さて今回ご紹介するホテルは南ドイツの代表的な都市シュトゥットガルト(Stuttgart)のMoxy Stuttgart Airport/Messeです。
シュトゥットガルトはメルセデスやポルシェの本社があるドイツ自動車産業の代表的な町です。
今回も引き続きマリオットグループの会員割引(25%Off+朝食)を利用して宿泊しました。
今回の旅の目的
今年はコロナ禍の影響で上記のようなキャンペーンが行われているため、普段はヒルトングループ中心の宿泊(ゴールド会員なので)をあえてマリオットグループ中心に切り替えて宿泊しています(こちらもゴールド会員ですが、ヒルトンと異なり無料朝食がつ付かない)。
今回シュトゥットガルトに宿泊したわけは、実はさらに南にあるメッツィンゲン(Metzingen)のOutlet訪問が目的でした。
メッツィンゲンはドイツにしては珍しい世界的なファッションブランドのヒューゴ・ボス(Hugo Boss)の本社所在地でもあります。
アウトレット自体は町の大きさに見合わないほど大型店が多く並んでおり、ドイツ最大を謳っているだけのことはあるようです。
もちろんその中でもヒューゴ・ボスのお店が最大ですが(というかヒューゴ・ボスの力でこのアウトレットができたんではないでしょうか)。
ホテルの立地
さて、ホテルのお話ですが、今回はアウトレット訪問が目的だったので、あえて シュトゥットガルトの町中にはいかず、町の南にある空港と見本市会場のそばにあるMoxy Stuttgart Airport/Messeを利用することに決めました。
完全に郊外となるため、周りには同じような空港/見本市向けホテルなどがあるエリアで飲食店等がないのが玉に瑕です。まあ今回は向かいにドイツ最大のスーパーマーケットグループのREWEがあったので、そこで適当に買った食料で済ませてしまいました。
Moxy Stuttgart Airport/Messe(ラインフェルデン・エヒターディンゲン)– 2020年 最新料金
部屋の紹介
到着時刻がそこそこ遅かったこともあり、アウトレットで夕方までみっちり時間を過ごし、宿泊先のMoxyへ向かいます。アウトレットに向かう際にホテルのわきを通っていたため所在確認はできており問題なく到着。
5階建て176室もある大きいホテルです。特に見本市が開かれるときは大賑わいになるのでしょう。
駐車場は地下ではなくホテルの裏手となっており、1Day12ユーロでした。ホテルのカテゴリーが下がると駐車場代も下がるので助かります。
ホテルの裏口から中に入ると噂通り遊び心が感じられるMoxyらしいデザインで統一されていました。
なにやら楽し気なホテルです。
チェックインカウンター然としたカウンターはなく、フロアーにあるバーカウンターの一角で、バーカウンタースタッフがチェックイン、チェックアウト業務も兼務しているようでした。非常に砕けた感じの対応でしたが、決して感じは悪くありません。
我々の部屋は最上階である5階の部屋でした。
ホテルの入り口のみならず、各階にもエレベーターを降りたところに消毒液が配置されていました。
さてお部屋の中ですが、こんな感じです。
さすがこのカテゴリーになると何にもないですね。
冷蔵庫どころかグラスやカップ、水、お茶なども一切なし。クローゼットもなく、ハンガー3つが壁に取り付けられたハンガーフックにかかっているのみ。そのおかげで狭い部屋もすっきりしてましたけどね。インテリアの色も落ち着いた茶系でまとめられており、安っぽい感じはしませんでした。
ベットはQueenサイズでしたが我々にとっては十分なサイズで問題はなく、寝心地はむしろ良かったです。テーブル変わり(?)に壁に取り付けられた棚、上の写真に少し映り込んでいる寄りかかれるタイプの大きめのチェアーが一つありました。
まあ、1泊ということもあり、2人で泊まっても問題はなかったですが、1人で泊ったほうがより快適なのは確かです。
バスルームもコンパクトでしたが不自由なこともなく、もちろんお湯の出や水回りの問題は一切なしです。
アメニティー類は最小限。洗面台に手洗い用のハンドソープ、シャワーブース内にはボディーソープ兼シャンプーとリンスが取り付けられていました。シャワーキャップや綿棒はありませんでしたが、このご時世だからでしょうか、洗面台には除菌ウェットシート10枚入りパックが置かれていました。
タオル類はフェイスタオルとバスタオルに足ふきマット。あとドライヤーはありました。
比較的新しいホテルのようなので設備の欠陥もなく、冷房の効きも抜群で、部屋は居心地がよかったです。シンプルではあるものの、安普請感はありませんでした。
Moxy Stuttgart Airport/Messe(ラインフェルデン・エヒターディンゲン)– 2020年 最新料金
朝食
今回は朝食込みのパッケージでしたので、さっそく朝食会場に向かいます。
どうもフロント兼バーカウンターの奥の席で自由に食べるようです。
それにしてもこの1階は楽しいフロアーですね。反対側にはミーティングルームなどもあり、見本市に訪れるビジネス客への対応もできるようです。
さて肝心の朝食ですが、宿泊費もかなり安いのでそれほど期待もしていませんでしたが、案の定、ビュッフェとはいうものの中味はコンチネンタルブレックファストという品ぞろえでした。
温められた食事は一切ありません。電子レンジがあって、パンケーキを温めることができるようにはなっていましたが…。
具体的にいうと、パン数種類に、パンケーキ、シリアルバー、チーズとハム、バターやジャム類、ヨーグルト、飲み物といった感じです。完全なセルフサービスで、食べ終わった後はトレーを自分で所定の位置に返すというシステムでした。
少々物足りなさを感じましたが、値段を考えると… 相応といったところでしょうか?
もしかすると、コロナ禍中でなければもう少しいろいろなものがあるのかもしれません。
まとめ
今回の宿泊は朝食込みのプランで59ユーロ(7500円ぐらい)でした。施設の清潔さや使い勝手、ベットの寝やすさ、また夏なのでエアコンの調子などを考えると十分満足できる宿泊でした。
炎天下にアウトレット街を歩き回ったのでかなり疲れていて、冷房が効いた部屋のベッドでゴロゴロすることを選びましたが、今思うと夕食(といえるほど大した食事ではありませんでしたが)後にホテル1階のバーでお酒を飲むのも悪くなかったかなあと言う気がします。
今回はシュトゥットガルトの空港ホテル(見本市会場は空港の隣)を紹介しましたが、あまりビジネス以外では縁のない場所かと思います。自分たちの旅の記録代わりにブログとして残しておきます。