さて今回は、宿泊先のHilton Stockholm Slussenのそばのバス停(Slussen)から対岸に見えるストックホルム市庁舎(Stockholms stadshus)へ、さらにバスでやや中心から離れたストックホルム市立図書館(Stockholms stadsbibliotek)へ向かいました。
市庁舎までの移動
宿泊先のHilton Stockholm Slussenは地下鉄の駅にも近いですが、バスの停留所はさらに近く、さまざまな方向へバスでも向かうことができます。むしろバスを使いこなせればより効率よく目的地に近づけます。
今回も非常に便利だったのが下記の公共交通機関(SL)サイトにリンクのあるアプリです。これさえ入れておけば、行きたい先までのルートも乗るべき電車、バスも一目瞭然です。
さて、最初の目的地ストックホルム市庁舎ですが、ホテルの部屋から見るとちょうど正面左手に見えています。
SLのサイトで接続を確認すると、ホテルそばのSlussenのバス停から3番、または53番のバスで市庁舎前のバス停まで行けることがわかりました。
乗車に関してはすでにストックホルムに到着した日に72時間のトラベルカードを購入していたので乗り放題です。
バスの路線は非常に多く、市内に張り巡らされており、本数も多いようで、それほど待ち時間なく乗れる印象でした(真冬なので外で待たされるのはツライ)。
さて、我々もホテルで時間を調べ、時間に合わせてホテルを出てバス停に向かいます(徒歩数分)。
バス移動のいいところは町の風景を見ながら移動できること。地下鉄に比べ距離のある移動では時間はかかりますが、位置関係を把握するためにもできるだけ地上の乗り物を多用するようにしています。
バスはすぐにガムラスタン(Gamla Stan)を通り抜け町の中心地がある島に入り、さらに橋を渡り、市庁舎の前にたどり着きます。バス停前から見るとこんな感じです。ホテルから見えていた塔は岸辺にあるので裏からは見えませんね。
市庁舎見学とお土産
さて唯一の入り口らしき門をくぐり、市庁舎の中庭に入ります。
この時、ちょうど10時過ぎぐらいだったのですが、真冬のストックホルムではちょうど朝日が差し込んでくる時間帯です。
中庭から空を見上げると市庁舎のシンボル的な塔が見えました(遠目に見たほうがきれい)。
中庭を抜けて先に進むとアーチの連なる回廊部があります。
その先は公園のように開けており、ここから対岸のセーデルマルム(Sädermalm)やガムラスタン(Gamla Stan)を眺めることができます。
対岸のセーデルマルム、宿泊先のホテルはもっと左手にあり写真には写っていない。この時間でやっと太陽が昇ってきた。
こちらはガムラスタン方面を望む。中央の尖塔は、リッダーホルム教会。
一旦踵を返し、市庁舎中庭に戻ります。
ちょうどバス通りから入った門のほうへ戻ると建物へ入り口があり、その中が案内所、お土産販売、さらに見学のためのスタート地点となっていました。見学が時間ごとにグループ化されガイド付きで回るようです。我々も興味あったのですが、その日の予定消化のため、ガイドツアーには参加せず、お土産を見るにとどまりました。
こちらのお土産コーナーでは事前に他の方のブログなどで紹介されていた品々が見事に販売されており、ここだけで買い物できてしまいそうな感じでした。
さらにノーベル博物館にしか売られていない、メダルの形のチョコレートがここでも買えるとの情報があったので、期待してきたのですが、あるにはあるが、ノーベル博物館のものとは違うようで、市庁舎の絵柄の金のメダルチョコでした。
さて、お土産コーナーですが、まずは各種キッチンクロス。
スポンジワイプも様々な模様のものがあり人気が高いようです。
定番のダーナホース(木彫りの馬)もあります。
木製のバターナイフも定番のようです。
次に予定していた市立図書館の開館時間が11時との事だったので、市庁舎での滞在を30分程度で切り上げ、来た時に下車したバス停で次のバスを待ちます。
10分程度待ち時間があったので、手前の橋まで歩き、改めて市庁舎の塔が見えるところで最後の一枚を撮影。
市立図書館への移動
ここからは53番のバスでOdenplanという駅を目指します。どのバス停にも液晶の表示板があるのでこれから来るバスをきちんと把握でき安心です。
今回の観光では最も中心街から離れたところでしたが、市庁舎からもバスで10分程度です。
ここは一般の図書館ですが、円形の建物のため、蔵書の配置が特徴的で観光案内では必ず紹介されているのではないでしょうか。
少し早く到着しましたが、入り口にはすでに開館を待つ人たちがちらほらといます。明らかに我々のような観光客もいれば(大きいカメラぶら下げて図書館に来るのは観光客)、一般の図書館の利用者の方々もいます。
館内見学
開館時間となり、回転扉を通り中に入ります。館内は写真などで見た通り円形のホールで壁一面に蔵書が配置されており、なかなか壮観です。
中央には閲覧用のいすや検索用のPCなどが配置されていますが、我々も含めた見学者も多く、ちょっと本を読む環境にはないようです。別にこのホールの外側にいくつか部屋があり、そちらでは地元の方などが普通に新聞や雑誌を見ていました。
ホールの裏側に回ると階段があり、上の階層に上がれます。地上階を含め、3層に分かれて蔵書が並べられていました。本は言語ごとに分類されて置かれているようで、日本語の本の棚もありました(本自体はそれほどの量はありませんが)。
観光客は一通り歩き回るとすることもなく出ていくので、思ったほどざわざわした感じはないのですが、それでもクリスマス休暇の季節、ひっきりなしに観光客らしい人が入ってきます。
地元の方々にとってはさぞ迷惑なことだと思いながら、我々も奥の部屋に席を取り、読めそうな雑誌や新聞などに目を通したりしてしばし休憩しました。
ちなみにトイレはありますが有料です。クレジットカードで利用できるので本当に現金必要ないですね。これは個人的な経験ですが、有料の施設には無料で利用できるトイレがありますが、それ以外だと有料と思っていたほうがいいと思います。
まとめ
どうしても日の出が遅いので、朝食もゆっくりめ、ホテルを出るのも同様、おまけに観光施設の開館時間も遅く、閉館は早いという状況下で、できるだけ日が出ている9時半から3時半ごろに観光を済ませてそれ以降は買い物に専念するようにして3泊4日を過ごしました。
公共交通機関を上手に使い、できるだけ効率よく回り、でも無理にあれもこれも見ようとはせず、見たいものに時間をかけるようにしました。
引き続きストックホルムでの観光に関してお知らせします。