ポルト旧市街の一角にあるホテル、MayStay Porto Batalhaをレビュー
この春(2019年)にポルトガルのポルトに宿泊した時のお宿をレビューします。 www.booking.com
ホテルへのアクセス方法
場所はタイルの壁面で有名なサン・ベント(São Bento)駅の裏手になるのですが、ポルトの町をご存知の方はわかるかもしれませんが、とにかく激坂の多い町なんです。ちょうどホテルの場所も、サン・ベント駅からだと駅の横の道を進めば数百メートルなのですが、激坂です。とても旅行鞄を持って登る気にはなれません。
それと空港からこのホテルに地下鉄(Metro)で向かう場合、サン・ベント駅に行くには途中で乗り換えが必要です。
という事で、地下鉄乗り換えなしで行けるボリャン(Bolhão)駅にて下車、そのまま、ショッピング街のサンタ・カタリナ通りを南下し、サント・イルデフォンソ教会を目指します。
教会が見えると通りの名前がバターリャ広場となり、メルキュールホテルを目印に脇道のマデイラ通りに入ります。そこから激坂をやや下ると私たちが宿泊したホテルに到着です。
ホテルの入り口とエントランスホール
ホテルの入り口は、マデイラ通りを少し下った坂の途中にあります。
セキュリティーに関しては、まず上部写真の黒い鉄格子できたドアの横にパスワードを入力します。そのあとさらにその内側にガラスのドアがあり、二つ目のパスワードを入力するとフロントのあるエントランスフロアーに入れます。
フロントデスクは大体ですが朝から夜の8時ごろまでは人がいますが、必ずしもではないようで、宿泊前にはメールで大体の到着時間を聞かれます。つまりかなり小サイズのホテルです(でもMyStayの名前でチェーン化されています)。
最近オープンしたばかりなのかもしれません。室内の設備を含め、真新しい感じがします。
エントランスホールを階段から眺めるとこんな感じです。建物自体は相当古いのでしょうし、決して広くはありませんが、すっきりしたデザインでまとめられています。
客室はフロントの上の階(ヨーロッパでいう1階)から4階までで、各フロアーに4-5部屋といった感じです。上層の3-4階にはバルコニー付きの部屋もあります。
またこれもヨーロッパの古い建物らしく、建物中央に回り階段があり、その吹き抜けにエレベーターが設置されています。
エレベーターは非常にゆっくりで、動いているのか心配になるぐらいです。さらにエレベーターの乗り物は2面は壁がありますが、もう二面(つまり入り口側とその裏側)は何も取り付けがなく、エレベーターが昇降する筒の部分がカラス面でできています。
乗り降りするドアもそのガラス面にあるのみでエレベーター自体にはドアはありません。その代わりセンサーがエレベーター内に設置されており、人や物が筒になっているガラス壁に近づくとセンサーが反応しフロントの階まで下がってしまうそうです。
我々は2人で一泊分の装いで乗りましたが少しでも動けばセンサーが反応してしまうそうで、荷物を持った状態ではなかなか大変でした(特にリュックサックは自分では見えないので注意!)。正直言って最初の一回のみ使用し、それ以降は階段を利用しました(そのほうが10倍以上速いです)。
部屋の紹介
予約した部屋ですが、バルコニー付きのダブルルームを取りました。割り当てられた部屋は401号室。南向きの4階(日本風に言うと5階)のバルコニー付きの部屋です。
部屋自体は決して広くはないですが、清潔で真新しい印象でした。ベットの硬さも問題なく(やや幅は狭い)、寝心地も悪くありません。またエアコンもあるので暑い日も大丈夫ですね(この日は最高気温27度でした)。
よく朝に気づきましたが、隣の部屋の音はかなりはっきり響いてきます(歩く時の床の軋みやドアの明け閉めなど)。お一人だったのでしょうか?声は聞こえませんでした。また夜も静かにされていたようで、翌朝まで音のことは気になりませんでした。
トイレや洗面台、シャワーはこんな感じです。シャワーのお湯の出も申し分なく、快適に旅の疲れと汚れを流し落としてくれます。アメニティーは石鹸2個、シャンプー(ボディー・髪兼用)が2袋、シャワーキャップ2個でした。袋入りシャンプーなので2回入りたい場合、使い切らないよう注意が必要です(もしくは持参することをお勧めします)。
ご覧のようにトイレ・バスルームも新しく、明るく、清潔に保たれていました。
部屋はマデイラ通りに面していますが、正面にメルキュールホテルが聳え立っており、視界を塞がれております(さらに向かいの部屋からお互い丸見えです)。とは言え、サン・ベント駅側に目を向けるとこんな感じに視界が開けています。正面左手には、クレリゴス通り、クレリゴス教会が見えます。
そしてバルコニーの先のほうへ行けば、クレリゴス教会の塔もちゃんと見えます。
朝と夕方でこんな感じに雰囲気が変わります。町を歩いて疲れて戻るとちょっとここでゆっくりできるのがよかったですね。部屋の中で寛ぐのとは、また違ったリラックス感を味わえます。
朝食について
朝食はフロントのちょうど裏側のラウンジとなります(建物の裏庭側になります)。一部はサンルームとなっており、裏庭に面しているとは言え明るいです。
準備されている食事ですが、かなり一般的にパンが数種類、ハムやチーズ、はちみつやジャム、バター、ヨーグルト、シリアル、ケーキ、フルーツに2種類の果物ジュース、コーヒー、紅茶といった感じです。
朝食は8時からと一般的なホテルに比べるとかなりゆっくりとしたスタートです。
8時過ぎに行きましたが、我々が一番早かったようです。予約の際に、朝食込みで予約しましたが、朝食はオプションのようで、我々が食べている間に訪れたのは他に2グループだけでした。
その分、居座って、ゆっくり食べて、その日のプランをゆっくり話せましたけど。
終わりに
今回は1泊のみでしたが、観光を考えた場合、かなりいい位置にあるホテルだと思います。まず、電車でポルトに入る場合、サン・ベント駅にかなり近い(坂道はきついですが)、また空港からのアクセスはボリャン駅までMetroで一本で来れる。
大聖堂まで坂道を下ると大体10分とかからずに到着できるし、そのままドン・ルイス1世橋を渡り対岸までもすぐに行けます。
また、ショッピング街へはボリャン駅へ向かえばまさにその通りで様々なお店を見て歩けるし、いったん坂を下り、また昇ることになりますが、クレゴリウス教会を中心とした旧市街中心部へも10分程度でアクセスできます。
ほとんどのところに歩いてアクセスできるのがとても便利でした。
また、ホテルの方も親切で、とても居心地のいい滞在となりました。