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アイルランド・レンタカーで走るダブリンからの日帰り旅行 その2

さて今回は、前回に引き続いてダブリンからの日帰りドライブ その2となります。

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後半戦紹介するところは下の地図の西の端、キルベガン・ウイスキー蒸留所とダブリンの南に位置するグレンダロッホの風景です。

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A05 地球の歩き方 アイルランド 2019~2020

A05 地球の歩き方 アイルランド 2019~2020

 

Kilbeggan Distillery Experience(キルベガン・ウイスキー蒸留所)

前回紹介したタラの丘より西に大きくかじを取り、この旅で2つ目のウイスキー蒸留所・キルベガン蒸留所に向かいます。

ダブリン市内で訪れた蒸留所と異なり、こちらは古色蒼然と言った感じの蒸留所でした。なんでも現存する最古の蒸留所との事。

期待が膨らみます!

駐車場から蒸留所の外壁をめぐり入口へ向かうのですが、その壁の黒ずんだ色と空のくすんだ曇り空が、いかにもという感じでした(伝わらないかもしれませんが💦)。

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とここで残念なお知らせが。

到着時間が遅れたため、最終の見学ツアーの時間に間にあらず、蒸留施設を見ることができないというだ失態!

リンク張っておきますのでご興味がある方は事前にツアーの予約かせめて時間だけでもご確認ください。

Kilbeggan

それでもめげずに施設内で自由に動けるところを見て回りました。

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少しくらいは建物の中も見れるようになっていたので、かつての蒸留施設なども見て回りました。

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蒸留所のシンボルのような煙突。

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これはかつてのモルトとお湯を混ぜて発酵させるための『麦汁』を作る炉でしょうか?

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ここは前回訪れたTeelingとは異なり、今も小規模で運営しており、Teelingで見た近代的な設備は見当たらない感じでした。

さて、我々は見学ツアーにはちょっとの時間差で合流できなかったものの、ツアーを終えて試飲ルームに出てきた人たちに交じり、試飲だけはさせてもらいました(有料です)。

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試飲したウイスキーは左から、シングル・グレン(穀物から作られたウイスキー)、ブレンド(比率はわかりませんが、モルトウイスキーとグレンウイスキーブレンド)、シングル・モルト8年物(一種類のモルトから作られたウイスキー)。

小型のポットスティルで小規模に作られているとのことですが、やや個性的な部分もありますが、癖があるというほどではありません。

普段は、イギリス中心にアイラ島やスペイサイドのウイスキーを飲んでいるせいか、そこまでの個性や華やかな香り・味わいという感じではない気もしました。

残念ですが、ここでも購入は見送りました。

Glendalough(グレンダロッホ)

キルベガン蒸留所を後にした我々は、今日の最後の目的地、グレンダロッホに向かいました。

ここを訪問するきっかけは、この地区にあるグレンダロッホ大聖堂(廃墟)とその周りの古いお墓を含めたエリアの写真を目にしたことからでした。

途中、Glenealo Valley を通り抜けるときの風景。

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グレンダロッホは森と湖に囲まれた山間にあるかつてのキリスト教の聖地のひとつと言われているところです。

特にグレンダロッホ大聖堂を中心としたエリアには当時の雰囲気を伝える建物などがあります。

まずは入り口の門(The Gatewayをくぐり中に入っていきます。どんより曇った空の下、時間もすでに夕方近く、日の長い夏なのに森と山に囲まれたこのエリアはとてもひんやりしていました。

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門を抜けると古い墓石が並ぶ場所に出ます。十字を象った墓石が多く並んでいます。

ここはかつて初期のキリスト教時代の名残のある聖地だったところ。

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その中央にあるのがこのグレンダロッホ大聖堂です。

すでに屋根はなく、壁のみがかろうじて残っているだけです。

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建物の中に入ることもでき、中から当時の構造の一部を見ることができます。

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また墓石が立ち並ぶ向こうには Roundtower と呼ばれる塔が立っています。写真下部の大きな窓が実は入り口との事(地上から数メートルはあります)、当時は梯子などが掛かっていたのでしょうか?

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また、森のほうへ続く道を進むと St. Kevin's church と呼ばれる小さいチャペルのような建物があります。

それにしてもほとんど人がいません。

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ここからは森の中に道が続き、やや離れたところにある湖まで森の中を散歩できます。
すでに夕方の時間帯であり、夏とは言えこの薄暗い天気なので、少し迷いましたが湖まで歩くことにしました。

小川を渡る橋の上から、偶然一匹の鳥を発見。

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早速、望遠で撮影に成功!名前はわかりません。

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さらに森の中の道を進むとこんな景色も!とにかく森の匂いでいっぱいです。

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途中、グレンダロッホ・アンダー湖の脇を通り、さらに進み森を抜けると広々とした広場とその先にグレンダロッホ・アッパー湖が現れます。

ここまでくると、多くはありませんが観光客も数組いました。

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静寂と森の匂いが思い出となるグレンダロッホでした。

ここもアイルランドに来てよかったと思える素晴らしいところでした。

A05 地球の歩き方 アイルランド 2019~2020

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最後に

この旅では2日をダブリンの観光に当て、郊外への旅行はレンタカーを利用した1日だけでした。もちろんもっともっと行ってみたかったところがいっぱいあるのですが、時間の制約もあり、とにかく一日で回れそうなところだけ、頑張って回ったて感じです。

アイルランドの高速道路は有料区間と無料区間があります。特にダブリンの周りには有料区間があるようです。幸い、今回の旅では、有料区間を走るケースは無かったのですが、高速道路の利用方法は国によって異なるので、事前チェックが欠かせません。

あまり参考にはならない情報ばかりですが、写真から少しでも雰囲気が伝わればと思います。

ちなみに車を借りる際に、レンタカー会社の人に北アイルランドまではいかないよね?と聞かれました。基本まだEU域内なので行っても問題ないと思うのですが、あれは何だったのでしょうかね。 

www.oni-taiji.com

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