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【ギリシャ・ロードス島旅行記】アテネからのフライトとレンタカー事情

ロードス島は、ギリシャ・ヘレニズム時代、中世の十字軍時代、オスマン・トルコによる統治の時代と様々な文化遺産が残る島で、特に中心地であるロードス(ロードスタウン)はいまもこの島の中心地であり続けています。

今回はアテネからロードス島までのフライト情報ロードス島内の移動(レンタカー)に関してまとめて行きたいと思います。

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ギリシャ国内フライト(アテネ-ロードス島

ギリシャ国内でのフライトに関してですが、ご存じの方も多いように欧州内にはシェンゲン協定(条約とも呼ばれる)と呼ばれる欧州内での国境審査なしでの移動を互いに認め合う取り決めがあります。

そのため、ドイツからギリシャへの移動でも入国審査は無く、またそのままギリシャ国内線へ乗る場合にも他の欧州内フライトと同じターミナルが利用されます。

つまり欧州内フライトと国内フライトに取り扱い上の差がありません。

前置きが長くなりましたが、我々にとっては島に向かうフライトもフランクフルトに向かうフライトも同じターミナルを利用していることになります。

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さてロードス島へ向かうフライトですが、ギリシャ内で移動する場合、一般的にフラッグキャリアエーゲ航空ではなく、同じグループに属するオリンピックエアー(Olympic Airの運行となります。

オリンピックエアーはある程度の年齢層の方はご存じかと思いますが、かつてはギリシャフラッグキャリアオリンピック航空Olympic Airlines)として日本へも乗り入れていた航空会社です。2013年に欧州委員会の承認により現在のエーゲ航空支配下に入り、その時点より国際線はエーゲ航空、国内はオリンピックエアーの棲み分けが生まれました(エーゲ航空は欧州内でのみ運行しています)。

そのため、今回もアテネーロードス間のフライトはエーゲ航空での予約であっても便名上はオリンピックエアーとなっていました。

便名:OA202

アテネ:09:25発、ロードス島:10:25着(実際の飛行時間は約45分)

しかし、現在オリンピックエアーはボンバルディアDHC-8系などのプロペラ機のみの所有となっており、今回のロードス島をはじめ、クレタ島サントリーニ島など主要な島へのフライトには小さすぎるため、事実上、エーゲ航空のA320系などが機内スタッフを含め投入されています。

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そのため機内の様子も至って通常のエーゲ航空の風景となります。それでも、新デザインとなったエーゲ航空機材では、座席を含む内装も一新されています。特に座席の前(シートの後ろ)のテーブルの上部に新たに携帯電話やタブレットなどを建て掛けられるスペースが全席追加されていました。

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ギリシャ内では短いフライトなので、あまり利用することはありませんが、ドイツ・ギリシャ間だと2時間半から3時間のフライトのため、映画一本ぐらいあらかじめダウンロードしておくと暇つぶしになります。

でも次々に現れる島々を眺めている方が楽しいです!

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ちなみにギリシャ国内線の場合、食事提供は無く、ドリンクとお菓子の提供のみとなります(コロナ禍ではペットボトルのお水とお菓子でした)。

また、島々の空港ではブリッジのある空港は基本的になく、沖止めとなるため、乗り降りの際は階段に気を付けましょう!

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ロードス島のレンタカー事情

さて空港施設はあまり大きくないので迷うことなく出口へ向かえます。

また空港内には下記のレンタカー会社の窓口が空港隅に集中しており、事前予約があれば速やかに鍵の受け渡しが可能です。

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Rhodes Airport (RHO)

日本からだとHertzやAvis以外はあまりなじみがないかもしれせんね。

こちらは比較的大手のレンタカー会社となり、値段的にはやや高くなります(その代わり空港内で鍵の受け渡しができ、空港前の駐車場からすぐに乗り出しができる)。

我々はいつものSixtで車を借りました。今回は4日間で車種はPeugeot 108、レンタル代は追加の保険込みで200ユーロ程度でした。

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また、ロードス島には島内いたるところにローカルのレンタカー会社があり、その規模も様々です(季節外れに行くと膨大な数のレンタカーが利用されることなく陳列されている風景を目にする)。

またほぼ例外なく、宿泊先のホテル経由でローカルのレンタカーの予約ができるので、空港とホテル間はタクシーやホテルの送迎を利用し、遠出したい日だけレンタカーを利用するのもアリかと思います(シーズン中は事前予約がないと難しいことも)。

ロードスタウンに宿を取る場合は、駐車場が確保されているか事前確認をお忘れずに!かなりの路肩駐車(どう見てもほとんど違法駐車)だらけでスペースを見つけるのは至難の業です。

ロードス島内での移動について

ロードス島は島の中心地であるロードスタウンを除くとそれほど大きい町はありません。そのため、メジャーなビーチが連なるロードスタウンからリンドスまでの街道(島の南東部の海岸線)はよく整備されており快適なドライブができますが、それ以外の道は田舎道の延長のような感じと思っていた方がいいです。

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また起伏も激しく、道路わきの土留めもきちんとしておらず、土砂や石が道路まで出てしまっているところも珍しくありません(他の島でもよくあることですが)。

また、路上にヤギが歩いていることもあるので注意が必要です!

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さらにロードスタウンでの駐車場問題ですが、ルール上は:

青い線の駐車スペースは1時間1.5ユーロで夜9時以降は無料、また土曜日は14時以降無料、日曜日は終日無料、

白線の駐車スペースは無料、

黄色線のエリアは駐車禁止です(レンタカーを借りる際にご指導を受けた)。

ただし、実際に行ってみると黄色い線が引かれている城壁沿いの道路には例外なく、みっちりと車が駐車されており、それどころか明らかに道路を一部ふさぐような止め方すら見かけます。

早い話、スペースがあればかまわず無法駐車といった感じです。我々は季節外れの訪問でしたが、それでもこの有様、ハイシーズンはどうなっているのか?といった感じでした。取り締まりが行われているのかどうかも不明です(行えば違法駐車車両を探さなくとも歩いているだけでいくらでも取り締まりができる状態)。

ロードスタウン以外では、それほど駐車場には困ることはありません(リンドスがやや混雑していますが、少し歩けば無料駐車場もあります)。

まとめ

今回はギリシャ国内フライトとロードス島内での移動に関して簡単にまとめてみました。

特にレンタカーを利用することは、限られた日数の中で効率よく島内を回るのに相当な効果を発揮します。左ハンドルに慣れていないことでやや不安な方も多いことと思いますが、公共交通機関だけではアクセスできない(できても時間のロスが大きすぎる)場合も多いので、是非検討してみてください。

郊外に向かう場合は決して交通量が多いわけではないのでそれほど難しくはないと思いますよ(その代わり街中は違法駐車のあらしで通り抜けるのも大変な道ばかりですけど)。

ロードス島旅行記』は次回、”ロードスタウンの観光”で最終回となります。

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