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カタール航空(Qatar Airways) ビジネスクラス フライトレビュー A350(Qsuite)

カタール航空ビジネスクラスQsuiteのレビューです。

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フライトデータ

ドーハー羽田(Airbus A350-941)

QR812便 Dep. 06:45 Arr. 22:40(実際のフライト時間9時間27分)

当初の予定では機材は新導入のA350-1000となっていましたが、Flightrader24で確認したところ当日の機材はA350-900となっており、実際に乗るまでQsuiteとかどうか不安でいっぱいでした。帰りの羽田ードーハ間も同様にA350-900でした。よくよく前出のFlightrader24で確認したところきちんとA350-1000は予定通り羽田線に導入されておりますが、日によっては900がアサインされるようです。まあ乗る方としてはQsuiteであればそれほど問題ないかと思います(とは言え1000のほうに乗ってみたかったというのが正直なところです)。

初めてのQsuite

Qsuiteの座席の配列はすでに多くの方がブログや動画で紹介していることと思いますが、独立した向かい合わせタイプの座席になっており全席直接通路に面しています。

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今回利用した座席は1K、つまりファーストクラスの設定のないこの路線では一番前の席で進行方向右側の窓側の席になります。

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Qsuiteの配列では、直接窓際の席は後ろ向きの席になり、通路側に寄った席だと進行方向に向いた席となります。窓からの眺めも期待していたので、今回は後ろ向きではありますが、窓側の席を予約しました。

搭乗口からシートへ案内され、Welcome Drinkの注文を聞かれ、簡単な座席の機能などの説明を受け席に座ります。シートベルトですが、後ろ向きの席は通常のシートベルトですが、前向きの席は自動車などと同じ三点式シートベルトとなっています。

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ウェルカムドリンクはミント入りライムドリンクをお願いしました。これかなり気に入り帰りのフライトでも必ずお願いしていました。

アメニティはその前のA380のフライトでもらったBRIC'Sの色違い(今回は緑色)のポーチとなります。今回の旅行では4フライト乗りましたので、一気に4つもらい、実際、家に帰ってからやや持て余しています。

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出発までの時間は、CAの方の自己紹介を受けたり、食事メニューを眺めながらゆっくりと時間を過ごせます。ただこのタイプの機材は、写真の様にように中央上部に広々とスペースを取っている代わりに機内荷物入れは窓側の席の上にしかないため、一人2つ程度持ち込むとかなりギリギリな感じでした。

また、Qsuiteの場合も基本的な座席配列は1-2-1となっておりサイドテーブル等をしっかり設定している関係で広々という感じではありません。それでも、ドアを閉めた時の個室感はほかの航空会社のビジネスクラスでは味わえない良さがありますね。

また、このフライトは8時間以上のフライトとなるため、イギリスのTHE WHITE COMPANY製のカタール航空特製パジャマがもらえます。

座席の操作に関しては、サイドテーブルの下に写真のように配置されています。個人的にはA380のほうが好きな姿勢を取りやすかったイメージです。

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さて、今回は深夜にドーハに到着、その後ラウンジで夜明かしして朝の6時45分にこのフライトに乗った関係で、かなり眠くて仕方がない状態でした。そのため食事は、羽田到着2時間前にすることを伝え、早々に眠ることにしました。8時間以上のトランジットだと無料でホテルがアレンジされるようですね。私の場合、時間通りでも6時間程度のトランジットだったため、ラウンジで夜明かしとなりました。

離陸、そしてフライト中の機内

15分遅れの午前7時に出発した飛行機は、インドの方向に向かうのかと思いきや北へ進路を取るんですね。

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ところどころ目を覚ますたびに場所を確認していたのですが、どうも北上してイランを突っ切り、アフガニスタンより北を西に向かい、中国を横切るルートのようです。知らない地名ばかりでしたが、途中でウルムチという中国ウイグル自治区の地名が地図上で確認できました。

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フライト中の映像も機体前方、下方、尾翼からの映像が見れますが、映像の質がA380の場合とは段違いで、こちらのほうがはるかにきれいに映っています。

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機内食に関して

機内食に関しては早朝のフライトということだからか、朝食メニューが配られています。とは言え羽田到着は午後の10時過ぎなのだから、別にあるのかと思いきや、この中から好きな時に好きなものを選べますが、これ以上のメニューはありませんでした。

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これから日本へ向かうのに和食もないだろうと思いつつ、和食懐石をお願いしてしまいました。結果的には後悔しました(帰りの羽田発の便で食べた和食懐石はおいしかったので、やはり積み込む場所次第でしょうかね)。

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また、量もそれほどではなかったので、食事後ほんの一時間で、もう一度簡単なものを食べたくなり、パンとヨーグルトだけお願いしました。

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羽田到着

長いフライトも終わりとなり、飛行機が羽田に向かい高度を下げていきます。

窓から見える夜景はすべてピンボケ+手振れで、今回紹介できるのはモニター越しに見た羽田への着陸だけです。

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無事羽田のターミナルに到着。

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初めてのカタール航空、初めてのQsuiteですが、CAの方々はみな親切で、また機内も綺麗に保たれており全体としてとても心地のいいフライトでした。もちろんマニュアルに沿った完全なケアーは日系のキャリアのほうが上であると思いますが、これはこれでアリだと思います。また機会があれば乗ってみたいと思います。