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【ギリシャ・ロードス島旅行記】旅のはじめに

2020年の夏(チェコプラハ)以来となる飛行機に乗っての旅行。

エーゲ航空マイレージプログラムでのステータス延長の修行も兼ねて、前々から行ってみたかったギリシャロードス島への旅を決めました。

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ロードス島への興味

ギリシャへの訪問は、歴史に興味のある我々にとっては、ただリゾート地を求めてというより、そこに”何々”があるからという入り方が多いような気がします。

今回のロードス島への旅も随分と昔に手にした塩野七生著『ロードス島攻防記』*1が忘れられず、ついに訪問の機会が来たといった感じです!

そのため、旅行を決めた当初は、今もその街並みや市壁などが残るロードス島最大の町ロードス(ロードスタウン)での史跡巡りしか考えておらず、その他の観光地やリゾート地としてのロードス島に関する知識は全くありませんでした。

ロードス島へのアクセス

さてまずはロードス島の位置(赤で囲まれた島)ですが、ギリシャとは言え、本土からは遠く、ほぼトルコ沿岸といったところにあります。まさにオスマン・トルコにとっては”喉元に刺さったトゲ”のような存在だったのでしょう。

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次にロードス島へのアクセスですが、日本からロードス島へ向かうのはなかなか大変で、トルコ・イスタンブール経由でアテネをさらに経由する、または中東系の航空会社でアテネに入りロードス島へ向かうなど、かなりの長旅になるようです。

またはドイツ・フランクフルトなどの欧州の主要都市へ向かい、そこからロードスへ直接向かう方法もあります。特に観光シーズンの4月から10月の間は欧州各国からLCCを含めダイレクト便が多く飛んでいます。

我々の日程でもフランクフルトからロードス島へルフトハンザの直行便があったのですが、もろもろの事情で、わざわざ一度アテネに飛び、そこからロードス島へ向かっています(詳しくは下の記事を参照してください)。

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旅の準備

まずは観光に適した時期ですが、4月から10月のほぼ限定された期間となります。それ以外の季節はオフシーズンとなり、多くのホテルやレストランなどは閉鎖となり、”まともに観光できない”時期になります(とてもはっきりしています)。

また天候も上記の4月から10月は晴天が続きますが(ほぼ雨は降らないらしい)、それ以外のオフシーズンは雨の日が増え、そもそも観光に適さないそうです。

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無論夏休みの時期を含む春から夏の期間は、多くの旅行者が詰めかけるため、フライト、ホテルともかなり高騰します。ただし真夏は相当に暑く、太陽も強いため、個人的にはギリシャの訪問は少し季節外れがいいと考えています。

さて、観光にぎりぎりの10月(安かった!)のフライトのアレンジを済ませ、ロードス島での宿泊先や予定を考えるにあたり、最初の検討事項は、ロードスタウンの旧市街(市壁の内側)、新市街(旧市街の外に発展した部分でレストランやホテルなどが多くある)、または郊外に宿を取るかどうか?という点でした。

それ次第でレンタカーの予約などにも影響が出るため、まずは宿泊費や観光プランなどを検討しました。

当初はロードスタウン中心の観光を考えていましたが、調べてみると、島内いたるところに古代ギリシャ時代のアクロポリスの遺跡聖ヨハネ騎士団がいたロードスタウン以外の中世の城塞址、さらにギリシャ正教修道院や教会など回りたいところが目白押し!(行きたいとこだらけになったGoogle Map)

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検討の結果、できるだけ自由に行動したかったため、ホテルは郊外に取り、レンタカーは空港でピックアップして到着した日から帰る日までフルタイムで利用できるようにアレンジしました。

宿泊先も空港から15分程度、ロードスタウンへも15-20分程度で行ける郊外の村にあるプール付きの隠れ家的ホテルを観光シーズンの終わる直前ということもあり、格安で見つけることができました(別の記事で紹介します!)。

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まとめ

次回よりロードス島旅行記の本編をスタートします。

コロナ禍での訪問ではありましたが、特に行動制限等は無く(もちろんワクチンパスありきです)、またギリギリ、旅行者が楽しめる季節だったロードス島の旅をお知らせします。

実は本当にぎりぎりでした💦、なんせ我々は今シーズン、宿泊先を最後にチェックアウトした客でした(翌日から来年4月まで閉鎖)。

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*1:かつてヨーロッパ・キリスト教世界の最前線のこの島にいた聖ヨハネ騎士団と大帝スレイマン一世率いるオスマン・トルコとの攻防戦を描いた塩野七生による初期の作品