ドイツ・ニュルンベルクの名物料理と言えばニュルンベルガーソーセージ。そしてフランケンワインを楽しむ話がよく旅行関係の本や雑誌に紹介されていますが、今回はニュルンベルクの地ビールを楽しむことをメインに夕食のお店を探しました。
今日紹介する2軒とも、とてもおいしい赤ビール(Rotbier)を楽しめました!
Bruderherz Brauwerkstatt
まずは一軒目のBruderherz Brauwerkstatt。ニュルンベルク中央駅を出て、すぐに目に入るKöningstor(王の門)から歩いて5分ぐらいのところにある地ビールが売りのレストランです。
予約をしていない場合は、遅くても18時までに行くと入れる可能性が高くなりますよ。店内だけでも広いレストランですが、週末などは19時、20時には予約でいっぱいになる可能性があります。
我々も20時までということで、テーブルを確保することができました。


店内のつくりはモダンで、一見自家製ビールを出す感じではないのですが、メニューを確認するとしっかりと載っています(Hausbierと書かれているもの)。
ニュルンベルクにはRotbier(赤ビール)というビールがあるというのを知り、迷わずそれを注文しました。ニュルンベルグの名物ビールだということに加え、プラハで飲んでとても美味しかった地ビールが英語名「Vienna Red」だったので、これは是非とも飲んでみなければ、ということでさっそく注文です。
まずは一杯!
なかなかマイルドで飲みやすい、それでいてしっかりと味とコクがあります。
日本のビールのようにひりひりした感じはなく、泡もムースのように細かい。とにかくまろやかで味わい深いビールでした。
とっても美味しくて、グイグイ飲み進めてしまいます。他のビールも飲んでみたかったので、小グラス(300㎖)を注文したこともあり、料理が来る前に無くなりそうでした。


料理は、ウィーン風カツレツ(シュニッツェル)と鶏肉入りサラダ。
大衆ドイツレストランのお料理のボリュームはかなりのもので、もちろんこれだけで2人ともおなか一杯です。
ちなみに、ウィンナーシュニッツェルは子牛肉の料理ですが、ドイツのレストランの定番といえるウィーン風シュニッツェルは豚肉の料理です。
料理を食べながら、もう一杯。
今度はモルトの香りがはっきり残る黒ビールと明るい色のケラービール(無濾過のラガービール)。
これも泡がクリームみたいに細やかで、味わいもキリキリしておらずまろやかでゆっくりと楽しめるビール。
ビール300㎖を2杯ずつとドイツ料理を食べて、とにかくおなか一杯。
ドイツでは一皿の量が十分なので、食事にかかる時間は大体1時間がいいところ、これ以上ゆっくりしようにもおなか一杯で、食べられないし飲めないって感じです。
次の予約の人(20時)まで1時間も残し、余裕で終了となりました。
食事代は、2人で37.20ユーロ(約4500円ぐらい)でした。
Hausbrauerei Altstadthof
赤ビールはかつて中世の時代には30件以上もの作り手がニュルンベルクだけでもいたようですが、チェコで造られたピルスナーにおされ、一時はすっかりすたれてしまったようです。
この醸造所は1999年より昔の製法で赤ビールを復活させたらしいです。
小さいお店なので、この日は夕方16時半頃に訪問しました。本当に運よく席が空いており、予約なしで席を確保できました。
ということで、まずは今日も赤ビールでスタートです。
またまた食事が来る前に無くなりそうになり、途中からちょっとピッチを抑えます。
今日もウシさんはシュニッツェル、ブタさんはお肉入りのサラダ(お肉はメスの七面鳥です)とお決まりの注文です。ドレッシングに使われているお酢はワインビネガーならぬ赤ビールビネガーだそうです。


このお店のビールは小が200㎖で大が400㎖だったので、1杯目に400㎖を頼んだのですが、それでも最後まで持つわけはなく、お次を注文。
赤ビールがおいしいので、どうしようか迷いましたが、他のビールも飲んでみたい気持ちが勝って、黒ビールと白赤ビールにしました。白赤ビールとはその名の通り、小麦と赤大麦から造られたビールだそう。さすがに、お腹もくちくなってきていたので、2杯目は小にしました。


今日のビールも、それぞれ個性がありどれも美味しく大満足。楽しめました。
小さいお店なので、可能であれば予約をしたほうがいいかと思います。予約しないのであれば、食事時を外さないとノーチャンスと考えたほうがいいぐらい混んでます。
こちらの食事代は、2人で35.10ユーロ(約4300円ぐらい)でした。
ソーセージも食べる
一応ニュルンベルクに来た以上、ニュルンベルガーソーセージは食べます。
なんとなくソーセージは屋台などで買って立ち食いのほうが好きなので、結構有名な店ですが、パンに3本のニュルンベルガーをはさんでくれるサンドイッチバージョン(?)があるお店で食べることにします。
ということで、ちょっと小腹が減ったときに購入。
知らない間にずいぶん値上がりしていますが、そこは気にしないようにします。


好みでマスタードをつけて齧り付きます。しっかり炭火で焼かれたソーセージは香ばしくジューシー。こういうのを食べると、ドイツのソーセージの美味しさを再認識します。
もちろん、レストランで席についてお皿に盛られたソーセージと付け合わせのザウアークラウト(ドイツ名物キャベツの漬物)あるいはザウアークラウトの煮込み(?)を食べることができます。ソーセージの本数もいくつか選択肢があったりします。
まとめ
今回の訪問は観光というより、マリオットのステータスマッチのためのホテルに宿泊することがメインの旅でしたが、久しぶりのニュルンベルク(多分20年以上来てない)を思っていた以上に楽しむことができました。
何より赤ビールに感動です。チェコで飲んでから大好きになりましたが、ドイツの赤ビールもおいしいことがわかり嬉しい限りです。赤という名前が入っているも同種のものかどうかは不明ですが、親類っぽい味ではあったような気がします)、
現在では、赤ビールといえばベルギーらしいですが、ベルギーに行ったときには是非、ベルギーの赤ビールも飲んでみようと思います。