて運営しています。
SAS Plusでは、下記のように他社のエコノミーFlexチケットのような取り扱いとなります。さらに預け荷物も可能になります。
SAS Goでは機内持ち込みの荷物のみとなり(有料で追加可能)、機内での飲食物も有料でのサービスになります。
さて、我々は、値段重視でSAS Goのチケットを購入し、預け荷物を一つだけ追加(往復で60ユーロ)しました。Fast Trackやラウンジの利用、優先搭乗はスターアライアンスゴールドの資格で利用ができるため、我慢するのは2時間弱のフライト中の飲食のみとなります(ウシさんもブタさんもエーゲ航空でスターアライアンスゴールドを取得しています)。
搭乗した感想
今回は利用した機材はA320とA320Neoでしたが、機内の印象は全く同じで、座席はシンプルな布生地で統一され、すっきりした印象です。
掃除を含めて特に問題は無いように思えました。機内雑誌等もきちんとそろえられていました。
もちろん近距離線なのでエンターテイメントの設備はありませんがUSBによる充電は可能となっていました。
また座席ピッチも十分にあり、大きい人が座ってもこれならばひざで前の席を圧迫することもないのではと思えました(座っているときに後ろの人が席に当たってくると落ち着かないのは私だけでしょうか?)。
また、SAS Plus とSAS Go の線引きは、いたってシンプルで、下の写真のように、その時の事情で座席のヘッドシートに表示カードが取り付けられているだけです。
機内に入ると『ここから後ろはSAS Go』となっており、裏から同じカードを見ると『これより前はSAS Plus』となっています。
フィガロ ヴォヤージュ Vol.29 北欧の美しいデザインに触れる旅 ストックホルム・コペンハーゲン・ヘルシンキへ。 (FIGARO japon voyage) [ムック]
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まとめ
今回利用した2機に関しては、シートを含め、比較的新しいような印象でした。そのため、座席の痛みや汚れなどは感じず、またシートピッチに余裕があったため、前席下に手荷物を入れていてもそれほど窮屈な印象はありませんでした。
2時間弱のフライトのため、軽食がないことは全く気にならず、飲み物(ミネラルウォーターやジュース、アルコールなど)に関してもあればあるでいいし、なければ無しでもいいといった感じでした。
ルフトハンザ航空も将来的にはエコノミーへのサービスの削減を行うようですし、欧州ではむしろSASのような方法が一般的になるのでしょうね(BAも何も出ませんし)。