引き続き2022年9月末に再訪したクレタ島旅行の記録となります。
エーゲ海に浮かぶギリシャ国内最大の島、クレタ島は古代ミノア文明の栄えた島としても名が知られています(クノッソス宮殿など)。
今回も利用した航空会社はギリシャのフラッグキャリアであるエーゲ航空(Aegean Airlines)です。
それでは、コロナウイルス蔓延による規制がほぼ全廃された欧州内でのビジネスクラスの状況をお知らせします。
エーゲ航空について
すでにこれまでも記事にしてきましたが、日本ではほとんどなじみのないエーゲ航空を改めて紹介します。
エーゲ航空はギリシャを代表する欧州内のみに路線を持つリージョナル航空会社です。
同時にリージョナル航空会社としては珍しく航空連合スターアライアンスのメンバーでもあります。
リージョナル航空会社としての評価は高く、毎年ののようにSkytraxの欧州内リージョナルエアライン1位、世界でも同カテゴリーで2位につけています。
また独自のマイレージプログラム Miles+Bonus を展開しています。
Miles+Bonus のゴールドステータスはスターアライアンスのゴールドステータスとなることから、我々は、ステータス取得が容易なエーゲ航空で毎年のようにゴールドステータスを維持しています。
また、ゴールドステータスを延長するたびに特典として様々なクーポンが得られますが、その中でよく利用するのがビジネスクラスへの無償アップグレードクーポンです。
毎年4枚もらえるので、我々のギリシャ旅行は大体がビジネスクラスでのフライトとなります。
フランクフルト - イラクリオン間
初日は、午後1時25分発のエーゲ航空431便で出発(実際の出発時間午後1時43分)、イラクリオン到着が午後5時17分。
ドイツとギリシャには1時間の時差があるので、実際のフライト時間は2時間34分でした(機材はA320)。
すでに空港内でのマスク着用義務はなくなっているので、空港内でマスクをしている人はあまり見かけません。
この日は平日の午後でしたが込み合うことも無くチェックインもセキュリティーチェックも通過できました。
それに対し、フランクフルト空港の Lufthansa Senator Lounge(ビジネスクラスラウンジよりワンランク上のラウンジ)は大盛況でした。確実にビジネス客が戻ってきている感じです。
さて、搭乗後の様子ですが、こちらも機内では、マスク着用義務はなく、我々を含め若干名が任意でマスクをしている程度でした。
欧州内ビジネスクラスにはどの航空会社も特別な座席を使用することは無く、
- エコノミーに比べて、前後のピッチが広い、
- 3人掛けシートの真ん中席にテーブルがセットされており、2名までしか座れない
程度の座席となります。
そうなると楽しみは食事くらいですが、エーゲ航空は、食事に関しても欧州内ではいい評価を得られており、ワインの選択肢もいくつかあり楽しいです。
これまでと少し変わったと思った点は、ワインの提供がこれまでは、小瓶でそのまま提供されていたのが、その都度、グラスに注がれるようになったことぐらいでしょうか?
以前はデザートとかも別のお皿で提供されていたように思います。
これもすべてコロナ対策でパックにされてしまったんですね。
この辺は正直残念でもあります。
さて今回選んだメニューは子牛のフィレステーキ。
サラダに、硬質系チーズ2種、デザートのケーキもあり、美味しくいただけました。
特に子牛のフィレがよかった(フライト中の食事はまあまあのレベルが多いですが、これは美味しかった)。
と、以前のフライトレビューを見返してみると昨年のロードス島への旅でも同じメニューを選んでました(一年たってもメニュー変えてないんかい!)。
この日は、この旅行で唯一の悪天候となり、宿につくまで雨が降り続いてました。
まあ、移動日などでよかったです。
イラクリン - フランクフルト間
残念なことにフランクフルトへの直行便は朝にしかなく、宿を朝の6時前に出発、レンタカーを返し、急ぎチェックインカウンターで荷物を預け、空港内へ。
早朝のチェックインでしたが、空港内はすでにお客でごった返しており、まだまだ観光シーズン中なんだと思い知らされました。
またこのクレタ島のイラクリン国際空港には、なぜかエーゲ航空のラウンジが無く、食事等は飛行機に乗るまでお預けです。
この日は、これまでで一番の快晴!皮肉なもんです。
朝8時50分のエーゲ航空430便でフランクフルトに戻ります。
帰りも無償アップグレードクーポンでビジネスクラスを利用。
席自体はエコノミーと同じですが、前後のピッチが広いだけでもかなり乗り心地はよくなります。
それなりに混んでいましたが、ほとんど遅れることなく無事に出発。
この日はきれいに島の海岸線を空から見ることができました(2019年に宿泊したエリアが見えます)。
さて、機内食のほうですが、朝の便ということで、用意されているメニューも軽めになっています。
選択肢は軽い塩味のマフィンとスクランブルエッグ、またはパンケーキ。
さすがに朝なのでアルコールは注文しませんでした。
正直言ってパンは余計な気がしますが、それ以外はフルーツやギリシャヨーグルト(はちみつ付き)も含めて美味しくいただきました。
まとめ
昨年のロードス島以来のギリシャでしたが、すっかりコロナ明けで飛行機内を含めてほとんどマスクをしている人はいませんでした(我々は任意でマスク着用)。
9月末ということでシーズンも後半にかかってきていたため、大混雑ということはなく、人は多いけどそこそこといった感じでした。
気候的には25度以上の日が多く、海に入るのも大丈夫な気温。
少し空き始めたけど、暖かい、ねらい目の季節だったのかもしれません(価格的にも)。
引き続き旅の詳細を記事にしていきますので、またお立ち寄りください。
2019年のクレタ島訪問の記事はこちらから。