さあ、飛ぼう!

ヨーロッパ発信の旅行関連情報

クリスマス明けのストックホルム・フェリーに乗ってヴァーサ号博物館へ

ストックホルム観光では様々な観光スポット見て回りましたが、その中でも外せない一つが今回ご紹介するヴァーサ号博物館です。

f:id:Oni-Taiji:20200111073305j:plain

博物館のあるユールゴーデン(Djurgården)まではガムラスタン(Gamla Stan)からすでに紹介したトラベルカードを利用してフェリーで移動しました。

www.oni-taiji.com

フェリーに乗る

宿泊先のヒルトン ストックホルム スルッセンからガムラスタンへ通じる橋を渡り、ほんの7-8分で船着き場に到着です(バス一駅分より短いです)。

暖冬とは言え気温はマイナス、野外でフェリーを待ち続けるのはキツイところですが、運よくそれほど待たずに船が到着しました。

f:id:Oni-Taiji:20200111081411j:plain

ガムラスタンからは定期便のフェリーが出ており、簡単にユールゴーデン側のフェリー乗り場まで行けます。真冬ではありますが、船での移動は、また一味違う風景が見れて楽しいものです。

f:id:Oni-Taiji:20200111081825j:plain

f:id:Oni-Taiji:20200111081833j:plain
f:id:Oni-Taiji:20200111081844j:plain

ユールゴーデンに到着すると、そこには様々な観光施設があるのですが、我々は目的通りヴァーサ博物館を目指いします。小雪の舞う中、徒歩で10分程度でたどり着けます(ちょうどトラムだと一駅ほどの距離ですが、フェリー乗り場から対岸の景色を見ながら岸沿いに歩くのがいいかと思います)。

そして見えてきたなんとも歪な建物。

f:id:Oni-Taiji:20200111082336j:plain

正面に回るとこれがヴァーサ号博物館でした。早速中に入ってみます。それにしても大きい建物でした。

f:id:Oni-Taiji:20200111082419j:plain

ヴァーサ号博物館へ到着

さて、我々は首尾よく事前にネット上でチケット購入しておきました。チケットはメールで届き、メール内のバーコードを見せればOKでした。

日本語サイトもありますが、博物館の説明のみでチケットは買えません。英語設定でチケット購入を進める必要があります。

www.vasamuseet.se

入場料は一人150SEK(約1730円)!

やや高い気もしますが、ここは我慢して奮発しましょう。せっかく来たのだから。

ほぼ開館時間に合わせてきていたので、すぐに中へ入れました。博物館の中はやや薄暗いのですが、いきなり目に飛び込んでくる巨大な木造船に驚かされます。

f:id:Oni-Taiji:20200111083657j:plain

ヴァーサ号の歴史

展示されているヴァーサ号は1628年の処女航海で強風に煽られ転覆、そのままストックホルム湾に沈没した当時の軍船です。

下記のサイトでは日本語でヴァーサ号博物館の説明が見れます。

ヴァーサ号博物館

333年後の1961年に引き上げられ、さまざまな保存プロジェクトの末、現在引き上げられたオリジナルの船が展示されています。98パーセント原型をとどめているそうです。オリジナルでない部分は明らかに異なる木の色でわかるようになっています。

現存する17世紀の木造船としては世界最大との事です。

見学

まずのその大きさに圧倒されます。博物館内は入場階がちょうど中間層になっており、船を取り囲むように見学路が様々な階に用意されています。

f:id:Oni-Taiji:20200111092205j:plain

この巨大な帆船をそのまま展示するのには、やや歪ではありましたが、これだけの巨大は建物が必要ですね。これでも実は、マストは第一層までしか取り付けられておらず、本来は3層構造になっているようです。

f:id:Oni-Taiji:20200111092226j:plain
f:id:Oni-Taiji:20200111092256j:plain

それぞれの階に独自の展示もあり、引き上げの模様や船上での当時の生活、帆船に関する説明、ヴァーサ号に関わった女性たちに焦点を当てた解説、当時の船に施された装飾に再現、現在の法損方法など、ゆっくりの異なる階層を見ていきながら様々な展示を見学し学ぶことができます。

f:id:Oni-Taiji:20200111093836j:plain

簡単な日本語の説明も随所で見ることができました。日本語のパンフレットもあります。

f:id:Oni-Taiji:20200111092420j:plain

後部の装飾はとにかく細かく仕上げられており圧巻です。

f:id:Oni-Taiji:20200111092430j:plain

さらに実物はこのようにきれいに色塗りがされていたようです。

f:id:Oni-Taiji:20200111093746j:plain
f:id:Oni-Taiji:20200111092451j:plain

上層部に上がっていくに従い、船上の様子も見えるようになります。また薄らですが、大砲が付きだしていた窓から船の中がうかがえます。

f:id:Oni-Taiji:20200111092954j:plain

船の前方部にはトイレもあったそうです。

f:id:Oni-Taiji:20200111093004j:plain

写真はかなり光度を上げて現像しているため明るく見えますが、室内は保存の関係をあるのかかなり薄暗く、目が慣れるまでよく見えなかった。

f:id:Oni-Taiji:20200111093619j:plain

まとめ

入館料は少し高いですが、一見の価値アリです。

そして、とにかくこんな大きな木造艦を見たことないわけですし圧倒されます。

我々は一層づつ展示も見ながらゆっくり回ったので2時間は間違いなくいたのではと記憶しています。

是非、訪問してみてください!

A29 地球の歩き方 北欧 2019~2020

A29 地球の歩き方 北欧 2019~2020