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【アルザスワイン街道を行く】エギスハイム(Eguisheim)

フランス・アルザス地方を南北に抜けるアルザス・ワイン街道(La Route des Vins d'Alsace)。今回紹介する町はアルザスの観光地として有名なコルマール近郊のエギスハイム(Eguisheim)です。

昔のアルザスの街並みをそのまま残したかのような旧市街の観光は絶対に外せません!

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エギスハイムについて

今回はコルマール郊外の人気の町、エギスハイム(Eguisheim)を紹介していきます。こじんまりした町なので、ぶらぶらと寄り道をしながら歩いても一時間程度で見て回れます。美術館や博物館などを見学するというのではなく、歩いて街並みを楽しむといった感じです。

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それもそのはず、この町は、『フランスの最も美しい村』(Les plus beaux villages de France)の1つに選出されています!

フランスの最も美しい村 - Wikipedia

アルザスではすでに紹介を済ませているリクヴィル(Riquewihr)プロヴァンスの村々と同じですね!

選考協会ではブランドの信頼性と正当性を高めるために厳しい選考基準を設けており、主な選考基準は以下の3点だそうです。

  • 人口が2000人を超えないこと
  • 最低2つの遺産・遺跡(景観、芸術、科学、歴史の面で)があり土地利用計画で保護のための政策が行われていること
  • 地域共同体で同意が得られていること

従って景観を破壊するような建物や設備は制限され、経済発展は妨げられるが観光の面ではプラスになるということだそうです。選考後も継続して審査があるようなので、維持が大変そうですね。

またこの町は、ローマ法王レオ9世の出身家エギスハイム家の領地としても有名です。町の中心部の聖レオ広場の噴水には今もレオ9世の銅像があり町を見守っています。

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コルマールからは距離にして7-9Km、車で15-20分程度です(駐車場は基本的に有料です)。バスでの直接のアクセスは見つけられませんでした。タクシーを利用する場合は、15-18ユーロ程度とのことです。

町の観光について

一般的には旧市街の東側に延びるグラン通りを東西に進み旧市街の東側からアクセスすることをお勧めします。

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このルートでアクセスすると町に入ってすぐにツーリストインフォメーションを見つけることができます。

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ツーリストインフォメーションでは無料の観光用地図(なんと日本語の地図もあります)を入手できますが、もし営業時間内に訪問できなくても、下記のサイトからPDFの地図をいつでもダウンロードできます。環境のためにもいいかもしれませんね。

Tourist office Eguisheim and Rouffach

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ご覧の様に角が丸まった四角の町です。おすすめルートは、まずは町の一番外側の道を一周し、元のツーリストインフォメーションまで戻り、そのあと町の中心部、プラス・ド・シャトー(宮殿広場)を目指すのがいいかと思います。

また、観光用地図は町の中でも掲示されており、それぞれ番号とともに説明が行われています。

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それでは、地図通りロンパール通り(Rue de Rempart)を進んでいきましょう。路地のような通りを歩いていると、木組みの家々が少し道路側に迫ってくるかのようにひしめき合っています。道の真ん中に立つ下の細長い家が見えてきたら、ルートは左側の道となります(別にどっちに行ってもきれいですが)。

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進んでも進んでも両サイドには、木組みの家が続きます。その色や木の組み方など同じようですべて違う。

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また、お住いの方々も窓の飾りを忘れていません!

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このお店では、パン・ド・エピス(はちみつやスパイの効いたパン)を作っているところを見ることができます。もちろん試食もやっているので一つ摘んでみては?

https://goo.gl/maps/fZYHutxxGsJVuUTa8

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また季節が良ければ、窓辺に飾られた鮮やかなゼラニウムがさらに色を添えています。

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ロンパール通り(Rue de Rempart)を進んで町を一周したら今後は町の中心部のプラス・ド・シャトー(宮殿広場)を目指しましょう!

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途中、クグロフの並ぶお店を発見、そんなに大きくないし、味も素朴なので、ちょっとぐらい大きく見えても食べられますよ!それにここのクグロフ美味しいですよ!

Boutique en ligne de petits biscuits - Maison Alsacienne de Biscuiterie

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プラス・ド・シャトー(宮殿広場)は別名聖レオ広場とも呼ばれているようで、その名のとおり中心に教皇レオ9世の銅像が立つ噴水があります。春から夏にかけて、ゼラニウムで飾られたこの一角はとてもきれいです。

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広場の奥は高台となっており(上の写真奥)、右手がレオ9世礼拝堂、左手は宮殿(というか館)です。1002年6月21日にこの館で後に教皇レオ9世となるブルノが生まれたそうです。礼拝堂の上にはコウノトリの巣があり、運が良ければコウノトリの姿を見ることができます。

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レオ9世礼拝堂は自由に見学が可能で、小さいながらとても美しいステンドグラスやデザインに囲まれています。

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またこの礼拝堂のある高台から見たプラス・ド・シャトー(宮殿広場)は、特に花の季節は美しく、噴水内のやや緑がかった色とともに絶好の写真ポイントになっています。

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もちろんここはアルザス・ワイン街道』の町、町を歩けばワイナリーにあたる⁈ぐらい多くのワイナリーが軒を連ねており、試飲や直販を行っています。

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まとめ

アルザス・ワイン街道』の中でもリクヴィルなどと肩を並べる人気の町です。ハイシーズンになると駐車場を確保するのも難しいほどの混雑となりますが、それほど観光に時間を要する規模ではないため、少し時間をずらすなどすれば何とかなります。

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また、教会改革の先駆者教皇レオ9世について調べながら歩くのもいいかもしれませんね。

アルザスワイン街道を行く』シリーズはまだまだ続きます。紹介したい小さい村々やワインナリー、またはクリスマスマーケットなど、これからも案内していきます。

www.oni-taiji.com

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