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【フライトレビュー】ルフトハンザ航空・プレミアムエコノミー・羽田ーフランクフルト便

いまだB747を第一線で飛ばし続ける数少ない航空会社であるルフトハンザ・ドイツ航空プレミアムエコノミー搭乗記となります。

今回のフライトは、羽田発フランクフルト行きLH717便です。

B747-8について

フランクフルトー羽田間には現在もB747-8が導入されています。

日本ではすっかり乗る機会の少なくなった機材ですね。

またこの機材にはファーストクラスの設定もあり、アップグレードでトライするにも適しています(ロングフライトなので十分楽しめる!)

A380が登場する前は唯一の2階席のある機材で、かつては当然の様に大陸間の移動で利用されていたのに、いつの間にか絶滅危惧種となってしまいました。

さて今回利用したプレミアムエコノミーですが、座席位置は1階のほぼ中央、なぜか前後がエコノミーという変わった配置となっております(赤く囲んだ部分)。

つまり、1階の配列は、先頭からファースト・ビジネス・エコノミー・プレエコ・エコノミーとなります。

一般的にはビジネスクラスとエコノミークラスの間ですよね。

また、プレエコ最後列とその後ろのエコノミーの間にはカーテンなどの仕切りすらありません。

ちょっと落ち着かない気分のプレエコ搭乗記です~。

フライトインフォメーション

LH717便:東京・羽田発 フランクフルト行き

機材:B747-8

予定出発時間:12:30(実際の出発時間:13:08)

予定到着時間:19:10(実際の到着時間:18:18)

実際の飛行時間:13時間11分

機内の様子と座席について

機内へ乗り込むとビジネスクラスの席を抜け、エコノミークラスが現れ、そのあとの開けた空間にプレミアムエコノミー4列のシートが見えてきます。

座席の配置は、エコノミークラスの3-4-3に対して2-4-2となり、座ってみるとやはり前後だけでなくシートの幅にも余裕を感じます。

ただしリクライニング機能は電動ではなく、シートわきのボタンを押して体重をかけて倒します。

戻すときは逆に力技でお尻を後ろに押し付けないと戻ってきません💦

余談ですが、今回の座席、着陸前にシートが元の位置に戻らず、CAさんに後ろからど突いてもらってやっと戻りました。

また、フットレストはありますが、レッグレストがありません。

そのため、今一つ足を投げ出している感じになれないというマイナス点があります。

座席には、枕とブランケットが置かれており、座席にわきのポケットに、スリッパとアメニティが入っています。

そうなんですよ。ルフトハンザのプレエコにはアメニティが付いています。

Porsche Designの巾着袋に歯ブラシセット、アイマスク、機内用靴下、耳栓、お手拭きが入っていました(さすがにリップクリームやハンドクリームなどは無い)。

前の座席とのピッチは十分にあり、足元が狭く感じることはありませんでした。

前の座席の背もたれにはあらかじめ、ミネラルウォーターが置かれています。

モニターは大きくはありませんが、タッチ操作にも対応しており操作もサクサクしていました(もちろん日本語で操作できます)。

映画の種類もかなり豊富で、映画を見て過ごす人にとってはロングフライトでも退屈しないのではと思います(日本語対応の映画も多くありました)。

電源は、ひじ掛けの前にユニバーサル対応のコンセントがあり、またモニター下部にはUSB端子が1つあります。

機内食及び機内サービスについて

この路線では日本人のCAさんが複数人搭乗しており、かなりの確率で日本語でサービスを受けられます。

搭乗後はすぐにウエルカムドリンクのサービスがありました。

また機内食で使われる食器も陶器のものが用意されています。

この辺は、エコノミーとの差別化が現れていますね。

1度の目の食事はチキンとポークの選択が可能でチキンをお願いしました。

また一度目と二度目の食事の間には、おにぎりまたはパウンドケーキのサービスがありました。

2度目の食事は軽食となり、日本風ナポリタンの上にチーズが掛けてあるような料理でした(日本発ならではと思っています)。

どちらの食事も美味しくいただけました!

フライト全般に関して

引き続きウクライナ戦争の影響でルートは羽田出発後アラスカ寄りにベーリング海峡を抜け、北極圏を進みグリーンランドアイスランドの脇をかすめ、北海を南下してドイツ北部からフランクフルトへ向かうルートでした。

13時間を超える長いフライトなので、プレエコを選択したのは正解だったと思います(この日はかなり混んでおりエコノミーで数席独占の可能性は全くなさそうでした)。

予約自体はエコノミーでしたが、160ユーロ(約2万円)でアップグレードできたのは幸いでした。

ルフトハンザでの長距離線は実に10年ぶりぐらいだったのですが、思いのほか快適なフライトとなりました。