数あるホテルグループの中でも、ヒルトングループの提供するヒルトン・オナーズ会員のゴールドステータスはその資格取得方法や維持方法が比較的簡単でありながら、リターンも十分に受けられるステータスとなっています。
今日は、そのシステムや特典、資格取得方法などをヨーロッパで実践してる私たちがお知らせします。
ヒルトン・オナーズ会員のステータスについて
ヒルトングループには現在、下記のホテルチェーンが属しています。
さて、ヒルトン・オナーズ会員のステータスに関してですが、現在、下記の4つのステータスが存在します。
- メンバー
- シルバー
- ゴールド
- ダイヤモンド
このうちメンバーは宿泊実績等に関係なく、だれでも登録さえ行えば会員になれます。申し込みは、ホームページまたは、直接ホテルで可能です。
シルバーは、1年間に4回の宿泊または、1年間に10泊の宿泊実績でステータスを得ることができます。ハードルが低い分、ゴールド以上で受けられる、部屋のアップグレードや朝食無料などの目立った特典がありません。
また、ダイヤモンドは、1年に30回の宿泊または、1年間に60泊もしくは、120,000ヒルトン・オナーズ・ベースポイントの獲得となり、かなりハードルが高いです。その分、よりグレードの高いアップグレードや宿泊フロアに関係なく、エグゼクティブラウンジを利用できるなど、明らかにゴールド以上の特典が用意されています。また、こちらでは、クレジットカードなどでは得られないステータスとなっています。
そうなると、ゴールドを目指すのが現実的なゴールのように考えたくなります。日本ほどバリエーションが豊富ではないのですが、ヨーロッパでいかにしてゴールドステータスを取得・維持していくかをお知らせします。
ゴールドステータスの特典
まず、主なヒルトン・オナーズ・ゴールド会員特典には以下のようなものがあります。詳しくはヒルトンホテルのホームページをご確認くださいね。
80%のエリートステータス・ボーナス
ゴールドエリート会員の資格で宿泊すると、ヒルトン・オナーズ・ベースポイントに対し80%のボーナスが加算されます。つまり、より早くポイントを稼ぐことができ、ポイント利用した無料宿泊や他の航空会社系マイレッジプログラムへのトランスファーを有利に行えますね。
5泊目無料宿泊
5連泊以上の無料特典滞在を全額ポイントを利用して予約した場合、5泊ごとに5泊目が無料になります。
客室アップグレードと朝食
上記の特典はすべてのホテルで受けられるわけではありませんが、メインのHilton Hotels & Resorts、 Conrad、 DoubleTree by Hilton、 Curio - A Collection by Hiltonなどでは共通して受けられるサービスです。
その他
それ以外にも、WLAN無料、2人目宿泊料無料、ミネラルウォーター、レイトチェックアウト等々、宿泊されるホテルチェーンにより異なりますが、様々な特典が用意されています。こちらも詳しくは、ヒルトンのホームページをご確認ください。
宿泊経験
過去の宿泊経験では、ヨーロッパ内のHilton Hotels & Resorts, DoubleTree by Hilton, Curio - A Collection by Hiltonなどに宿泊していますが、安定して部屋のアップグレードも受けられ、もちろん問題なく朝食への案内も受けています。
また日本では、特にヒルトン大阪を利用することが毎年あるのですが、安定してエグゼクティブフロアーへのアップグレードを受けられ(時期がいいのかもしれませんが)、エグゼクティブラウンジの利用も可能となるため、大変助かっています。
ゴールドステータスへの道
一般的にゴールドステータスを得るためには、
- 1年間に20回の滞在または
- 1年間に40泊の宿泊もしくは、
- 1年間に75000ヒルトン・オナーズ・ベースポイントの獲得
のいずれかの条件を満たしていたければなりません。
そうはいっても、上記条件を満たすことは、よほど頻繁に宿泊の機会がなければ(出張などで)、達成できるのもではないでしょう。
そこで、出てくるのがクレジットカードの発行によるステータスの獲得・維持です。
日本ではAmexやVISAがヒルトンとタイアップしてクレジットカードのステータスにマッチしたヒルトン・オナーズ会員ステータスを提供しているようですが、こちらヨーロッパのオーストリアとドイツでは、VISAが同様のサービスを提供しています。
ヒルトン・VISAカード(オーストリア、ドイツ)
こちらでは、発行するVISAのクレジットカードに異なるステータス設定がない関係で、ヒルトンのVISAカードの発行を受けるだけで、ゴールド会員となることができます。またクレジットカードを保有している限り会員ステータスも、その宿泊実績に関係なく維持され続けます。そして、このクレジットカードの最も大きな利点は、その年会費がたった48ユーロ/年(日本円にして約6000円)だということではないでしょうか?
これだけの年会費で、ゴールド会員としてのステータスを維持でき、上記の特典も得られるわけとなり、我が家ではかなり重宝しています。
AMEX・プラチナカード
そして、もう一つの可能性は、ご存じAMEX・プラチナカードです。こちらについては、別途記事にしているでそちらをご覧ください。
さて、今回の記事、皆さんにとってプラスとなってでしょうか?